ネット証券を選ぶときは取り扱う投資信託をチェック

投資信託,販売ルール,税制覚書,適合性
(画像=CORA/PIXTA)

ネット証券にも種類がたくさんありますが、主な会社は次の通りです。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • auカブコム証券
  • 松井証券

SBI証券と楽天証券は特にユーザー数が多いので、迷ったらどちらかを選べばいいでしょう。私自身は、いくつかの証券会社に口座を持っていますが、メインで使っているのは楽天証券です。

なお、これらのネット証券のほかに、LINE証券やPayPay証券といった、スマホでの取引に強いスマホ証券もあります。スマホ証券も悪くはありませんが、今は先に挙げたネット証券のユーザーでもスマホから取引する人が多いため、スマホでアクセスしやすい仕様になっています。

ネット証券のほうが、スマホ証券よりも金融商品やサービス内容が充実しているので、最初に口座を開くなら、大手ネット証券から選ぶのが無難です。

会社によって、サービス内容や取り扱う金融商品のラインアップ、手数料などは少しずつ異なっていますが、インデックスファンドの積立をする分には、どこを選んでもそれほどの差はありません。

仮に、あなたが「全世界株型のインデックスファンドを買いたい」と思っていたとしましょう。全世界株型のインデックスファンドは、さまざまな投資信託会社が設定・運用しているので、種類がたくさんあります。

たとえば、大手の投資信託会社として有名な三菱UFJ国際投信は「eMAXIS Slim」というインデックスファンド・シリーズを展開しています。

〝シリーズ〟なので、単発のインデックスファンドではなく、eMAXIS Slimという名前のついた商品が複数あります。国内外の債券型や株式型など、さまざまですが、その中には全世界株型インデックスファンドもあります。

また、こちらも大手の投資信託会社であるアセットマネジメントOneが手掛けるインデックスファンド・シリーズ「たわらノーロード」も有名です。このシリーズにも、全世界株型のインデックスファンドはあります。

ほかにも、最近は多くの投資信託会社がインデックスファンド・シリーズを展開しており、その中にはたいてい全世界株型インデックスファンドもラインアップされています。

どこのネット証券を選んでも、何らかの全世界株型インデックスファンドを買うことはできます。「eMAXIS Slim」や「たわらノーロード」のようなメジャーなインデックスファンド・シリーズは、大手ネット証券ならたいてい取り扱ってます。

一方で、これらのインデックスファンド・シリーズほどメジャーではない、特定のアクティブファンドなどを買いたい場合は、口座を開こうとしている証券会社でその商品を取り扱っているかどうか、事前に確認する必要があります。各証券会社のサイトを見れば、取り扱う投資信託のラインアップを調べられます。

=18歳からの投資信託の教科書
横山光昭
家計再生コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー
株式会社マイエフピー代表
お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの家計再生件数は2万1,000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。

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