iDeCo,確定拠出年金
(写真=PIXTA※画像はイメージです)

目次

  1. 1. iDeCo(イデコ)のことならまずは国の機関で アプリも登場
  2. 2. iDeCo(イデコ)を始める前の情報収集
  3. 3. iDeCo(イデコ)の金融機関の手数料や運用商品数の比較に
  4. 4. iDeCo(イデコ)のポートフォリオを簡単作成
  5. 5. 自分が組んだiDeCoポートフォリオのバックデータを取りたい
  6. 6. 質問に答えるとiDeCo(イデコ)のポートフォリオ提案が受けられる
  7. 7. iDeCo(イデコ)に関する個人的な不安を対面で対応

不安解消にお勧めのサイトはiDeCoで資産形成をするにあたり、「分散投資が重要」だといわれるが、「具体的にどこにどのくらい分散したらよいのか、わからない」という人も多いだろう。iDeCoのさまざまな不安事を解消してくれる無料サイトをご紹介する。

1. iDeCo(イデコ)のことならまずは国の機関で アプリも登場

ーー厚生労働省:iDeCoガイド
厚生労働省が開設したサイトで、Android版とiPhone版のアプリもある。。

iDeCoは60歳までしか積み立てできないという年齢制限があるため、1年でも早く始めるほど有利になる。厚生労働省も若い層を呼び込むために、色々と考えている様子がうかがわれる。まずは「ゲームでiDeCoを知る」。入り口はこれで十分なのだろう。また、DeCoを学べる漫画や動画、税制優遇のシミュレーションなどコンテンツが充実しているので、ぜひ多くの人に利用してほしい。

金融商品を検討する際、運営管理機関が発信している情報は欠かせない。その意味では、国の制度であるiDeCoを知るには、まず国が発信する情報に接するべきだろう。 省庁のWEBサイトは馴染みがない人が多いと思うが、この厚生労働省のiDeCoサイトはどんな人でも抵抗なく利用できるだろう。

2. iDeCo(イデコ)を始める前の情報収集

ーーモーニングスターiDeCo個人型確定拠出年金ガイド
iDeCoを「どこの金融機関(運営管理機関)で始めるか」はとても重要だ。なぜならば、毎月の手数料に違いがあり、運用商品の数にも差があるからだ。しかしiDeCoの運営管理機関は多数あり、それぞれのサイトを見て手数料などを比較するのは困難だ。そんな時に役に立つのがモーニングスターが運営する「 モーニングスターiDeCo個人型確定拠出年金ガイド 」。モーニングスターは投資信託などを評価する会社だ。

このサイトの金融機関比較ガイドを見てみると、全141運営管理機関(8月9日現在)の手数料や運用商品数を比較することができる。iDeCoサイトランキングはモーニングスターが独自に調査したiDeCoの専用サイトの分かりやすさ、使い勝手を比較したものだ。iDeCoは加入者が自分のWEBサイトで管理運用をしていくのが基本で、分からないことがあってもなかなか対面でサービスを受けることが難しい。そんな中、運営管理機関のサイトがいわば「学びの場」となるので、このサイト比較は参考になるだろう。

またサイトトップページのやや下のところに位置する「学ぶ・シミュレーション」はぜひ見てほしい。国の年金制度や企業年金制度について分かりやすく解説している。公的年金は、受給開始時期を65歳より早めたり、65歳より遅らせたりすることができるのだが(繰り上げ、繰り下げ受給)、このような国の年金の仕組みも分かりやすく、簡潔に説明してある。また公的年金にかかる税金の仕組みについても学べるので、iDeCoの受け取り方を検討するときなどに役立つだろう。

さらに金融電卓、ライフプランシミュレーションも、使ってみたいサービスだ。例えばiDeCoの掛金を決めたり、運用商品選びの際に参考としたい運用利回りを出したりすることができる。

3. iDeCo(イデコ)の金融機関の手数料や運用商品数の比較に