(本記事は、尾藤誠司氏の著書『医者のトリセツ 最善の治療を受けるための20の心得』世界文化社の中から一部を抜粋・編集しています)

絶対に飲まなければダメ? 薬が増えるカラクリ、減らすコツ

創薬
(画像=PIXTA)

「薬だけでおなかがいっぱい。ご飯が食べられない」と訴えたら、食欲増進の薬を出された──。

こんな冗談のような話が現実に起きています。

つい薬を増やしがちな医師の思考回路を理解し、薬の種類と量を必要最低限に抑えるための対応を考えておきましょう。

●薬は「3種類」しかない。カテゴリーに分けて整理する

血圧と血糖値とコレステロール値を下げる薬が処方され、副作用対策でむくみや便秘を解消する薬が加わり、眠れないと訴えると睡眠薬が足される──。薬は増える一方です。

その主な理由は、「手術という治療手段を持たない内科系の医師は、(生活習慣のアドバイスもするけれど)薬を出すことで患者さんを治しているという感覚に陥りやすい」からだと考えられます。

そのため、前回出した薬が効かなかったり、新たな症状を訴えられたりすると、薬をプラスして目の前の患者さんの困り事を何とか解決しようと考えるのです。そこでもし患者さんに"薬は飲みたくない"と単刀直入にいわれてしまうと、「何しに来たの?」と感じてしまうことが、ないとはいえません。

処方されるがままに薬を受け取っておきながら飲まないのは、経済的にも無駄ですし、医療的にも問題あり。では、どうしたらよいでしょうか。

医師と合意のうえで必要最低限の薬にとどめるための、ちょっとしたコツがあります。「薬は三種類しかない」ことを知り、カテゴリー別に整理するのです。

1つ目は大きな病気にならないための薬。血圧やコレステロール値、血糖値が高いなど慢性的な疾患を抱えているときに、それが進行して心臓病や脳梗塞、糖尿病などの重い合併症を起こすことを予防するための薬です。比較的長いスパンで飲み続けることが多いので、緊迫性次第でスタートの時期を先延ばしにしたり、薬の種類や量を減らしたりできる可能性があります。

2つ目は病気そのものをやっつける薬。細菌やウイルスを殺す抗生物質や抗がん剤などで、医学的必要度はかなり「高」。副作用や使用期間を確かめたうえで医師の指示に従ったほうがいい薬です。

●自己判断で減らしやすいのは、「症状を和らげる薬」

3つ目が症状を和らげる薬。風邪など急性の病気に対して処方される痛み止め、咳止め、解熱剤、抗アレルギー薬などがこれにあたります。つらさの程度や耐えられる度合いで必要度を判断できるので、だいぶよくなった、これくらいなら我慢できると感じたら自己判断でやめても問題のない場合が多い薬です。

もともとの処方を減らす方法もあります。診察時に「薬は何種類くらい出ますか?」と聞いて説明を受け、「頭痛はそれほどつらくないので痛み止めは必要ないです」などと症状の程度を伝えながら先手を打つのです。

薬が多すぎる場合、品名は異なっていても同じ成分を含む薬がダブって出ているケースが少なくありません。特に複数の医療機関と薬局にかかっている場合に起こりがちな盲点。「おくすり手帳」、あるいは飲んでいる薬の一覧を書き出したメモを医師に見せて、確認してもらうことが大事です。

薬のケーススタディー

●case1 「薬が効かない。よくならない」と医師に訴えたらさらに薬が増えてしまった

1週間前に風邪で受診したAさん(52歳)。発熱と喉の痛みと鼻水を止める薬と胃薬を処方され、指示どおりに飲みました。熱は下がり、喉の痛みも和らいだのですが、他の症状は代わり映えがせず、すっきりと治った気がしません。

再診時、医師に「どうですか?」と聞かれたので、「あまりよくなった印象がないのです。特に咳がひどくて」と現在のつらさを訴えると、あらたに咳止めが加わり、薬が五種類に。全体的には快方に向かっているのにどうして薬だけが増えたのだろうと納得がいきません。

