2016年,ニュース,出来事,2017年,資格
(写真=PIXTA)

2016年も師走に入り、今年も残すところあと少しとなった。2016年も様々な出来事があった年だったが、ユーキャンが今年起きた印象深かった出来事や先行き不透明な時代に頼りになる資格のランキングを発表した。今回は発表をもとに今年の出来事を振り返りつつ、2017年に武器になる資格を紹介する。

2016年の印象深かった出来事

ユーキャンでは2016年の出来事を振り返りつつ、2017年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査を実施、20〜40代ビジネスパーソンを対象に996人から回答を得た。また、20〜40代の採用担当者、および転職者それぞれ200名(計400人)にも調査を行い、就職・転職に武器になる資格をそれぞれ全国にインターネットにて調査した。

調査の結果、文化・スポーツ・自然/科学技術の分野で2016年に起きた出来事のうち印象に残ったもの1位は熊本地震発生であった。熊本地震では4月14日に震度7の地震を観測し、阪神淡路大震災や東日本大震災と同等の震度となった。

2位には国民的アイドルグループSMAPの解散騒動がランクインし、3位には不倫問題でタレントのベッキーさんが謝罪会見・活動休止となった一連の騒動がランクインし、2位、3位は芸能分野からのランクインとなった。

以下4位にはポケモンGO日本配信開始、5位、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック開催、6位鳥取地震発生、7位広島カープリーグ優勝、8位体操男子団体オリンピック金メダルを獲得と続いた。

政治・経済関連では1位にマイナンバー制度開始がランクインした。マイナンバー制度では、導入当初は各自治体で発送ミスや情報流出騒ぎが発生する等、一部混乱が生じたが、現在では落ち着いた運用がなされているようである。

2位には天皇陛下が生前退位の意向を示されたことがランクインし、3位には舛添要一都知事の辞職がランクインした。

以下4位にイギリスEU離脱を決定、5位オバマ大統領アメリカ現職大統領として初めて広島を訪問、6位三菱自動車燃費不正問題発覚・日産自動車傘下へ、7位築地市場の豊洲移転延期を小池都知事が表明、8位日銀マイナス金利導入がランクインした。

2017年気になる話題

今回の調査に合わせて、2017年の気になる話題についてユーキャンが調査した結果、ダントツの注目度だったのが、アメリカ新大統領就任であった。

以下2位に配偶者控除の年収要件150万円に引き上げ、3位に任天堂新型ゲーム機Nintendo Switch発売開始並びに2018年FIFAワールドカップアジア最終予選終了がランクインした。

1位については過半数の59.9%の人がアメリカ新大統領就任を選び、注目度の高さを伺うことができる。11月におこなわれたアメリカ大統領選挙では当初はヒラリー・クリントン氏有利との予測だったが、いざ開票してみるとトランプ氏当選となり世界中に大きな驚きが広がった。

トランプ次期大統領はTPP即日脱退やメキシコとの国境に壁を作る等、過激な発言も多くあり、これまでのアメリカの政治を大きく変える可能性が指摘されている。これらのこともあり、2017年は先行き不透明な年となりそうだ。

2017年に武器になる資格ランキング

ユーキャンは先2017年を生き抜くために武器になる資格として、2017年に武器になる資格ランキングも合わせて発表した。結果は以下の通りだ(カッコ内は昨年度順位)。

10位 食生活アドバイザー (—)
9位 中小企業診断士 (—)
8位 情報技術者試験 (8位)
7位 簿記 (6位)
6位 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定 (7位)
5位 宅建士 (5位)
4位 ケアマネージャー(介護支援員) (4位)
3位 社会保険労務士 (3位)
2位 TOEICテスト (2位)
1位 ファイナンシャルプランナー(FP) (1位)

1位には4年連続ファイナンシャルプランナー(FP)が選ばれた。2016年はアメリカ次期大統領にトランプ氏が選ばれた事や、イギリスのEU離脱決定、熊本地震発生などの自然災害など、予測が難しい出来事が多く発生した年だ。こういった背景もあり今後の人生設計や老後資金などのお金に関する知識を今後の為に身に付けておきたいといった思いが強く反映された結果、ファイナンシャルプランナー(FP)が1位となったようだ。

ファイナンシャルプランナー(FP)は金融などの仕事をするうえでも役立つ資格だが、仕事に利用しない場合でも自分自身のお金の知識を増やすという観点で活用できることも人気を集めている理由の一つだ。

2位にはTOEICテストがランクインした。国際化が進んでいる中で今年は急激な訪日外国人の増加もあり、今後も英語能力はますます大切となっていきそうだ。3位には難関資格である社会保険労務士がランクインした。独占業務のある資格を取得し、手に職をという思いが反映されているようだ。

先行き不透明な年となりそうな2017年だが、備えあれば憂いなしの言葉通り役立つ資格を取得していざというときに備えることも大切である。資格は2017年だけでなく将来にわたって活用できるので一度挑戦してみてはいかがだろうか。(ZUU online 編集部)

【編集部のオススメ記事】
「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)