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保守的意見を検閲?

Googleが「女性はコーディングに向かない」と主張した男性社員を解雇

「女性は技術職に向かない」との考え方から、Googleの男性社員が同社のダイバーシティ(多様性)の方針を社内文書で批判。Googleはこのソフトウエアエンジニア、ジェームズ・ダモア氏を解雇した。

ブルームバーグなどによると、ダモア氏は技術職やリーダーシップ職務に女性が少ないのは「生物学的」な違いが一因だと主張。左寄りの社風を醸成するGoogleは、保守的意見を検閲しているとも批判している。

Googleのサンダー・ピチャイCEOは従業員向け文書を公表し、「ダモア氏の文書は、ジェンダーに関する有害な固定観念を助長させる点で社内行動規範に違反し、一線を超えている」と指摘していた。ダモア氏は、解雇されたことを認め、「現在、あらゆる法的手段の可能性を模索している」と徹底抗戦の構えを見せている。

10ページの文書で「女性はコーディングに向かない」と主張

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(写真=GettyImages)

問題の文書は10ページに及び、当初Motherboardに投稿され、テック業界に女性が少ないのは偏見や差別によるものではなく、男女の生物学的な違いが原因だと主張した。文書はまた「男女差が性差別を意味すると思い込むのをやめる必要がある」「Google は保守派を疎外するのを止めてほしい」とも述べている。すでに従業員からはTwitterで、文書とダモア氏を批判する声が寄せられ、次第に拡散していった。

これに対して、Googleの多様性担当責任者のダニエル・ブラウン氏は「多様性と包摂は、当社が育む価値と文化の基本だ。それは企業の成功に欠かせない」と反論した。

Googleの男女比率は半々にはほど遠いのが現実である。従業員の69%、技術職の80%は男性である。GoogleだけでなくシリコンバレーのIT企業は、ダイバーシティに気を遣い、男女平等、人種差別無しとアピールするのが、会社のメリットと考える伝統がある。Googleは実態としては、企業トップの政策を未だ反映していない

ダモア氏は8月3日、「女性はコーディングすることに向いていないので、無理に半々にすべきではない」という文書「Google’s Ideological Echo Chamber」を社内公開したことで、ソーシャルメディアで賛否両論の激論に発展、事態は深刻になっていた。(長瀬雄壱 フリージャーナリスト、元大手通信社記者)

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