中国経済,スタートアップ,ユニコーン,まとめ
(画像=PIXTA ※画像はイメージです。)

目次

  1. ユニコーンへの仲間入りは狭き門
  2. 美菜網(メイツァイ) 食材のB2B、レストランへの食材販売など
  3. 曹操専車 ライドシェアやレンタカー
  4. 斗魚 ネット放送局
  5. 趣頭条 自社によるニュース作成に注力するメディア
  6. ユニコーンが育たない日本の経営環境

※2018年4月配信記事を再編集したものです。

ユニコーンへの仲間入りは狭き門

独自の科学技術をもとに創業した者は、みな等しくユニコーン企業となることを夢見る。しかし米調査会社、CBインサイツの2017年の統計によると、ユニコーンとなる確率は1%以下に過ぎない。

そうした中、2018年第1四半期が終わった時点で、世界中から16社が新たにユニコーン企業入りした。中国企業は4社がランクインしており、これは米国に次ぐ数である。

ニュースサイト「今日頭条」の記事をもとに、中国期待の新ユニコーン4社を解剖してみよう。

美菜網(メイツァイ) 食材のB2B、レストランへの食材販売など

2014年6月、北京で設立された。これまで受けた融資総額は4億7700万ドル。企業価値は28億ドルと見積もられている。 創業者の劉伝軍は、1982年山東省生まれ。中国科学院出身の空間物理学修士。かつては月や火星の研究にいそしんでいた。

主要業務は、食材のB2Bネット通販、レストランに対する食材の販売とサービスである。美菜網は自社のメリットとして、産地直送、1万種類に迫る豊富な品揃え、新鮮で低価格、厳格な食品安全検査、日々の情報提供、迅速な商品調達、コンサルティング、アフターサービスなどを挙げている。

ネットを通じて農業、農村と農民の変革を目指す。自前の倉庫と物流システムを持ち、高度な農産品サプライチェーンを構築した。産地から消費者までの高速流通を実現させていく。

曹操専車 ライドシェアやレンタカー