この記事は2025年5月13日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

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2025年5月13日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日12日(月)、米中の貿易協議が実現し中国への関税が145%から115%へ引き下げられるという、驚きの合意となった。
90日間の延長とはいえ、トランプ政権が経済の混乱を回避するために慌てて白旗を上げた格好となっている。よって、90日後に大きく関税が再び引き上げられる可能性は、トランプ米大統領がSNS等で叫ぶことはあっても、実際にそうなる可能性は低いのではないだろうか。
現在の為替相場の戦略やスタンス
トランプ政権が経済の現実に対応し始めたので、株価はかなり戻したが、上昇基調に戻ったのだと思う。
当面リスクオンマーケットになりそうなので株価は押し目買い、米ドル/円も下がったところをロングにするという戦略になるだろう。
また、株価は高いが米ドル/円はさほど高くないので、今後の展開次第では円安になる余地が充分あるように思われる。そのため、150円超えを想定している。
▽米ドル/円 日足チャート

(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。