fintech201509_00
(写真=HPより)

スマートフォンをクレジット決済端末として使うビジネスが増えている。カード読取端末をiPhoneやiPad、Anddoidなどに接続して専用アプリと組み合わせて使う。

国内では、楽天の「楽天スマートペイ」や「Coiney」リクルートが11月から開始する「Airペイメント」などが有名だが、海外ではどうだろうか。新聞やニュースサイトではなかなか目にすることがない海外決済サービスを表にまとめてみた。

fintech0916_01

なかでも「PayPal here」や「Square」は日本での利用に対応しているので、目にしたことがあるかもしれない。ただしPayPal hereは利用に必要なリーダーの販売を休止しているので新規導入はできない。またいずれもはいずれもJCBは非対応だ。

日本ではまだサービスが提供されていない「flint mobile」や「sumup」には、国内サービスとは違った特徴がある。

「flint mobile」はカードリーダー不要で、スマートフォンに付属のカメラでクレジットカードの券面を撮影してOCR認証でカード番号を入力して決済する形式だ。クレジットカード決済でのスキミングを嫌う人を対象にしたサービスといえるだろう。

一方、「sumup」は専用リーダーを使ってカード番号を読取るのは他ビジネスと同じだが、決済手数料を2%にも満たない1.95%に設定しているのが特徴だ。

国内でのサービス提供であれば手数料3%が下限なので、日本に「sumup」が上陸できたら、手数料の安さだけで他社を圧倒できるかもしれない。

入金までの日数が一番短いのは「Square」だ。決済した翌営業日には現金が手に入るので、資金の回転を意識するならSquareの利用一択となる。

国内だけでも45兆円を超える市場規模を誇るクレジットカード決済ビジネスを担う決済サービス企業の今後の動向に注目したい。 (ZUU online 編集部)

【関連記事】
豪シドニーに2カ所目のFinTechハブ誕生 NPOストーン・アンド・チョーク設立
金融とITの融合「フィンテック(FinTech)」が世の中を変える
・11月4日上場へ!日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の上場を徹底解剖
・日経新聞/日経MJから、四季報まで全てネットで閲覧可?その意外な方法とは
・証券業界に革命?「独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)」に注目が集まる理由