【患者の心得】漠然とした報告は薬を増やす。症状の変化を具体的に伝えよう

患者さんに漠然と「治らない。薬が効かない」といわれると、医師は本能的に薬の種類や量を増やそうとします。「熱は下がりました。喉の痛みは半分くらいになりました。だるさは変わりません。咳はむしろひどくなりました」などと症状の変化とその程度を具体的に伝えると、医師は必要な薬に絞る判断をしやすくなります。

また、最初に出された薬が効かなかったからといって、すぐにクリニックを変えるのは得策ではありません。医師は薬のカードをいくつか持っていて「弱めの薬から出して様子をみる」という医師なりの作戦を実行していることが多いのです。

●case2 「予防薬は飲みたくない」と上手に医師に伝えるには?

高尿酸血症と診断されたBさん(58歳)。好物のビールやレバーを控え、カロリーの摂りすぎに注意してきましたが、仕事のストレスや運動不足は思うように改善できず、尿酸値が8.5mg/dlをオーバー。医師から薬物療法を強くすすめられました。

痛みに強いことが自慢のBさんは、頑固な薬嫌い。「予防のための薬は飲みたくない。痛風になっても死ぬわけじゃない。なったらそのときに考えるさ」と密かに腹をくくっています。とはいえ主治医との良好な関係は壊したくなく、角が立たないようにどう伝えたらいいか悩んでいます。

【患者の心得】「踏ん切りがつかない」といって先延ばしにするのも1つの方法

Bさんのように確固たる信念で「薬は飲みたくない。予防薬は必要ない」と考えるなら、医師も尊重し耳を傾けるべきです。

処方された薬を飲まないという行為は、医師の診療計画に水を差し、信頼関係を損ねかねず、かといって「薬は嫌だ」と好き嫌いを主張しても、医学的に必要と考えている医師との溝は埋まりません。「私は痛風という病気がそれほど怖くない。なったときに対応を考えるので、今は薬を飲まずに数値の経過を見ていきたい」と論理的に伝える。あるいは「踏ん切りがつかない」という表現で先延ばしにするのも、穏便に事を運ばせる手段の1つです。

●case3 薬の種類が多すぎて、うんざり

以前から飲み続けている便秘薬、めまいの薬、貧血改善の鉄剤、抗アレルギー薬に、高脂血症と高血圧の薬が加わり、薬が六種類に増えてしまったCさん(五五歳)。毎日、薬を見るたびにうんざりしています。

【患者の心得】五種類を超えたら整理について相談を

一度に飲む薬の目安は5種類まで(高齢者は7種類)。これ以上は明らかに多すぎます。長年飲んでいる薬を急にやめるのも心配なので、同じような作用の薬が3種類あれば2種類にするなど、少しずつ減らしていくための相談を主治医に持ちかけましょう。

代替療法、どう提案する? 西洋医学以外の方法を試してみたいとき

治りにくい神経痛やしびれが、鍼灸やカイロプラクティックなどで改善することはしばしばあります。

しかし、西洋医学を生業とする医師が代替療法全般を否定的にとらえがちなのも事実。

医師との関係を良好に保ちつつ、代替療法の力を上手に活用する方法とは?

●医師はなぜ、代替療法をうさん臭いと思うのか

私たちが一般的な病院やクリニックで受けるのは主に西洋医学に基づく医療で、多くが保険診療の範囲内です。しかし、世の中にはそれ以外のいわゆる代替療法が数多く存在します。漢方薬、鍼灸、カイロプラクティック、サプリメント、あるいは〇〇療法などのさまざまな民間療法がこれにあたり、大半が健康保険のきかない自由診療です(漢方薬と鍼灸は保険診療になる場合がある)。

西洋医学の医師(以下、医師)の中には代替療法を否定的な目で見る人も少なくありません。「整形外科医にカイロプラクティックに通いたいといったら嫌な顔をされた」などはよくある話。実際に効果のあるケースが少なくないにもかかわらず、なぜ代替療法を煙たがる医師は多いのでしょうか。

