(写真=PIXTA)
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米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が政策金利の引き上げを決定、日銀は量的・質的緩和の補完措置の実施を発表した。こうした中、FX投資家は今後の外国為替相場をどう見ているのか。

外為どっとコム総研が定期的に行っている「外為短期投資家動向調査<第79回調査>」によれば、11カ月の見通しとしてドル/円相場は「円安ドル高」、ユーロ/円については「円高ユーロ安」を予想している投資家が多いことが分かった。

調査実施は12月15日から22日まで。有効回答は908件だった。対象は外為どっとコムの口座(外貨ネクストネオ)を持っている投資家。

予想レンジは118.60円~124.60円

「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については「円安(ドル高)」と答えた割合が43.8%であったのに対し、「円高(ドル安)」と答えた割合は37.1%だった。

「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「1円~3円の円安」が39.2%と最も多く、「1円~3円の円高」と答えた割合が29.2%。「±1円で推移」が16.6%と続いた。「3円以上の円安」は9.6%、「3円以上の円高」も5.4%あった。

FX投資家らのおおよその想定レンジは118.60円から124.60円程度と推測できる。

同研究所は、「米ドル/円相場は米国の利上げ後にドル買いが強まったものの、日銀の金融緩和について『補完措置』が発表されて急落した」としたうえで、「米国の金利先高観によるドル高期待が残っている反面、当面は追加緩和を打ち出さない可能性がより意識されてしまった日銀への失望感による円高を見ているのでは」と分析している。

欧州の緩和的な政策見通しがユーロ安期待に

「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「円高(ユーロ安)」と答えた割合が最も多く44.1%。一方で、「円安(ユーロ高)」と答えた割合が19.7%だった。

同研究所は、「調査期間中のユーロ/円は、日銀の金融政策決定会合後の円高を背景に一時131.00円付近まで失速した。しかし、月初に欧州中銀(ECB)の追加緩和が市場の期待に及ばなかったことから大幅にユーロ高が進み、『円高・ユーロ安方向』予想がやや減ったと考えられる」としながらも、「依然として欧州の緩和的な政策見通しはユーロ安期待につながっており、これが『円高・ユーロ安方向』の根強い回答割合の高さに結びついている」と分析している。

豪ドル/円は割れる見通し

「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「円高(豪ドル安)」と答えた割合は38.4%と最も多かったが、「円安(豪ドル高)」と答えた割合も30.5%いた。

同研究所は「豪ドル/相場は日銀会合後の円高で一時86.214円まで下落するも切り返すなど、大きな方向感は出なかった。しかし、日々の動きを見ると原油安が地味に重石になる様子が散見されており、これがマイナスDI転落の一因になった可能性はある」としている。(ZUU online 編集部)

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