先月15日のアークランドサカモト(9842)を皮切りに小売企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表がスタートしています。その決算発表も7月に入って一段と本格化し今週も昨日までに40社近い企業が決算を発表しています。そこで今回は13日から15までの決算発表をまとめてみました。
そのなかには新型コロナウイルス感染拡大を受けて大幅な営業減益や営業赤字となる企業も少なからずみられました。しかし、その一方で良好な見通しを発表し株価が大きく上げた企業もみられます。例えば14日に決算を発表したスーパーのイズミ(8273)は未定としていた2021年2月期の業績予想と配当予想を発表し、営業利益を前年同期比4%余りの増益見通しとしたうえ、配当も前期と同額を維持するとしたことで決算発表翌日に株価がストップ高となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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