ウォーレン・バフェット氏,買収,バークシャー・ハサウェイ
(写真=Thinkstock/Getty Images)

「オマハの賢人」と称されるウォーレン・バフェット氏が自身が率いる米投資持株会社、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオに、新たな銘柄を加えた。今回傘下となったのは、医療損害相互保険会社メディカル・ライアビリティー・ミューチュアル・インシュランス・カンパニー(Medical Liability Mutual Insurance Company/MLMIC)。

ニューヨークに本社を置く同社の買収総額は27億ドル(約957億8700万円)と見積もられている。

多数の産業が伸び悩む近年、医療保険分野は継続的な注目を集めている、数少ないセクターだ。

買収総額は約2875億円と推定

メディカル・ライアビリティーは7月18日、両社が正式に買収合意契約を締結したと発表。2017年第3四半期の買収完了を目途に、規制当局と保険契約者の承認後、同じくバークシャーの子会社である、ナショナル・インデムニティー・カンパニー(National Indemnity Company/NICO)に合併されることになる。

買収に関する財務条件は開示されていないが、昨年12月末に公開されたメディカル・ライアビリティーの保険契約余剰金18億ドル(約1916億4600万円)であるなどを考慮にいれ、米投資会社、KBWは買収総額を27億ドル(約2874億6900万円)前後と推定している。

バフェット氏はメディカル・ライアビリティーの、40年間にわたる医療損害相互保険会社としての実績を、「ほかに類を見ない偉業」と見なし、バークシャーの傘下に加わえることで「さらなる飛躍を支援する」とコメントしている。

メディカル・ライアビリティーのロバート・メノッティ社長も、バークシャーのような国際的に知名度の高い企業の後ろ盾を得たことが、「自社にとっても顧客にとっても、大きなプラス要素をもたらすだろう」と確信している。