日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 36,452.30円 △406.92円
為替 1ドル=144.20円
売買高(東証プライム、以下同) 19億2,580万株
売買代金 4兆6085億23百万円
値上り銘柄数 591銘柄
値下り銘柄数 988銘柄
騰落レシオ(25日) 93.05%

市況概況

買い先行で始まり日経平均は月初の買いで大幅高

米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、買い先行となった。買い気配を切り上げて始まる銘柄なども見られ、寄り付きの買いが一巡となった後もさらに買われる場面もあった。36,300円を超えると達成感もあり、いったん36,000円を意識するところまで下がったが、昨日の終値を下回ったところで買戻しも見られ、買い直されて再度戻して前場の高値圏で取引を終えた。

昼の時間帯に日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、芳しくない景況感も同時に発表されたが、逆に買い戻しなどもあり、若干先物が買われた。

ある程度現状維持は織り込まれていたものの、為替が円安気味で後場も堅調な始まりとなり、値持ちの良さを好感して買われるなど堅調な地合いが続き、買いが買いを呼ぶような、月初の買いなども見られて一時36,500円を超えて大幅高となった。さすがに36,500円を超えると手仕舞い売りも見られ、上げ幅を縮小したものの円安が進んだことで意外に値持ちの良い展開となった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く総じて堅調ながらも上値の重い展開だった。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的にみられ、特にまとまった買いが入ると指数先行で買われる状況で指数を押し上げる要因となった。

36,000円を超えると売られるかと思ったが、上値の節目と見られる36,500円まで上昇となった。さすがにここからは上値の重さが気になり、いったんは調整感が出るものと思われ、芳しくない決算、慎重な見通しなどを発表した銘柄から売り直される場面もあるだろう。

テクニカル分析

日経平均

日銀の金融政策決定会合の結果に反応したというよりは円安に反応した形で上値を試す動きとなった。75日移動平均線や雲を意識して上値が重くなるか、遅行スパンがローソク足の急落している日柄に応答してくるので波乱もあると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。