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銘柄分析
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東証1部 株式ランキング

ペッパーフードサービス、年初来安値から5.8倍に 市場はやや過熱感も

9月4~8日の東京株式市場は軟調に推移した。北朝鮮の水爆実験を背景にリスク回避の動きが強まり、日経平均株価は1万9200円台に下落、約4カ月半ぶりの安値を付けた。

目下のところは日銀のETF(上場投資信託)買いが下値をサポートしているが、地政学的リスクの高まりが続くようであれば投資家心理が一段と冷え込む恐れもあるので注意が必要だ。

「年初来安値からの上昇率」ランキング

ペッパーフードサービス,株価
(写真= ZUU online 編集部)

それでは今回は、東証1部の「年初来安値からの上昇率」上位10社の顔ぶれをみていこう。

(1)ペッパーフードサービス <3053> 3425円 583円 +487.5%
(2)北の達人コーポレーション <2930> 1114円 248円 +349.2%
(3)enish <3667> 2031円 491円 +313.6%
(4)ヤマシンフィルタ <6240> 4160円 1192円 +249.0%
(5)石川製作所 <6208> 2226円 658円 +238.3%
(6)ジーンズメイト <7448> 611円 188円 +225.0%
(7)日本ライフライン <7575> 5660円 1825円 +210.1%
(8)トーセ <4728> 2101円 720円 +191.8%
(9)エスクロー・エージェント・ジャパン <6093> 3590円 1243円 +188.8%
(10)三井ハイテック <6966> 2315円 825円 +180.6%
※銘柄、証券コード、8日終値(円)、年初来安値(円)、上昇率の順。株式分割実施企業の年初来安値は分割後の値に調整済み、上昇率は調整後の株価に基づき算出。

ランキングの顔ぶれは、値動きの良い中小型株が目立つ。業種別では機械、情報・通信業、卸売業が各2銘柄、食料品、小売業、サービス、電気機器が各1銘柄だった。

ペッパーフードサービス、営業利益は前期の2倍以上に

今回は上記ランキングからペッパーフードサービス、ヤマシンフィルタ、石川製作所を取り上げたい。

ペッパーフードサービスは、牛ステーキを中心としたレストランチェーンを展開する外食企業。業種は食料品に指定されている。

5月1日、ペッパーフードサービスは市場選択制度により東証マザーズから東京証券取引所第2部へ市場変更し、さらに8月15日には東証1部へ昇格した。1部への昇格により、投資信託など機関投資家からの需要が高まったことが株価押し上げの一因になったと見られる。

ちなみに同社は今年4月、7月と業績予想を2回上方修正している。主力のチェーン店「ペッパーランチ」や、新業態として拡大中の「いきなりステーキ」が好調で、2017年12月期の営業利益は前期の2倍以上になる見通しだ。ただ、連結PERは約55倍、配当利回りは0.44倍となり、株価には過熱感も出ている。

ヤマシンフィルタ、米国・中国での需要増期待が高まる

ヤマシンフィルタは建設機械の油圧回路に使うフィルターで世界首位メーカー。

ヤマシンフィルタの株価は、昨年11月頃からほぼ一貫して上昇トレンドを描いている。きっかけは米大統領選挙でのトランプ氏の勝利である。米国で大型公共投資が実施されれば建設機械の需要が高まり、ヤマシンフィルタの株価も上昇するという連想から「トランプ関連銘柄」として注目を集めた。

加えて、今年7月には中国のインフラ投資拡大による建設機械の需要増への期待から、同社の株価上昇に弾みが付いた。中国では公共投資が再び拡大しているとみられ、建設機械用のフィルター需要の増加が見込めるとして、投資家の期待を集めた。

ヤマシンフィルタは2018年3月期の連結業績予想について、売上高を前期比10.8%増の110億9000万円、営業利益を2.3%増の9億8000万円と公表している。今年4~6月の第1四半期決算の発表時もこの予想値は据え置いた。ただ、4~6月の営業利益は5億1200万円で既に通期予想の半分強に達している。こうした状況もあり、市場関係者の間で今後の業績上方修正への期待が高まっている。

石川製作所、北朝鮮問題を背景に人気化

石川製作所は石川県白山市に本社を置く機械メーカー。段ボール製函印刷機が主体だが、株式市場では防衛関連株の代表的銘柄として度々人気を集めている。

石川製作所のチャートを見ると今年の4月と8月末~9月上旬に株価が急上昇し、尖った山を形成している。この「尖った山」の背景には、北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験による地政学的リスクの高まりがあるのはいうまでもない。金正恩朝鮮労働党委員長が主導する挑発的行為が、防衛関連株を押し上げる要因となっている。(ZUU online 編集部)

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