将棋の最年少プロ棋士として活躍する、藤井聡太四段の人気がうなぎ上りだ。公式戦29連勝の新記録を樹立したところで佐々木五段に敗れ、30連勝はならなかったものの、次戦の名人戦順位戦C級2組で中田功七段を破り、再び白星街道を歩み始めた。14歳最後の戦いとなった加古川青流戦でも都成竜馬四段を破るなど、一戦ごとに注目度が増している。そこでここでは、将棋の盛り上がりに影響を受けそうな銘柄を見てみよう。

将棋ソフトも開発・販売 コナミHD

関連銘柄,将棋
(写真=beeboys/Shutterstock.com)

ゲームソフトの開発販売で知られるコナミHD は、スポーツ施設業界の首位でもある。同社の製品の中にはゲームセンター向けオンライン将棋ゲームがあり、藤井四段の活躍もあって人気を呼んでいるという。

「天下一将棋会2」という名のこのソフト、対戦相手は全国のアミューズメント施設から参加しているプレーヤー達だ。プレーヤーのレベルに合った対戦相手と自動的にマッチングするため、いつも白熱した対局が楽しむことができる。日本将棋連盟の公認も得ており、羽生名人や渡辺棋王をはじめ、総勢20人プロ棋士も登場するという本格派に仕上がっている。

将棋経験のない人でも手軽に体験できることから、将棋人口が増えることにより製品需要が増えることも予想される。もしもこの続編に藤井プロとの対戦ができたりするようになれば、その反響は相当なものになるはずだ。

ゲーム施設運営の大手 アドアーズ

ゲーム施設運営大手のアドアーズ は、子会社で建て売りや商業施設の建築設計請負なども手掛けている。アミューズメント施設としては、首都圏駅前を中心にメダルゲームやクレーンゲーム等を備えたゲームセンターや、カラオケ、コラボレーションカフェ、アミューズメントカジノ、ダーツ等の多様なジャンルを展開している。

ゲームセンターにはコナミの「天下一将棋会2」も置かれており、将棋人気が集客につながるものと期待される。

AbemaTVで将棋チャンネルも サイバーエージェント

ネット広告代理業を祖業とするサイバーエージェント はスマホサービスやゲームなどに事業展開するほか、インターネットテレビ局「AbemaTV」も育成中だ。「AbemaTV」には2017年2月から新たに「将棋チャンネル」が開設された。

棋界でもっとも格式と歴史のある最高峰の棋戦とされる「名人戦」では、挑戦者を決定する「順位戦」や7番勝負「名人戦」が全て無料で生中継される。また、藤井聡太四段が7名の有名棋士と対局していくオリジナル番組、『藤井聡太四段 炎の七番勝負 ~New Generation Story~』の放送も決定しており、今後も視聴者数の増加が見込まれるなど、将棋関連銘柄として目が離せない存在だ。

オンライン将棋道場を提供 KDDI

携帯電話とともに光回線事業も展開している総合通信会社大手のKDDI は、日本将棋連盟が運営する世界最大のオンライン将棋道場の「将棋倶楽部24」を、スマートフォンやタブレットで楽しむことのできるアプリを提供中だ。

また、同社傘下にはケーブルテレビ最大手のJ:COMがあり、その将棋チャンネルでは、羽海野チカ作の大ヒット将棋漫画「3月のライオン」とのコラボによる将棋大会「J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会」が全国5都市で開催されるなど、将棋関連銘柄としても見逃せない動きを見せている。

会長が少年時代に奨励会に在籍 カドカワ

出版大手KADOKAWAと動画投稿サイト運営のドワンゴが経営統合したカドカワ は、取締役会長の角川歴彦氏が少年時代に将棋の奨励会初等科に入っていたこともあるのか、棋界に関連のある事業を幅広く展開している。

一例を挙げれば、 松本渚著の「将棋めし」というマンガ。プロ棋士の峠なゆたが、対局の休憩中に食べるメニューが勝敗に大きく影響するという、まさに異色というほかのない作品だ。

また、「ニコニコ動画」が将棋コンテンツを配信していたり、学校法人角川ドワンゴ学園のN高等学校では、ネットでできる部活動にオンライン将棋対局サービスの「将棋倶楽部24」を取り入れたりしている。

将棋イベントも開催 歌舞伎座

歌舞伎座 は施設としての歌舞伎座の家主で、興行は松竹 が行っているのだが、場内外で飲食や物販も手掛けている。2017年4月30日には歌舞伎座3階にある「お食事処 花篭」で、「第2回 歌舞伎の聖地に女流棋士~強く、美しく~」が開催された。

鈴木環那女流二段や山口恵梨子女流二段ほか、話題の女流棋士が一堂に揃う企画の第2弾で、女流棋士による「指導対局」や「ランチ会」、「トークショー」など、普段とは違った「素顔の女流棋士」と出会えるイベントとなった。

歌舞伎座という名称に将棋を連想させる効果も大きく、関連銘柄として注目される存在だと言えるだろう。(ZUU online編集部)

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