本記事は、坂本翔氏の著書『独学脳』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています
無駄を徹底排除
デジタルで効率化して勉強時間を増やす
コロナ禍以降、各分野でデジタル化が一気に進みました。
デジタルの力で効率化しようと思えば、いくらでも効率化して、時間を生み出すことができる時代になっています。
何度もお伝えしていますが、時間は有限です。
時間をどう使うかが、独学での勉強の成否をわけます。「無駄なことから生まれるものもある」という事実も否定はしませんが、独学期間については、読者の皆さん各々の独学の目的(試験合格など)につながること以外は、「無駄なこと」という認識で、徹底的に排除していくべきだと考えています。
オンラインで移動時間を大幅に節約
今の時代、買い物、授業、打ち合わせ、飲み会にいたるまで、あらゆることをオンラインで行うことができます。
当社も、設立当初から原則リモートワークを採用しているため、社内の打ち合わせはもちろん、社外の方との打ち合わせもオンラインであることがほとんどです(必要に応じて出社したり、クライアントのオフィスにお伺いしたりはします)。
また、プライベート面では、買い物をする際、買うものが決まっているのであれば、わざわざ移動時間や、お店を見て回る体力を使ってまで行く必要がないものもあると思うので、そういう場合はネットショッピングで済ませるべきでしょう。
誰かに嫌われても自分の時間を確保するという覚悟
会社内での付き合いや友達付き合いで、行きたくもない飲み会などの集まりに誘われることもあると思います。
その場合も、今目指している将来の自分に不要だと判断したら、ハッキリと断ってください。
本当に自分のことを理解してくれている仲間や友人なら応援してくれるはずなので、それで崩れる人間関係なら不要だと思います。
名著『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)にもありますが、みんなに良い顔をしていたら自分の時間がなくなります。
他者の顔色を気にして生きるというのは、自分ではなく、その他者の人生を生きていることになるので、他者の目ばかり気にせず、自分の人生を生きる勇気=他者から嫌われる勇気を持つことが大切です。
使っていないアプリは削除する
スマホを見る時間にも無駄は潜んでいます。
SNSやショッピングサイトを、目的なくダラダラ見ていないでしょうか。そのような時間を制限するのも、無駄な時間を減らすために有効な方法です。
まずは、不要なアプリを削除するなど、スマホの中を整理してみてください。
不要なアプリを判断する方法として、iPhoneであれば「設定」の中にある「スクリーンタイム」から、利用時間が多いアプリを確認することができます。その上位20個ほどの本当に必要なアプリを、スマホを開いたときに出る1ページ目に設定し、残りは削除してしまうのも1つの手です。
さらに、多くのスマホには、閲覧時間が一定時間に達すると通知を送ってくれる機能があるので、そのような機能も活用して、無駄にスマホを開きすぎることを防ぐ工夫もしてみてください。
紙の手帳は今すぐやめる
紙のスケジュール帳は書くこと自体に意識が向いてしまう
紙のスケジュール帳にこだわっている人は多いと思いますが、スケジュール帳に関しては、紙はおすすめしません。
結論として、Google Calendarなどのデジタルツールをおすすめします。
その理由として、基本的に紙に書くという作業だと、狭いスペースに綺麗にまとめることや綺麗な字で書くことに意識がいってしまって、未来のスケジュールを記載して忘れないようにしたり、効率よく日々を過ごすための時間管理ツールにする、という目的から逸れるからです。
また、書くのを間違えたり、予定が変更になったら、その都度消す手間が出てきます。書き込めるスペースは限られていますし、手帳・ペン・消す道具など必要なものを持ち運ぶ手間もあります。
スケジュールの管理は紙よりもデジタルが効率的
それに対して、デジタルのツールであれば、いつも持ち歩いているスマホやパソコンで完結できて、かつ、できることも多いです。
たとえば、私も利用しているGoogle Calendar。
予定が変更になって書き直さないといけない場合でも、その予定を長押しして指で移動させればいいだけです。
予定の詳細も、該当のスケジュールの中に書きたい放題。予定ごとに色分けも可能です。
さらには、予定を忘れないためにアラームの設定も可能。予定を共有したい人がいれば、自分以外の人に共有も可能です。
しかも、これらは基本的には全て無料で使えます。
このように、一部の機能を列挙しただけでも、デジタルが紙より優れている点が多いことがわかると思います。
本記事はツールの操作解説記事ではないため、これ以上の詳細を書くのは避けますが、Google Calendarをはじめ、多くのカレンダーツールやタスク管理ツールが世の中には存在しますので、使ったことがない方は、ぜひこの機会に一度利用してみてください。
ちなみに、余談ですが、リモートワークを採用している当社が、2022年3月現在、活用しているツールとしては、電話やメールは当然使用するとして、それ以外だと、Google Calendar(スケジュール共有)、Asana(タスク管理)、Slack(コミュニケーション)、その他のGoogleの機能など、このようなツールを主に活用してリモートワークをしています。
デジタルツールへ移行される際は、ぜひ参考にしてみてください。
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