一方ファーストフード店は、渋谷、六本木での出店イメージが根強いが、その周辺の原宿、恵比寿、外苑前なども人気だ。ただ、現在東京のイーストサイドもカフェの出店が増えており、好立地の場所を探すことは容易ではないが、それが人気店へのステップの一つとなる。


—次に上陸が噂されるのは?

“黒船来襲"のような様相を呈している日本のファーストフード市場だが、世界、特にファーストフード大国のアメリカには日本未上陸のチェーンも多い。

ハンバーガーチェーンでは「カールス・ジュニア」や「ジャックインザボックス」、カリフォルニア発祥の「In-N-Out Burger」、ローストビーフで有名な「アービーズ」などで、過去に日本へ進出したものの、その後業績不振で撤退というチェーンも多い。今後さらに上陸のある店の可能性としては、まだ日本では店の少ない「本格志向」もしくは「ナチュラル志向(オーガニック)」などの特徴を持つチェーンが有力だ。

また、ハンバーガーに限らず、サンドイッチやピザといったカテゴリーフも拡大が期待されている。特にサンドイッチは、本格的なサンドイッチを作る個人オーナーの店などが徐々に増えている。日本では、「サブウェイ」が有名だが、イギリス発祥のサンドイッチチェーン「PRET」の再上陸などの可能性もある。また、こちらも過去の撤退組であるが、「ダンキンドーナツ」はメインのドーナツのほかフードメニューもあり、再上陸を求める声も多い。いずれにせよ、景気もやや上向きつつある中、外食産業の起爆剤となるような新たな動きに期待したい。(ZUU online 編集部)

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