株式投資では株価の値上がりに関心が向かいやすいといえますが、株式投資には配当や株主優待といった魅力もあります。こうしたなか3月は上場企業の決算が最も集中することに加えて、ここにきて株価が大きく調整していることもあって多くの高配当利回り銘柄を探すことができます。そのため今回は日本を代表する企業のなかから配当利回りの高い銘柄をリストアップしてみました。
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(画像=PIXTA)
具体的にはTOPIX100採用の3月決算銘柄のなかから配当利回りが4%以上のものをピックアップしています。そのなかには配当利回りが6%を超えるものもあり、SUBARU(7270)やりそなホールディングス(8308)、三菱ケミカルホールディングス(4188)、大東建託(1878)、みずほフィナンシャルグループ(8411)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、日本郵政(6178)では6%を上回る配当利回りとなっています。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は3月27日です。
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(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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