この記事は2025年7月8日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=somyuzu/stock.adobe.com)

2025年7月8日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

トランプ関税の25%が日本に対し言い渡された。しかしながら、金融市場の反応はそれほど激しいものではない。

おそらくそれは、8月1日の発動前にまだ最終的に何らかの形でTACO(タコ)トレードでは無いが、厳しくない内容で貿易交渉がまとまるのではないかという期待があるからではないだろうか。

しかしながらこのところ、米ドル/円の142円台が非常にしっかりとしてきており、見方によってはベースを形成しているようにも見える。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日本の貿易における対米依存度は結構高いので、実際に25%が適用されれば、かなり痛いことは事実であり、クロス円を中心に円売りになる相場はこれから先も続く可能性があるだろう。

日銀は政策を引き締め方向に持って行くのは難しそうだ。

ユーロ/円は170円台にはしっかり乗せ、現在171円台での推移となっているが、もっと上がっていくかもしれない。

場合によっては、昨年2024年の高値である175.42円レベルを超えていく可能性はあると考えている。

▽ユーロ/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。