「金持ち父さん貧乏父さん」という本のタイトルを聞いたことがある人も多いでしょう。同書は51ヵ国語に翻訳され、世界中で4,000万部を超えるベストセラーを記録しました。今回は、「金持ち父さん貧乏父さん」をまだ読んだことがない人に向けて、それぞれの「父さん」のモデルや内容をわかりやすく解説します。

多くの投資家に愛される「金持ち父さん貧乏父さん」

金持ち父さん貧乏父さん
(画像=PIXTA)

「金持ち父さん貧乏父さん」は、「金持ち父さんシリーズ」の最初の作品で、2013年には改訂版が出版されています。「この通りにすれば、人生が変わるかも?」という期待を抱かせる同書は、発行以来、多くの人に愛読されてきました。

著者のロバート・キヨサキは、日系四世のアメリカ人で、ハワイで生まれ育ちました。実業家としての顔と投資家としての顔をあわせ持つ彼は、「金持ち父さん貧乏父さん」で紹介されるキャッシュフローゲームの開発者でもあります。

書店の店頭で「金持ち父さん貧乏父さん」が並んでいるのを見たことのある人は多いでしょう。「投資を始めるきっかけとなった」と語る投資家も多く、投資を始める人の必読書として紹介されることも多々あります。

「金持ち父さん貧乏父さん」のモデルは?独自のお金の哲学

まず、タイトルにもなっている「金持ち父さん」にモデルはいるのでしょうか?これは、よく著者自身だと誤解されるのですが、実は著者の幼なじみの父親だとする説が有力です。金持ち父さんは、「お金のために働くのではない、お金を自分のために働かせる」という独自のお金の哲学を持っていました。

一方、「貧乏父さん」のモデルは、著者の実の父親といわれています。一流大学を卒業して一定の成功を収めているものの、「自分はお金持ちにはなれない」というあきらめを抱いている人物でもありました。

貧乏父さんが「それを買うお金がない」と言うのに対し、金持ち父さんは「どうやったらそれを買うお金を作り出せるだろうか?」と考えます。前者の場合、そこで思考がストップしてしまいますが、後者であれば自分でその先を考えなければなりません。

また、金持ち父さんは「お金をくれるもの=資産」、「お金をとっていくもの=負債」という独自の考え方を持っています。この図式で考えると、収入を生む不動産は「資産」ですが、固定資産税などの負担が発生するだけでお金を生まないマイホームは「負債」となります。

マイホームを買うことが悪いというわけではなく、資産と負債について正しい認識を持ち、バランスをとることが大切だということです。

私たちは、「企業に勤めて働く」「マイホーム、マイカーを所有する」といった人生のレールを、知らず知らずのうちに歩かされています。そして、それ以外の道があることに、多くの人は気づくことすらできません。

そういう意味で、同書はこれまで当たり前だと思っていた人生のあり方を覆してくれる可能性がある書籍といえるでしょう。

不動産投資は「資産」の捉え方を変えてくれる投資法

「金持ち父さん貧乏父さん」の内容を理解し、感銘を受けたとしても、実際に行動に移さなければ何も意味がありません。かといって、いきなり金持ち父さんのような思考・行動で暮らすのは、現実的ではないでしょう。

まずは身の丈に合った方法で、本当の意味での「資産」を所有し、「お金に働いてもらう」ことを肌で理解することが大切です。その方法として、不動産投資はうってつけといえます。

ワンルームからでも不動産を所有して家賃収入を得ることで、「お金を生む資産」があることを実感できます。また、サラリーマンや公務員として本業に専念しながら、勝手に不動産が家賃収入を生んでくれることで、「お金を働かせる」ことの意味が理解できます。

「金持ち父さん貧乏父さん」を読むことも大切ですが、それ以上に実践することに価値があります。「勉強する時間がないから」と言い訳して行動を起こさないよりは、まずはやってみることが大切です。

人生を変えたいと思うなら、最初の一歩として、不動産投資を検討してみるとよいでしょう。

(提供:マンション経営ラウンジ

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