(写真=Thinkstock/Getty Images)
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多くの上場企業の決算期である3月が近づいてきた。加えて、株主優待をゲットできる権利確定日も、設定されることが多い。株式を保有しているだけで特典を得られる優待は、銘柄によってさまざまな内容となっており、投資の楽しみの一つでもある。

それだけではない。一部の上場企業は長期間にわたって株式を所有し続けている、安定株主に対してはより充実した優待を設定している。今回はそんな、長期保有することで、より優遇された株主優待を得られるもののうち、3月決算の銘柄を紹介したい。

長期保有でトクする優待銘柄(1)ぴあ <4337>

チケット販売最大手。出版事業やコンテンツビジネスなども行っており、その株主優待は、100株以上で2500円分、1000株以上で5500円分の金券(チケットぴあギフトカード、オリジナルシネマギフトカード、オリジナル図書カードの3品目の中から優待金額の範囲内で自由な組み合わせ)を受け取れる。

さらに、2期以上(1年超)継続して保有した場合にはさらに、100株以上で5000円分、1000株以上で1万1000円分が追加される。音楽コンサートやスポーツ観戦、映画鑑賞、読書などが好きな投資家におすすめの銘柄といえるだろう。

長期保有でトクする優待銘柄(2)ヤマダ電機 <9831>

家電量販店最大手のヤマダ電機の株主優待も保有期間で内容が変わる。3月末基準で100株以上保有で1000円分、500株以上で2000円分、1000株以上で5000円分、1万株以上で2万5000円分の、ヤマダ電機の店舗などで使える優待券がもらえる。

さらに、1年以上保有すれば、1500円分、3年以上の場合2000円分追加して優待券を受け取れる。ただし、注意点もある。1枚500円分の優待券となっており、買上金額が税込で1000円ごとに1枚しか利用できず、最大54枚までという制限もついているからだ。加えて、有効期限が定められており、6カ月以内に使う必要がある。家電は定期的な買い替えも必要であることから、誰からでも魅力的な優待内容だろう。

ちなみに、長期保有で優遇となる銘柄には、ビックカメラ <3048> もあることが知られている。

長期保有でトクする優待銘柄(3)ロート製薬 <4527>

目薬や「肌研」で知られる製薬会社。同社の株主優待は、100株以上で自社通販品の割引、500株以上で3000円相当の自社製品の詰合せコース、1000株以上で1万円相当の自社製品詰合せコースまたは寄付コースとなっている。

他方で、3年以上、同社の株主になっていれば、優待がさらに充実。100株以上の場合、3000円相当の自社製品、500株以上で5000円相当の自社製品が追加される。金券等ではないものの、ロート製薬の薬をよく買う投資家には、魅力的な優待といえるだろう。

補足すれば、3年以上の株式保有は、「毎年3月末の株主名簿に同一株主番号で連続して4回以上、記載または記録された株主」となっている。

長期保有でトクする優待銘柄(4)リコーリース <8566>

大手事務機器メーカーであるリコー <7752> グループのリース会社。同社は中小企業向けリースに定評があり、集金代行業務なども強化中だ。優待内容は、100株以上を保有していれば、3000円分のQUOカードを受け取ることができるというもので、1年以上保有していれば、株主優待の内容が充実する。

1年以上保有している場合には、QUOカードの金額が4000円分にアップする。加えて、3年以上保有していれば、5000円分へ増額される。株主優待に魅力があったとしても、その企業が上場廃止や倒産となれば、意味がなくなるため、大手企業系列で比較的リスクが小さいと考えられるため、少しでリスクを抑えたい投資家には良いだろう。

長期保有でトクする優待銘柄(5)NECキャピタルソリューション <8793>

NEC <6701> の持分法適用会社で、リースやファイナンスを行う会社だ。優待内容は、100株以上で、2000円相当の選べるギフトを受け取ることができるが、1年以上保有(中間期末日および期末日の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)することで3000円相当に増額される。こちらも大手企業系列で、格付けもR&I(格付投資情報センター)では長期で「BBB+」に、JCR(日本格付研究所)では「A-」と、大きな環境変化がないとすれば、十分な信用力を備えているといえ、安心感もあるといえるだろう。

その他、3月決算企業に限らず、多くの企業で株主優待の長期保有優遇があるのでチェックしてみてはいかがだろうか。(ZUU online 編集部)

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