中国経済,資生堂,日系企業
(画像=Sorbis / shutterstock.com 2015年、香港にて撮影)

目次

  1. 資生堂の新しい販売戦略とは
  2. 資生堂中国の歴史
  3. 大型機器で越境Eコマースを展開
  4. 実体店舗は復活するか

資生堂の新しい販売戦略とは

資生堂は中国で新しい販売戦略を実行に移しつつある。経済サイト「界面」が伝えた。資生堂の中国展開の歴史を振り返りながら、新戦略の成否を探ってみよう。

資生堂中国の歴史

中国における資生堂の歴史は1981年、北京友諠商店、北京飯店など9ヵ所で60種の商品を販売したことから始まる。1993年には早くも北京に工場を建設している。販売、生産とも中国市場への進出は非常に早い。

2003年12月には上海に資生堂中国投資有限公司を設立し、ここで中国事業を統括することにした。翌年からは、日本と同様に専売店事業の展開を始めている。化粧品を販売するだけでなく、中国女性に正しい使用方法をを紹介し、さらに新しい美容の提案も行った。資生堂専売店は、服飾やヘアースタイルを含めたファッション文化の発信を目指していった。

現在では中国に生産工場、研究開発センター、美容部員の訓練センターを持ち、中国独自の一貫体制を整えている。大型ショッピングセンター1Fに、定番ショップを設置しているのも、日本百貨店の風景と変わらない。知名度の高さも同様である。

大型機器で越境Eコマースを展開