保険診療は、臨床研究を経て効果が証明された科学的根拠に基づく医療です。どの医療機関でどの医師が行っても同じクオリティであることが前提で、料金も一律。多くの医師は「お金のためではない。患者さんのために最高の医療を提供している」との倫理観から、効果の根拠が曖昧で金額の設定も自由な代替療法を"うさん臭い"という色眼鏡で見がちなのです。

そんな医師との関係を良好に保ちながら、西洋医学・代替療法の区別なく、患者自身にとって最良の手段を選択したいものです。

●健康や命にかかわる問題を1つの医療にゆだねすぎない

多くの場合、医師は代替療法に関する知識を持たず、肯定も否定もできないのが正直なところです。「そんなものは効かない。やめたほうがいい」と一刀両断する医師は感情的になっている可能性が高く、良心的な医師は「わからない」と答えるでしょう。同様に、薬の副作用を必要以上に強調するなど西洋医学を悪と決めつける代替療法の提供者にも注意が必要です。患者さんの利益を第一に考える医療者・治療者なら、必要に応じてこちら側の情報を相手側にすすんで提供するくらいのスタンスに立てるはずです。

代替療法は宣伝が自由なので利用者は多くの情報を得やすく、しかも魅力的な内容に偏りがちです。これを患者が見極めるのは難しく、医師から西洋医学的な見解を引き出し、判断材料の1つとすることも重要です。

また、がんが再発し抗がん剤が効かなくなるなど、西洋医学では治す手段が尽きてしまうシビアなケースで代替療法に望みをかける患者さんは数多くいます。

その場合も西洋医学とのつながりを断ち切らないことが重要だと考えます。痛みや苦痛を和らげる緩和医療の分野で西洋医学の技術はかなり進んでおり、有効活用しない手はありません。健康や命にかかわる問題を、西洋医学か代替療法かの片方に極端にゆだねすぎないことが大事なのだと思います。

代替療法のケーススタディー

●case1 巷で話題の〇〇療法。効果があるかと尋ねたが、医師は「わからない」という

大人になってからアトピー性皮膚炎を発症したAさん(51歳)。皮膚科のクリニックで塗り薬や飲み薬による治療を続けていますが、なかなか改善しません。副作用も心配で、ほかの治療法を探していたところ、インターネットで特殊な入浴剤を見つけました。1ヵ月分で1万円と決して安くはないのですが、体験者の喜びの声も多数掲載されています。興味を持ったAさんが主治医に記事を見せて「これは効くでしょうか」と聞くと、「わかりません」との返事。医師は代替療法についてノーコメントなのかとがっかりしています。

【患者の心得】"効くかどうか"ではなく、"害があるかどうか"を聞く

星の数ほどある代替療法のほとんどについて医師は知識を持っておらず、効くか効かないかについては判断のしようがありません。したがって「わからない」と答えた医師は正直で良心的だといえます。

しかし、医師は代替療法に関して何もアドバイスができないわけではありません。たとえば「その入浴剤に含まれている〇〇成分はあなたの症状を悪化させかねない」など、害があるかどうかを西洋医学的見地から推測することができます。医師には、代替療法の効果ではなく起こりうる害を尋ねると実のある答えを得られ、行うか否かの判断材料の1つとなります。

●case2 カイロプラクティックを試してみたいが、医師の機嫌を損ねたくない

Bさん(51歳)は、4、5年前より左の腰から足にかけての痛みとしびれに悩まされています。整形外科で坐骨神経痛と診断され、鎮痛剤を飲みながら理学療法を受け続けていますが、症状は一進一退で思うようによくなりません。

以前から興味を持っていたカイロプラクティックを試してみたいのですが、親身に治療を続けてくれる医師の機嫌を損ねるのではないかと心配で、なかなか言い出せずにいます。信頼している医師に黙って始めるつもりはなく、どう話したらよいか迷いながら今日も痛みに耐えています。

【患者の心得】五分五分でなく、あくまでも医師を"主"として相談する

西洋医学と並行して代替療法を試そうとする場合は、できるだけ医師の感情を刺激しないよう穏便に伝えるに越したことはありません。1つの症状に異なるアプローチで向き合う"ライバル"の関係だともいえるからです。

