本記事は、清水申彦の著書『なぜ、一流の人のデスクはキレイなのか? 片づけが9割』(総合法令出版)の中から一部を抜粋・編集しています

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(画像=PIXTA)

机の上をシンプルにして作業スペースを確保する

本書を会社のデスクで読んでいる方もいるかもしれません。その方は自分の机の上を見回してみてください。ほかの場所で読んでいる方は、いまの自分のデスクを思い出してみてください。

机の上の整理の鉄則は「必要のないモノは置かない」です。常に、いま使うモノだけを置くように心がけましょう。

必要最低限のモノだけを置くことで、作業スペースを確保することができます。改めて見てみると、机の上には使わないモノが置いてあることも多いと思います。「いずれ使うだろう」と思っていたモノは、いつまでたっても使わないことがほとんどではないでしょうか。

基本的な考え方は次の3つになります。

(1)作業中の仕事のモノは机の上
(2)使用頻度の高いモノは手元に
(3)使用頻度の低いモノは遠くに

次に考えなければならないのが動線と配置です。右利きの人であれば、電話を受けながらメモを取るために電話は机の左側、メモ帳とペンは机の右側に配置することになります。

おすすめしたいのが、筆記用具の周りに関連性のある修正液や手帳を置くこと。同じ作業の中で必要になるモノなので、近くに置くことで探す手間を省けます。

<POINT>
ときどき机の上の配置を見直してみましょう

「先手」の整理で仕事をスムーズに

毎日の仕事を終わらせることを優先して、デスク周りの整理はどうしても後回しになってしまう。そうして必要な資料が見つからない、モノを探すのに時間を取られて思うように仕事が進まない……。

そうした人は、後手に回った片づけをしてしまっている場合が多いように思います。探しモノが見つからないから整理する。これでは、いつまでたっても探しモノのために時間を取られることから逃れられません。

仕事をスムーズに運ぶためには、「先手」の整理を目指しましょう。

ここではそのコツを3段階で紹介します。

(1)仕事が少しでもスムーズにいかなくなったら整理する
(2)忙しくなる前に整理する
(3)毎日整理する

(1)は、忙しくなったときにあえて仕事の手を止めて、デスク周りを片づけます。どこに何があるのかわからないから忙しい、という状態の場合は、これで解決できます。

さらに先回りをして、(2)のタイミングで片づけることができれば、忙しいときに探しモノに時間を取られることはなくなります。

そして理想的なのは(3)。長い間片づけをしていないと、いざ整理をする際には大きな負担になります。そのために、例えば毎日15分間と時間を決めて整理をしましょう。仕事中に整理をすることに後ろめたさを感じてはいけません。整理も大事な仕事です。

<POINT>

片づけは集中モードへのスイッチにもなります

朝の整理は成功の秘訣

前項で、毎日時間を決めて片づけをすることをおすすめしました。

では、その日のいつごろに片づけをするのがよいのか。終業時にするという人もいれば、朝イチでという人もいると思います。お昼休みという人もいるでしょう。

片づけをすることで気持ちよく仕事に取り組むことができているのならば、基本的に片づけはいつ行っても構いません。ただ、いまの自分の整理方法に疑問を持っていたり、うまく片づけができないと感じていたりする人は、ぜひ「朝」に整理を行ってみてください。

なぜ朝に行うのがよいのか。それは、クリアな頭の状態で整理が行えるからです。

夜の頭は1日の疲れがたまり、ボーッとしています。当然効率も悪くなりますし、ミスも増えます。例えばそんなときに、重要書類のファイリングをすればどうなるでしょうか。間違えてシュレッダーにかけてしまったり、分類を間違ってしまう可能性もゼロとはいえません。また、早く帰りたいという気持ちも働き、片づけの手を抜きがちになります。

5分、10分と短い時間でも、朝に片づけをすることで、さまざまなよい影響があります。

モノが片づくだけでなく、仕事に関する書類などを確認しながら整理することで、頭の中も整理できます。

その日に何をしなければいけないのか、どんな順番ですればよいのかといったスケジューリングも、整理と同時に行えるようになるでしょう。

<POINT>

始業の前に片づけができれば理想的

なぜ、一流の人のデスクはキレイなのか? 片づけが9割
清水申彦(しみず・のぶひこ)
1968年生まれ。京都府出身。ワークライフバランス、業務効率化コンサルタント。
某部材メーカー(従業員数約500人)に入社後、営業部、広告部、資材部などに配属される。入社から15年を経て社内コンサルタントとして全社(事務所・現場)の5S活動を推進。社内、各事務所の業務改善を行い、大幅な生産性向上を成し遂げる。独立後は、オフィスマネジメント、ワークライフバランス、業務効率化の専門家として活動している。

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