資産運用を考える上で大切なことは「分散投資」だといわれている。現代のグローバル社会の中では、セクター別の分散だけでなく、通貨の分散、地域の分散、購入時期の分散など様々な要素を考える必要がある。今回は、その中でも「通貨分散」について考えてみよう。

日本円はシェア1割 通貨世界シェアから考える外貨建て資産の重要性
(画像= STILLFX/ Shutterstock.com)

通貨の世界シェアの現況

BIS(国際決済銀行)は、3年ごとに為替市場における通貨別取引高をまとめている。2016年4月の月間1日あたりの取引高が最新データだ。それを見ると上位3通貨が圧倒的なシェアを持ち、米ドル43.8%、ユーロ15.6%、日本円10.8%とおよそ7割を占めている。以下、英ポンド6.4%、豪ドル3.5%、スイスフラン2.6%、カナダドル2.4%と続き、世界第2位の経済大国である中国元は、その他15%の中に埋もれている。

日本円はシェア1割 通貨世界シェアから考える外貨建て資産の重要性
(画像出典=三井住友アセットマネジメント なるほど!ザ・ファンドVol.49)

このデータから分かることは、やはり米ドルが世界の基軸通貨の地位を維持しているということ、そして、我々が普段接している日本円のシェアは世界の約1割ということだ。必ずしも、保有資産の割合を上記割合とシンクロさせる必要はないが、日本円偏重の資産ポートフォリオであると、十分に通貨分散できているとは言えないだろう。

外貨建て資産を保有する意義

投資の世界では「ホームカントリーバイアス」という言葉がある。これは投資家が地理的、言語的、精神的な理由などによって、海外投資に慎重となり、自国投資が中心となる行動パターンを指す。しかし、円資産のみを保有していると、日本のGDPに依存した投資収益率とならざるを得ず、インフレにも弱くなる。

IMF(国際通貨基金)が発表した最新のWorld Economic Outlook Update によると、全世界の2018年の経済成長率の見通しは3.9%、アメリカは少し落ちて2.7%、一方日本は1.2%とG7先進国の中で最も低い予想となっている。日本が高度経済成長を遂げていた時代であれば、日本円中心のポートフォリオで理にかなっていたのだが、低成長に甘んじている時は、視野を世界に向ける必要がある。

まずは米ドル資産 保有方法は?

外貨建て資産を保有するとしたら、まず検討したいのが世界の基軸通貨である米ドルだ。それでは米ドル資産を保有する方法にはどのようなものがあるのだろうか。

・米ドル預金(外貨預金)
まず最も取り組みやすいのが、外貨預金で米ドルを保有することだろう。ほとんどの金融機関で外貨預金サービスを展開しており、日本円を米ドルに替えるだけで済む。FX(外国為替証拠金取引)を利用すれば、レバレッジをかけることもできる。

・アメリカを対象にした金融商品
アメリカの債券や株式を購入するという手もある。アメリカ国債、アップルやアマゾンといったアメリカ企業などが挙げられる。株式個別銘柄を購入するためには証券口座の開設が必要だ。

・アメリカ以外を対象にした金融商品
米ドルは世界の基軸通貨であるので、実は、世界中の資産を米ドルで購入することができる。インドの株価指数を米ドル建てで保有する、欧州のRIETを米ドル建てで保有する、などだ。場合によっては「日経平均株価を米ドル建てで購入する」ことも可能だ。

・アメリカの不動産(実物資産)
日本人でも、アメリカの不動産を購入することができる。過去20年に渡ってデフレが続いていた日本と異なり、アメリカは不動産価格が長期に渡って上昇している。実物資産なので減価償却の発生等により、税金面で有利になることもある。

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