経済の分野で評価の高いシンガポール

総合点のベスト10では、シンガポールとニュージーランドが前年に続いて1位と2位の座を占めたのに対し、3位には前年6位だったカナダが、4位には前年の18位から躍進したチェコがランキングされ、ほかにも新規にノルウェーやオーストリアが加わった影響もあって、前年3位のスウェーデンは8位へと後退している。

1位:シンガポール(前年順位 1位)
2位:ニュージーランド(2位)
3位:カナダ(6位)
4位:チェコ(18位)
5位:スイス(10位)
6位:ノルウェー(新規)
7位:オーストリア(新規)
8位:スウェーデン(3位)
9位:バーレーン(4位)
10位:ドイツ(5位)

シンガポールの特徴を見ると、73%の駐在員が地域経済に満足しており、収入についても、自国にいたときよりも上回っているという駐在員が62%に達しているのが目立つ。また、自国に比べて多くの貯蓄ができるという駐在員も60%と、ほかのアジア太平洋地域よりも高い割合になっている。

総合点で日本は20位

総合点で日本は20位となり、前年の24位から若干ながら順位を上げた。一方前年27位だった中国は、34位に順位を下げている。ここで、ちょっと気になる「キャリア」項目の「ワークライフバランス」要素に絞ったランキングを見てみることにしよう。

1位:ニュージーランド(総合順位2位)
2位:カナダ(3位)
3位:スペイン(16位)
4位:シンガポール(1位)
5位:チェコ(4位)
6位:バーレーン(9位)
7位:オーストリア(7位)
8位:オーストラリア(11位)
9位:スウェーデン(8位)
10位:フランス(21位)

上位になんとなくゆったりとしたお国柄が並んでいるように思われるのは、気のせいだろうか。なお、ここでは日本は24位、中国は43位だった。

各分野でのトップ3は?

3分野のトップ3を押さえておくと、「経済」ではスイス、シンガポール、ドイツの順で、日本は28位、中国は26位だった。また「経験」ではニュージーランド、スペイン、カナダの順で、日本は13位、中国は44位だった。さらに「家族」の分野では、スウェーデン、チェコ、シンガポールの順で、日本は25位、中国は38位となっている。(ZUU online 編集部)

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