株式投資,PBR
(写真=Thinkstock/Getty Images)

4月4~8日の東京株式市場は、円高進行を受けて投資家心理が悪化し、輸出関連株を中心に売り優勢となった。日経平均株価は5日、約1カ月半ぶりに終値で1万6000円を割り込み、翌6日まで7営業日続落となった。7、8日は値頃感から買いも入り上昇に転じたものの、上げ幅は限定的だった。麻生太郎副総理兼財務大臣が「場合によっては必要な措置を取る」と円高をけん制する発言をし、ドルが買い戻される場面もみられたが、円高基調を止めるには至っていない。市場参加者の目下の関心は、どの水準で円高が止まるかに集まっている。

ペプチドリーム、スタートトゥデイ、MonotaROが「3強」

今回は東証1部のPBR(株価純資産倍率)の高い上位10銘柄を見てみよう。

(1) ペプチドリーム <4587> 50.90倍(単体)
(2) スタートトゥデイ <3092> 36.07倍(連結)
(3) MonotaRO <3064> 30.53倍(連結)
(4) GMOペイメントゲートウェイ <3769> 17.70倍(連結)
(5) オプティム <3694> 17.41倍(単体)
(6) ディップ <2379> 17.24倍(単体)
(7) エムスリー <2413> 17.06倍(連結)
(8) 日本M&Aセンター <2127> 16.59倍(連結)
(9) リニカル <2183> 15.76倍(連結)
(10) カカクコム <2371> 15.37倍(連結)
※4月8日終値ベース。銘柄名、PBRの順。連結・単体の選択は「Yahoo! ファイナンス」の株式ランキングに準じている。

PBRは株価を1株当たりの純資産で割って算出する。PBRが高ければ、バランスシートに示された資産の価値以上に、会社の成長性が評価されていることを意味する。最近はペプチドリーム、スタートトゥデイ、MonotaROの「3強」のPBRが突出した状態が続いている。

MonotaRO、日本生命が5.25%の株式取得

それでは高PBRランキングから、MonotaRO、GMOペイメントゲートウェイ、ディップを取り上げたい。

MonotaROは事業者向けに工事用間接資材をインターネットを通じて販売する小売企業だ。ネット通販は、一般消費者向けではアマゾン・ドット・コムや楽天 <4755> 、ヤフーショッピングなど数多くあるが、企業向けに軍手や照明などの業務用品を販売する会社は多くはない。MonotaROは短い納期で資材を低価格で販売する企業として知名度が高まっている。

1月29日発表の2015年12月期連結決算は、売上高が前期比28%増、営業利益が同64%増と好調で、16年12月期も増収増益を見込む。国内景気に先行き不透明感が強まる中で業績を伸ばしていることが好感され、株価が上昇している。3月末には生命保険大手の日本生命保険がMonotaRO株式の5.25%を取得したことが大量保有報告書により明らかになった。

GMOペイメントゲートウェイ、仮想通貨関連株の一角で人気化

GMOペイメントゲートウェイは、GMOインターネット <9449> の子会社で、EC(電子商取引)業者に決済処理サービスを提供している。同社はホームページで「65652のECサイト・ネットショップ様が決済パートナーとしてGMOペイメントゲートウェイを選んでいます」とアピールしている。クレジットカード決済やコンビニエンスストア、口座振替、ペイパルなど、幅広い種類の決済サービスを提供している。

この中に、仮想通貨「ビットコイン」も含まれており、2014年からサービスを提供している。リアルタイムのレートによる決済で、国内の決済事業会社としては先進的だった。

今年に入り、仮想通貨を「貨幣」として認定する法規制が決定したことを受け、マネーパートナーズグループ <8732> などと同様に仮想通貨関連株として人気化した。

求人サイトの業績好調なディップ

ディップはインターネット上で求人情報を提供する人材サービス会社。アルバイト情報サイト「バイトル」を運営している。

同社は3月10日、「高い求人需要の継続を背景として、積極的な広告宣伝投資が奏功したこと等により業績が堅調に推移した」として、2016年2月期の通期業績予想を上方修正した。純利益は従来予想の33億6700万円から46億7500万円に引き上げた(前期は28億5600万円)。また、期末配当予想についても、従来の10円から17円に上方修正した。

同社は4月13日に決算発表を行う。この際に発表される17年2月期の業績予想に注目が集まりそうだ。(ZUU online 編集部)

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