ふるさと旅行券
(写真=PIXTA)

2015年もあと10日ほど。年末年始、どのように過ごすか決まっていますか?「忙くてまだ何も決めていない」「年末年始は値段が高いから旅行は無理」という人もいるのでは。そんな人におすすめなのが「ふるさと旅行券」を使った旅行です。

この旅行券は日本各地、多くの自治体から発行されている「リーズナブルに旅行ができるチケット」のようなものです。クリスマスや年末年始は、ホテルなどの宿泊料金が高騰しますが、「ふるさと旅行券」で予約できればお得。ふるさと旅行券は割引率が高く、1万円分の旅行券が5000円で買えるところも。忙しい年の瀬を忘れて、ゆったり温泉などはいかがでしょう。

話題の「ふるさと旅行券」とはどんなもの?

「ふるさと旅行券」。耳にしたことはあっても、具体的にどんなものと言える人は少ないのではないでしょうか。もう利用した、という人もいるかもしれませんが、この旅行券についておさらいをしてみましょう。一体、どんな仕組みで、どんなところで使えるのでしょうか。

「ふるさと旅行券」は地方自治体が、独自に発行する地域限定の旅行券のことです。「ふるさと割」、「プレミアム旅行券」と呼んでいる地域もあります。国の地方創生交付金を原資に旅費が割り引かれるもので、地域における観光旅行の振興をはかるために15年度から実施されました。つまり、多くの観光客に地元に足を運ばせ、宿泊や食事をしてもらって、お金を落としてもらって、各地方の経済を潤そうというものです。

楽天が発表した年末年始の旅行動向によると、今年は「ふるさと旅行券」効果からか、前年同期比22.2%もアップしたそうです。旅行券のサービス内容は自治体によって異なり、ホテルや旅館などの割引宿泊券をはじめ、交通費(飛行機代)がつくものや、地元グルメが割引になるものなどもあります。

使う時の注意について

「ふるさと旅行券」は各自治体によって使用条件が違います。5万円分購入しても、1店舗で使える最高額が2万円というところもあります。また、おつりが出ないというのも注意。また、すべての地方自治体が発行している訳ではありません。いつ、どこで、どんな使い方ができるのか、事前に調べておくことをオススメします。

「ふるさと旅行券」を手に入れよう

お得な「ふるさと旅行券」ですが、どこで手に入れられるのでしょう。12月は熊本県や群馬県、山形県、埼玉県、静岡県など多くの自治体で発売しているようです。前回50%の割引率だった高知県や、人気のディズニーランドに近い千葉県の旅行券などは、即日完売してしまいましたので早めにチェックしてください。各サイトをチェックし発売時期や利用期間を確認、計画的に手にいれましょう。主な購入場所は主に、下記の通りです。

・コンビニ
多くの自治体がセブンイレブンやローソンなどのコンビニで「ふるさと旅行券」を販売しています。各自治体のサイトなどで、あらかじめ調べておき、コンビニに置いてある端末機で購入手続きを行い、レジで支払いをします。コンビニの販売はあっという間に売り切れてしまうことが多く、販売スケジュールをしっかりチェックしておく必要があります。

・旅行会社の店舗
JTBをはじめ、多くの旅行会社の窓口でも購入が可能です。主な旅行会社なら、ほぼ取扱いしているようですので、馴染みの会社に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

・ 旅行サイト
楽天やヤフーなどが運営している旅行サイト「楽天トラベル」や「ヤフートラベル」などで購入ができます。全国の「ふるさと旅行券」の内容や発売時期が、家に居ながらにしてまとめてチェックできるため人気です。また、すべての手続きがオンラインで済むのも便利です。

このほか、自治体によってはショッピングセンターや、観光協会で発売するところもあるようですので、行きたいところがあったらチェックしておきましょう。

「ふるさと旅行券」使ってどこに行こう

前にも書きましたが、人気の観光地や割引率の大きい自治体などは、即日売切れることが多く、手に入れるのはなかなか大変です。

観光地や割引率の高さなどで選択、購入するのももちろんよいですが、サービスの内容を見て、旅行地を選ぶのもいいかもしれません。サービスの内容でも各自治体で力を入れています。

熊本の日本一の遭遇率を誇る「イルカウォッチング経験付き」、長野の「ウィンタースポーツ」など、自分の趣味に没頭しつつ、割引もあるなんて魅力的ですね。この冬、「ふるさと旅行券」を使って、年末年始をお得に過ごしてみませんか。(ZUU online 編集部)

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