先月下旬から3月決算企業の本決算発表がスタートしています。先週は大型連休明けの後ということもあって決算発表を行う企業は限られましたが、それも今週に入って再び増加に転じ昨日にはTOPIX500採用銘柄に限っても30社を超える企業が決算を発表しています。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に5月13日の決算発表を早速まとめてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでも注目度の高かったのがソニー(6758)の決算発表で、2020年3月期の営業利益は前期比5.5%減の8455億円となりました。また、2021年3月期の業績予想については未定とし見通しを8月初旬に実施する第1四半期の決算発表時に示すとしています。しかし、6月末に新型コロナウイルス感染拡大がピークアウトするなどの前提を置いた上で少なくとも3割程度の減益になるとの試算を示しています。

決算集計(5月13日発表分) 決算集計(5月13日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

先月下旬から3月決算企業の本決算発表がスタートしています。先週は大型連休の後ということもあって決算発表を行う企業も限定的でしたが、それも今週に入って再び増加に転じています。こうしたなか明日は大林組(1802)やTDK(6762)、NTT(9432)などに加えて、日本郵政3社やメガバンク3行などが決算を発表する予定です。 金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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