(写真=Thinkstock/Getty Images)
(写真=Thinkstock/Getty Images)

1日の東京市場は、ドル円相場が121円27銭で始まったものの、方向感に乏しい展開だった。海外市場に入ると、米1月ISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことから、一時、120円66銭まで下落した。その後はやや持ち直したものの、120円台後半でニューヨーククローズとなった。

2日の東京市場は、原油先物価格の下落からリスク回避の円買いが進んだことで120円台前半まで下落した。海外市場に入ってもその流れは継続し、米国株の下落などから119円84銭まで下落した。

3日の東京市場は、日本株が大幅安となったことで、連れる形で119円台前半まで下落した。海外市場序盤では、原油先物価格の上昇から120円台を回復したものの、米1月ISM非製造業景況指数が市場予想を下回ると、一時、117円04銭を付けた。

4日の東京市場は、118円07銭で始まり、前日の大幅な下落の反動から、118円25銭まで上昇したものの長くは続かなかった。海外市場に入ると、米新規失業保険申請件数の悪化などからドル売りの流れとなり、一時、116円51銭まで下落した。

5日の東京市場は、夜間の米雇用統計を控え、値動きは限定的だった。海外市場では、米1月雇用統計が、非農業部門雇用者数が15万1000人増と市場予想を下回ったことで、一時、116円台前半まで下落したものの、失業率は4.9%と市場予想の5.0%から改善しており、賃金も増加していたことから労働市場の回復が継続していることを示唆したと解釈され117円台まで上昇する場面もあった。

今週の為替展望

今週注目される経済指標は、8日の12月国際収支、1月景気ウォッチャー調査、9日の1月マネーストック、12日の米1月小売売上高などである。

今週の外国為替市場は、強弱入り混じった雇用統計の結果から、追加利上げ先送り懸念が大きくなったとは言えず、トレンドが出にくいと考えられる。また、イエレンFRB議長の議会証言が10日および11日に予定されていることから、その発言内容に左右される展開が想定される。

テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドはローソク足の実体が、-2σから移動平均線の間程度となっており、週足14週のRSIは、40%程度となっている。ただ、日足ベースでみると、ボリンジャーバンドはローソク足が-2σから-1σとなっており、RSIは、40%程度となっている。

以上を考慮すれば、テクニカル面での過熱感はなくなり、マイナス金利が16日より導入されることを考えれば、今後日米金利差が拡大していく可能性が高く、円のロングとなっているIMM投機筋ポジションが解消していくことも想定されることから、円安方向で考えるのが妥当ではないだろうか。

ただ、FOMC声明文に世界経済と金融情勢を注視するといった文言が加わるなど、ハト派寄りの内容だったことを考えれば、イエレンFRB議長の議会証言の内容次第で、再び、追加利上げの先送り懸念が高まるため、注意すべきだろう。(ZUU online 編集部)

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)