株の基本を学ぼう
(写真=PIXTA)

株式投資では、成功すれば株の資金が2倍や3倍になることも十分にある。もちろん、運の良さもあるのかもしれないが、成功確率を上げるためには、基本的な知識を身につけておくことが大切だ。ここで株式投資の基本知識を学び、投資の成功につなげていこう。

目次

  1. 【株の基本①】株を始めるのに重要な用語
  2. 【株の基本②】株売買の基本とは?
  3. 【株の基本③】株価が動く要因は?
  4. 【株の基本④】チャートの見方を知っておこう
  5. 【株の基本⑤】株初心者におすすめの本とは?
  6. 【株の基本⑥】学んだ基本を実践で使っていこう

【株の基本①】株を始めるのに重要な用語

まず最初に株を始めた時に知っておくべき重要な用語を見ていこう。

【チャート】
また株取引を始めた時にはチャートを目にするだろう。チャートとは、1日単位や1週間単位、1ヶ月単位で株価をグラフにし、株価の動きを見やすくしたものだ。 チャートを見ることで 「株価の動きやリズム」、動き方の「傾向」などを読み取ることができる。( 株価チャートの読み方とポイント

【デイトレード】 また デイトレード という言葉も聞いたことがあるのではないだろうか。1日のうちに何度も株の売買を行い、細かい利益を積み重ねて取引を終了させる手法だ。株取引で生活をしている人の多くは デイトレード を利用している。

【NISA】 少額投資をする際に活躍するのが、 NISA(少額投資非課税制度) だ。NISAは2014年1月からスタートした制度で、年間100万円までの株式投資や 投資信託 に対する配当金や値上がり益が非課税となる。この制度を利用するには、銀行や証券会社でNISA専用口座を開設する必要がある。 ( NISAとは?今さら聞けない少額非課税投資のポイント

【IPO】 NISAと同様にアルファベットの用語として、IPOがある。 IPO とは、株式の新規上場を意味する。株式会社が証券取引所に上場し、証券会社などを通じて株式を自由に売買できるようにすることだが、IPO銘柄の人気は高く、抽選に当たった人しか上場前に購入できないことも珍しくない。

【投資信託】 手軽に投資をしたいなら、 投資信託 を見ておこう。投資信託は、複数の債券や株式などへ少額ずつ投資できる商品で、運用は証券会社などが行ってくれる。保有しているだけで手数料がかかるデメリットはあるが、手軽な分散投資によりリスクを低減できるメリットは大きい。この投資信託は証券会社などに申し込めば購入できる。

>> 株式投資を始めたい方必見!株初心者が知るべき7つのポイント

【株の基本②】株売買の基本とは?

株式を売買できる時間 帯は限られている。東京証券取引所を例にとると、売買ができるのは平日の9時から11時30分までと、12時30分から15時まで。午前中の取引時間を前場、午後の取引時間を後場という。

株式の売買が成立するには、当該株式の売却と購入、それぞれの希望者が存在しなければならない。また、売却希望額と購入希望額が一致することも必要だ。ただし、必ずしも売り手と買い手1人ずつの価格が一致する必要はない。1,000株を1株当たり100円で売却したい投資家1人に対して、500株を1株当たり100円で購入したい投資家が2人いる場合、1株当たり100円で、1,000株の取引が成立することになる。
株初心者向け 株買い方とは )( 株初心者向け 株売り方とは

【株の基本③】株価が動く要因は?

初めての株式投資で分からない点として、「株価はどういった場合に変動するのか」ということがあるのではないだろうか。まず、会社の業績が市場の予想よりも良い、もしくは悪い場合に市場が反応することで、株価は変動する。

また、業績発表の合間の時期などに、メディアの情報などにより今後業績が急拡大すると見込まれる銘柄が出てくれば、株価が急上昇することもある。さらに、短期的な利ざやを狙う投資家が大量購入するなどして購入者の需要が変動することでも株価は上下する。

このように、株価は投資対象(企業)と、投資主体(投資家)それぞれの要因で変化する。この片方、ときには両方が株価に影響を及ぼすこともあるので、株価が変動した際には、どちらの要因なのかを分析してみるといいだろう。
株価変動要因を知って投資に活かそう

【株の基本④】チャートの見方を知っておこう

株式の購入や売却をするには、株価の変動を示すチャートを見る。このチャートを見る際の基本として、ローソク足については理解しておきたい。

ローソク足は、白または黒の四角形の上下からヒゲが伸びたような記号で書かれる。株価の初値より終値が高ければ白、低ければ黒となる。白の場合は四角形の上が終値・下が始値を、黒の場合は四角形の下が終値・上が始値を表す。ヒゲは、上のものが最高値、下が最安値を意味する。

また、ゴールデンクロスやデッドクロスについても知っておくとよい。これは13週など比較的短期の株価の平均値を表す短期間の移動平均線と、26週など比較的長期の株価の平均値を表す長期間の移動平均線が交差するときに発生する。

短期移動平均線が長期移動平均線を上に向かって突き抜けるときをゴールデンクロス、逆に下に向かって突き抜けるときをデッドクロスという。ゴールデンクロスの場合は株式の買いが活発化していることがわかり、株価上昇が期待できる。いっぽう、デッドクロスは株式の売りが多くなっていることを意味し、損切りするタイミングの目安となる。
株価チャートの見方をマスターしよう

【株の基本⑤】株初心者におすすめの本とは?

上記の基本用語を踏まえたうえで、株式投資の勉強を深めていくために参考となる本をいくつかご紹介したい。

まずは、池上彰氏の「知らないと損する 池上彰のお金の学校」。投資に限らず、経済やお金についての基本も学べる一冊だ。

もう少し具体的な投資手法について知りたければ、フィリップ・A・フィッシャー氏の「フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために」を読んでみよう。大きな成長が期待できる銘柄の選び方や、売買のタイミングなどについて学ぶことができる。
株初心者におすすめの投資本紹介

【株の基本⑥】学んだ基本を実践で使っていこう

株式投資に関心があるなら、まずは基本用語について理解することが大切だ。とはいえ、ただ知識を蓄えるだけでは利益に結び付かない。実際に少しずつでも取引を始めてみて、頭に入れた知識を実践しながら学びを深めていこう。

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