まず、報告ではなく相談の形で事前に話すこと。そして、自分の中で重点を五分五分に置いているとしても、あくまでも現在の担当医が主であるとのスタンスを崩さないことです。例えば、「先生の治療を続けながら、カイロプラクティックがどういうものか一度試してみたいのです。結果は先生にもご報告します」のように話してみるとよいでしょう。

●case3 医師がなぜか鍼灸に懐疑的だ

Cさん(五三歳)のかかりつけ医は、更年期障害には積極的に漢方薬を処方するのに、五十肩を訴えても鍼灸をすすめようとしません。効果を疑っているのかと不安です。

【患者の心得】自信が持てない理由を理解する

漢方医療に精通していない医師でも、漢方薬は処方する采配をふれる分、身近に感じることができます。一方、直接手を下せない鍼灸は自分の領域から遠い印象があり、自信を持ってすすめられないのです。五十肩に対する鍼灸治療は保険診療ですので、効果を疑っているのではありません。

ネットの情報は信じるに値するか? 信頼できる医療情報の求め方、活かし方

医師の診察や治療を前に、当たり前のようにインターネットなどで情報を収集する時代になりました。

しかし、情報が多すぎて何を信用したらいいのかわからず、結局何も解決せずに終わることもしばしば。信頼できる情報を見分け、医師と共有して医療に活かしたいものです。

●ネット情報の特性を知り、検索の深追いは避ける

インターネット上に溢れる大量の医療情報に振り回されて、見当違いな不安に陥ったり、間違った自己判断を下してしまう人が増えています。病院選びや診断、治療法など私たちの健康状態や生死をも左右しかねない医療情報は、飲食店などの情報に比べて、より慎重にとらえ、扱わなければなりません。

ネット社会を生きる現代人には、医療情報の持つ特性を知り、玉石混淆の情報を見分けて、正しく活かす術を身につけることが求められます。

病院や名医の口コミ情報に投稿されやすいのは、よきにつけ悪しきにつけ強烈な体験で、大半の人が持つはずの中間的な感想は反映されにくいものです。また何百人もの医師を抱える大病院の評価と、個々の医師の評価が一致しないことはいうまでもありません。そして「頭痛」「めまい」など症状を入力して検索したときに表示される無数の情報の中には、命にかかわる難病や聞いたこともない珍しい病気が必ず混ざっています。

インターネット検索を深追いすると、ろくな情報にたどり着きません。悪い情報ほどインパクトが強く、無視しにくいものだからです。こうして追い立てられるように検索を続けるうちに最悪のシナリオができ上がり、一人で絶望してしまう──。ところが実際に診察してみると、まったくの取り越し苦労であるケースが大半なのです。

一部分を切り取り、不自然に強調した情報が少なくないことも知っておく必要があります。たとえば「〇〇薬の副作用」。すべての薬に作用と副作用があるのに、一方だけを取り上げて危険だと煽る情報が公平だとはとてもいえません。偏った情報を鵜呑みにして、医師に処方された薬を勝手にやめたりするのは危険極まりないこと。診断し、治療法を組み立てるのはあくまでも医師です。

●なぜこの情報を話題に出すのか、はっきりした目的を持って聞く

自分なりに吟味して取捨選択した情報は、医師に伝え、医療に生かさなければ意味がありません。それが症状改善のヒントになることも考えられますし、医師も患者の得た情報を共有したいのが本心です。

一方で医師には「自分はこの病気に関する情報の圧倒的優位者である」との意識があり、疑われ、否定されたと感じると傷ついてしまう繊細さも持ち合わせています。

そんな医師に、自分が独自に得た情報を上手に伝え、医療に生かすにはちょっとしたコツが必要です。まず、患者はあくまでも素人であるとのスタンスを崩さないこと。そして"自分は何のために、この情報についての医師の意見を聞きたいのか"を、具体的な意図を添えて伝えること。いずれにしても、医師の診断に勝る情報はないとの認識を持つことが大事だといえます。

