ビジネスエリート,勝ち組
(写真=Thinkstock/Getty Images)

目次

  1. 「勝ち組」は幸せなのか
  2. すべての「勝ち組」が幸せとは限らない
  3. なぜ「勝ち組」は選択肢が少ないのか?
  4. 「独立」という選択肢を考える
  5. 会社とはビジネスを学ぶための「実験場」

「勝ち組」は幸せなのか

かつて日本で「勝ち組」と呼ばれるためには、「いい大学を出て」「いい会社に勤め」「高い地位に就き」「高額な給料をもらう」ことが必要だとされていた。ただ、実際に世間を見渡してみた場合、「勝ち組」といわれている人が本当に充実した仕事人生を送れているのかといえば、必ずしもそうとは限らない。それは一体、なぜなのだろうか。果たして、さきほどの条件を満たしてさえいれば、真の「勝ち組」といえるのだろうか。

本当に、やりがいのある仕事に取り組み、充実した人生を送るにはどうしたらよいのか。真の「勝ち組」になるための考え方を紹介しよう。

すべての「勝ち組」が幸せとは限らない

筆者は現在、マネースクールを運営している立場上、香港やシンガポールといった金融都市に度々足を運ぶ。以前、香港へいった際に、筆者の金融ブレインである香港研究チームの代表から、次のような話を聞いた。

もともと香港研究チームの代表は、独立前に日本の大手金融機関に20年ほど勤務していた人だが、彼のサラリーマン時代の同期が、偶然にも現在、元勤務先の香港支社支社長として駐在しているのだという。

大手日系金融機関の香港現地法人の支社長といえば、世間一般の考え方からすれば、かなりの勝ち組である。代表の同期は、もしかしたら今後、日本に戻って役員コースに乗る可能性もあるという。まさに人も羨む出世コースをたどっているといえそうだが、代表は同期の話をした後で「彼には、選択肢がありそうでない」と同情していた。

なぜ「勝ち組」は選択肢が少ないのか?