5位 ラリー・エリソン (米) 543億ドル
ハイテク関連の起業家。CIA用にデータベースを構築した後、データベースソフトウェア会社のOracleを設立。2014年度の収益は383億円まで成長したが、2014年9月にCEOの座を退くことを明らかにし、世界に衝撃を与えた。
4位 アマンシオ・オルテガ (スペイン) 645億ドル
世界的な服飾ブランド「ZARA」を設立。自国スペインが金融危機にあえぐ中、オルテガ氏は、過去10年間に渡って、同ブランドを運営するInditex社の配当を数十億受け取り、マドリッドやバルセロナ、ロンドン、ニューヨークなどの不動産に再投資した。
3位 ウォーレン・バフェット (米) 727億ドル
世界的に著名な投資家で、長者番付のトップ3の常連。世界最大規模の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイ社の株価が、2014年に初めて200,000ドルを超えるなど、好調なパフォーマンスに支えられ、バフェット氏の資産額も過去最高となった。
2位 カルロス・スリム・エル― (メキシコ) 771億ドル
「メキシコの通信王」の異名を持つカルロス氏は、2013年まで4年連続で世界長者番付のトップを守った実績がある。2014年は56億円を投じてAT&TTの株式を8.3%を取得。また、ニューヨーク・タイムズの17%近い株式を取得して筆頭株主となっている。
1位 ビル・ゲイツ (米) 792億ドル
マイクロソフト共同創業者。現在は妻とビル&メリンダ・ゲイツ財団の慈善活動に注力している。過去20年間で15回もトップに輝くなど、もはや「世界一の大富豪」は彼の指定席といっても過言ではない。前年度760億ドルだった資産はマイクロソフトの好調なパフォーマンスなどによってさらに押し上げられた。
2014年は、トマ・ピケティ著の「21世紀の資本」が世界的なベストセラーになり、資本主義経済における格差の拡大などについて注目が集まった年でもあった。フェイスブックのザッカ―バーグなどの若手起業家がIT寵児として億万長者に駆け上がるチャンスをつかんだ一方、ウォルマート創業一家であるウォルトン一族など、代々資産を受け継ぐ資産家が上位に名を連ねる傾向は変わらない。
トップ20の多くは、その資産が前年より増しており、富めるものがますます豊かになる社会を如実に写しだしている。一方で、多くの長者番付者が設立した自身の財団などを通して、慈善事業に積極的に取り組んでいるという事実もあり、こうした活動がわずかながらでも経済格差の調整機能として働いているのかもしれない。(ZUU online 編集部)
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