ネット情報のケーススタディー

●case1 血圧を下げる健康食品の情報を医師に伝えたら、露骨に嫌な顔をされた

高血圧で内科のクリニックに通い、経過を見続けているAさん(五三歳)は、医師から血圧を下げる薬を飲み始めることを提案されました。すでにほかの薬を四種類も飲んでいるAさんはこれ以上増やすことに抵抗があります。インターネットで薬以外の治療法を調べると、トクホのサプリメント情報を得ることができました。

なかでもよさそうな商品の情報を印刷して診察時に持っていき、主治医に「このサプリメントが効くのではないでしょうか」と聞くと、明らかに不機嫌な表情に。伝え方が悪かったのかと反省しています。

【患者の心得】"何のために"この情報について聞くのか、目的を明確に伝える

「素人なのでよくわからないのですが、これは信じてよいものでしょうか」と医師に信頼性の吟味をゆだねるスタンスで持ちかけるのがよいでしょう。

そのうえで、何をしたいので(あるいはしたくないので)、この情報の何について聞きたいのか、自分なりの目的を明確に伝えることが大事です。「薬を増やすことに抵抗があり、ほかに効果を期待できる何かがあれば試してみたい。たとえばこのサプリメントの信頼度はいかがでしょうか」のように具体的に尋ねると真剣さが伝わり、治療法の選択肢として期待できるかなど有意義な意見を引き出すことができます。

●case2 ネットに溢れる病院ランキングや名医情報。どれを信用したらいいのか

健康診断の結果、「肺がんの疑いあり。要精密検査」の通知を受け取ったBさん(51歳)。不安が募り、インターネットで「肺がん」「肺がん病院」「肺がんの名医」など思いつくままに入力して検索をしました。

すると病院ランキング、名医リスト、特定の病院や医師、独自の治療法、患者の体験談など、さまざまなサイトが入り交じって大量の表示が。センセーショナルなタイトルも目をひきます。片っ端から開くうちに訳がわからなくなり、何も確実な情報を得られないまま終了。信用できる情報を見分ける目安を知りたいと考えています。

【患者の心得】目安は、手術件数の多い病院と、「専門医」の資格のある医師

Bさんのようなかたは最近とみに増えています。医師の立場から推奨できる情報源のいくつかをご紹介します。

病院のホームページに記載されている疾患ごとの治療や手術の年間件数、治療成績は、その病院における治療の信頼度を知る参考になります。また医師選びには、学会の定める「専門医」の資格をとっているかどうかが重要な目安となります(各学会のホームページに掲載)。

標準治療(治療効果の証明された、現時点で最高の治療法)に関しては、厚生労働省の委託事業「Mindsガイドラインライブラリ」の情報が参考になります。

●case3 相談したい情報が山ほどある

子宮筋腫の摘出手術に踏み切れずにいるCさん(四九歳)。インターネットでさまざまな漢方薬や「切らない最新療法」など多くの選択肢を見つけ、よい方法がないか医師に相談したいと考えています。

【患者の心得】厳選情報を"1回の診察に1つ"

多くの情報を一度に持ち込むと本来の診療に支障を来すことになります。情報の出所が確かか、スポンサーがらみではないかなど、自分なりに信頼性を吟味した情報に絞り、多くても"1回の診察につき一情報まで"を目安に尋ねるようにしましょう。

医者のトリセツ 最善の治療を受けるための20の心得
尾藤誠司(びとう・せいじ)
1965年、愛知県生まれ。岐阜大学医学部卒業後、国立長崎中央病院、国立東京第二病院(現・東京医療センター)、国立佐渡療養所に勤務。95〜97年UCLAに留学、臨床疫学を学び、医療と社会との関わりを研究。総合内科医として東京医療センターでの診療、研修医の教育、医師・看護師の臨床研究の支援、診療の質の向上を目指す事業に関わる。医療現場でのジレンマを歌うアマチュアバンド「ハロペリドールズ」ではボーカルを担当。著書に『「医師アタマ」との付き合い方』(中公新書ラクレ)、『医者の言うことは話半分でいい』(PHP研究所)ほか。

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