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(写真=Thinkstock/Getty Images)

日本だけでなく、最近ではユーロ圏でもゼロ金利政策が続いていることもあり、世界中の投資家が高利回りの商品を求める状態が続いている。今回は高金利商品の中でも、ハイ・イールド債を紹介したい。


利回りは高いがデフォルトリスクも高い

ハイ・イールド債は名前の通り、ハイ(高い)イールド(利回り)の債券という意味で、格付け会社による信用格付けが投資適格未満の債券を指す。

債券の金利は、その債券の発行体の健全性の高さによって異なり、債務履行の確実性に問題がある場合は債券利回りが高くなり、信用力が高ければ利回りは低くなる。

つまり、ハイ・イールド債は投資適格債と比して信用リスクが高いため、結果としてリスクプレミアム(金融商品においてリスクに対して支払われる対価)が大きくなっているというわけだ。


デフォルトした場合は元本の一部もしくは全部が毀損する

ハイ・イールド債は高金利であるものの、債務不履行(デフォルト)リスクが高い債券であることをご理解いただいたと思うが、発行体がデフォルトするとどうなるのだろうか。

デフォルトと聞くと、投資元本すべてが失われてしまうイメージだが、実際には利払いの延期や債務削減交渉などが行われ、元本の一部が戻ってくる場合もある。

なお、過去のデフォルト事例では、大手スーパーのマイカル(2001年)、ナショナルフラッグ・キャリアであるJAL(2010年)、消費者金融大手の武富士(2010年)などが挙げられる。

しかし大手企業がデフォルトしていることからも分かるように、個人投資家が個別企業の信用分析を行い、デフォルトを避けながら高利回りを得ることは非常に困難だ。

大手を中心に証券会社でハイ・イールド債を販売しているが、発行体の経営状態などを把握したうえで購入するようにしたい。


ハイ・イールド債投信を利用した分散投資でリスクを抑える

自分でクレジット分析するのは難しくても、高利回りでの運用を行いたいという投資家は、ハイ・イールド債券投信を利用するという手もある。

ファンドを利用することで、運用会社がクレジット分析をしたうえで投資を行い、業種や発行体別に広く分散投資が可能になり、デフォルトリスクを抑えることが可能となる。

一般的に、ハイ・イールド債は、景気後退局面ではデフォルトリスクが高まるために価格が下落する可能性が高いが、景気回復、拡大局面では、発行体の信用力が高まるため、価格が上昇する可能性が高い。

従って、高いインカムゲインが期待されるハイ・イールド債であるが、米国や日本を中心に、景気回復基調であることを考えると、キャピタルゲインさえも期待できる商品と言える。

実際、長らく日本の投信で純資産額トップであった、「グローバル・ソブリン・オープン」(以下、グロソブ)に代わって「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」が純資産額首位となった。

グロソブが先進国を中心とした債券分散投資ファンドであることを考えると、すでに投資家は、世界景気の回復を感じ取り、インカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも狙うことができるハイ・イールド債ファンドに資産を移しているのだ。

まだポートフォリオに組み入れできていない投資家は、このタイミングで注目してみるのもいいだろう。(ZUU online 編集部)

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