本記事は、浅田尚希氏の著書『2代目歯科医こそ副業を始めなさい 副業で学ぶビジネスの仕組み!』(サンライズパブリッシング)の中から一部を抜粋・編集しています。

パソコン,キーボード
(画像=PIXTA)

良いインプットとダメなインプット

私は、情報をダメなインプットと良いインプットの2つに分けています。

ダメなインプットというのは、受動的に受けとるだけの情報です。例えばテレビ。テレビはスポンサーの意向が反映した恣意的な内容で、かつ受動的に見ているだけ。言われたことを「そうなんだ」と受けとりがちです。

ヤフートピックスも、恣意的に選ばれた情報です。多くの人が目にしているので、情報の希少価値も全くありません。一次情報であるストレートニュースも、それだけではダメな情報です。ストレートニュースを読むだけでは、その背景や仕組み、今後への影響などはわかりません。自分の中で有用な知識として蓄積されていかないのです。短く切りとられた事実のみが積み上がっていくだけです。

それでは、良いインプットとはなんでしょうか。ひとつは知識系の漫画です。これは、題材となっているテーマについて、体系的に学ぶことができます。私はかつてワインにハマっていました。というのも、『神の雫』というワインを題材にした漫画を読んでいたからです。あれを読むと、ワインのことにとても詳しくなれます。

先ほど触れたブロゴスや有料メルマガなどによって、各分野の一流の人たちの考えを能動的にリサーチするのも良いインプットです。ストレートニュースを見るだけではなくて、関連情報を自分で調べていけば、これも良いインプットになると思います。

ただし、ダメなインプットをやるなということではありません。テレビは受動的だからダメなインプットに入れていますが、テレビを見てはいけないと言っているわけではありません。受動的な情報だけを得ていると、自分の発想がふくらんでいかないということです。

もちろん、ダメなインプットに多くの時間を割くべきではないと思います。先ほどの20時間の話につながりますが、ある分野について20時間くらい良いインプットを行って、まあまあなレベルまで達すると、情報に接したときに「これは貴重な中身だな」と気付けるようになります。情報の価値や希少性が少しずつわかってくる、ということです。良いインプットを続けることによって、さらに良い情報を集められるようになるのです

2代目歯科医こそ副業を始めなさい
浅田尚希(あさだ なおき)
歯科医師として父とともにクリニックを経営する傍ら、中学生から段階を踏んで極めてきた副業において、 本業以上の収益を上げ続ける。 現在は中国輸入をはじめとする物販を中心に、 アフィリエイト、SNSマーケティングなど様々な分野で成果を上げ、法人全体の売上は3億円を超える。 自らが「2代目歯科医」であることから、同じ境遇の医業・士業の方を対象に、 副業でえた知見を本業に活かす術とノウハウを伝えるべく活動中。

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