日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 27,105.20円 ▼240.04円
為替 1ドル=146.35円
売買高(東証プライム、以下同) 24億1,034万株
売買代金 5兆7,689億円
値上り銘柄数 600銘柄
値下り銘柄数 1,171銘柄
騰落レシオ(25日) 88.42%

市況概況

芳しくない決算発表もあり冴えない展開

米国株はまちまちだったが、ハイテク銘柄などを中心にナスダック指数も大きく売られたことから売り先行となった。

日本にも影響の大きな米ハイテク銘柄の決算などが芳しくなく、日本企業も芳しくない決算を発表して売り気配から始まるものなども見られ、寄り付きから下値を試す動きとなり、戻りも見られないことから下値の節目と見られる27,000円を割り込む場面もあった。それでもさすがに27,000円を割り込むと買い戻し入り、日銀の金融政策決定会合の結果も早々と出たことで買い戻しを急ぐ動きもあり、下げ渋りとなった。

昼の時間帯は週末の手仕舞い売りに押されるものも見られ、後場は下げ幅拡大して始まった。値持ちは良かったものの戻りの鈍さや買い気の乏しさが確認されると手仕舞い売りに押されるものが多くなり、再度日経平均は大幅安となった。

結局終わってみると安値圏で引けとなった。買い気に乏しいなかで月末の売りなども意識されたのか、下値の節目と見られる27,000円を割り込まずに冴えないながらも下げ渋りとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、買い戻しなどから堅調となるものも見られたのだが総じて軟調、マザーズ指数やグロース指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面もあったのだが、断続的な動きとはならず、しっかりと方向付けるようなことはなかった。

改めて上値の重さや買い気の乏しさを確認した形だ。好調な決算を発表しても特に買われるということでもなく、芳しくない決算を発表すれば途端に大きく売られるというような展開になっている。

米国企業の決算もまちまちで特に一世を風靡した銘柄などが芳しくない決算で大きく売られるなど流れは悪い方向に言っているようだ。香港株も相変わらず大きく下落するなど世界的に金余り相場の終焉となっている状況では日本市場もまだまだ下値模索というか、保ち合い相場が続くということだろう。

テクニカル分析

日経平均

保ち合い相場は変わらないということで今度は25日移動平均線を試すような動きとなった。この水準を保てれば25日移動平均線の上昇を受けて上値も期待されるが、遅行スパンがローソク足に押さえられながらの急落も警戒される。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。