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前提としてNISA(ニーサ/日本版ISA)口座開設の視点

具体的なサービスのまとめに入る前に、NISA口座開設の視点をもう一度、おさらいしてみることにします。NISA口座から生じた投資の利益には一切税金がかからないことになります。NISAは利益が出た場合にはとても魅力的な制度ということができます。

しかし、その一方で、NISA口座を一度作ってしまうと、その後最長で4年間新しいNISA口座を作ることはできなくなります。そのため、NISA口座開設にあたっては、ご自身が投資したい商品を選定して、あくまでも投資したい商品を基準に開設したい銀行や証券会社を選ぶことが最も重要となります。つまり、あくまでも、投資商品が主であって、サービスなどは付随的なものと考えることが重要となります。


キャンペーン実施のNISA(ニーサ/日本版ISA)のサービス

以上のように、あくまでも投資の目的・目当ての金融商品を基準としてNISA口座は開設されるべきですが、気持ちとしてはNISA口座開設に対する特典、サービスも気になってしまうところです。著名な銀行や証券会社等が実施してくれるサービスとしては、多様なものがありますが、投資家にとってお得なサービスとしてNISAのスタートにあたって、投資について無料の勉強会やセミナーを実施してくれるサービスを利用するという方法があります。

投資の情報はアップツーデートで変化する一方、本業や日々の生活の中で投資についてまとまった勉強をする機会はなかなか取ることができないのが実際のところなのではないでしょうか。また、仮に投資の勉強会に参加しようと思った場合には、有料の場合などもあります。そのため、投資について無料で学ぶことができる機会を得ることができるのは、投資家にとっては、良い機会であるということができます(また、人脈を得るなどの効果も期待することができます)。

なお、NISA口座開設にあたって、無料の勉強会・セミナーを実施してくれる銀行などとしては、下記があげられます。

・足利銀行→60の拠点でNISAセミナー実施
・大和証券→全国の支店で月2、3回程度NISA関連セミナーを実施。イブニングセミナーもあるので、日勤の方も参加することができる
・楽天証券→著名ファイナンシャルプランナーによるコラム・全国巡回セミナーなどが実施されます。

「知識は一生なくならない財産」です。投資家としては長期的な視点を学ぶため、このようなセミナーを利用することがひとつの方法としておすすめすることができます。


NISA(ニーサ/日本版ISA)​の費用や利用の利便等のキャンペーン

勉強会やセミナーのような(長期的には意味が深いものの)間接的なサービスではなく、手数料に関してのサービスなど目に見えてメリットがあるサービスを実施してくれる金融機関などもあります。

投資とは異なりますが、日常、銀行のATMなどで手数料がかかってしまうのが少し抵抗がある方は多いのではないでしょうか。投資の場合には銀行の引き出しや振込の手数料などよりも数段高い手数料がかかってしまうので、このようなメリットも見逃すことができません。また利用時間帯なども大きなポイントなのではないでしょうか。

費用・利用に関する利便を提供する金融機関などとしては以下のようなものがあります。
・楽天証券→NISA口座内の手数料は一律で105円
・カブドットコム証券→2014年は国内の株式・ETF・REITの買い付け手数料無料
・みずほ銀行→ATMの時間外手数料無料キャンペーン実施。

このように、NISA口座の利用について、手数料や利用時間などの便宜を図ってくれるなど、一見細かいものの、投資を続けていく上ではやや無視することができないサービスがそれぞれの金融機関や証券会社で設けられています。


NISA(ニーサ/日本版ISA)の海外株式への対応の相違

最後にNISA対象の金融商品として海外株式へ対応するかをまとめておきます。

海外株式は、ハイリスク・ハイリターンの側面が大きい商品ですが、短期的な利益を望まれる場合には検討に値します。ただ、海外株式に対応しないことを明言している金融機関もありますので、あえて特徴的な点としてまとめます。
対象商品は口座開設前に必ずご確認いただきたいポイントですが、現時点(平成25年10月)で海外株式への対応は以下のようになっています。

・海外株への対応→SMBC日興証券、大和証券、楽天証券、SBI証券は海外株に対応する。松井証券は対応しない。カブドットコム証券や野村証券は検討中。

ただ、商品対応は随時変更の可能性がありますので、こまめに確認されることをお勧めいたします。

>> SBI証券 の口座開設はこちらから
>> 楽天証券 の口座開設はこちらから
>> マネックス証券 の口座開設はこちらから
>> カブドットコム証券 の口座開設はこちらから

*あくまでも平成25年9月から10月当初までの調査情報を基礎としていますので、新しいサービスなどが出ている場合にはご容赦いただければと存じます。

photo credit: I-5 Design & Manufacture via photopin cc

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