本記事は、北尾龍典氏の著書『手間をかけずに資産を増やす! 医師のための投資術』(ポプラ社)の中から一部を抜粋・編集しています
そもそも不動産は不労所得、働かなくてもいい
株式投資、投資信託、外貨預金、FX、そして不動産投資など資産を形成する方法は世の中にたくさんあります。
しかし、激務に追われるドクターと、最も相性がいいのが不動産投資だと私は考えます。
いくら資産を形成するためだとはいえ、残業があたりまえの医師たちにとって、投資に多くの時間を割くのは不可能に近いはずです。
常に価格の変動に目を光らせていなければ売買のチャンスを逃してしまう、株式投資やFX、ビットコインなどは継続するのが難しいでしょう。
その点、不動産投資は自分が身を粉にしてせっせと働かなければお金を得られない「勤労所得」ではなく、保有する物件が家賃というお金を生み出してくれる「不労所得」です。だからこそ、忙しいドクターにピッタリなのです。
さらに不動産は、そもそも物件が存在するため、一瞬にして価値がなくなることはありません。
株であれば、企業が倒産したらただの紙切れになりますし、外貨や通貨は各国の政治などの状況によって大きな変動リスクがあるでしょう。
また、不動産投資で得られる「家賃収入」はとても安定しています。
日本賃貸住宅管理協会の調べによると、2020年度上期の入居者の平均居住年数は単身者で2〜4年が66.9%、一般ファミリーでは4〜6年が61%と、半数以上が2年を超えて住み続けています。
首都圏と関西圏など、地域によって多少の違いはありますが、全体の傾向は変わりません。
そのため、いったん入居してくれたら、よほどのことがない限り、一人の入居者から2年間は継続して家賃が入ってくると考えることができます。
不動産を常に適切な状態に維持していれば、借り手が変わっても継続的に収入を得ることができるでしょう。
忙しいドクターが手間をかけずに資産を築くには、不動産投資を軸にして考えるべきなのです。
お金を借りて投資ができるのは不動産だけ
医師が不動産投資をすべき、もう一つの大きな理由は「ドクター」という属性を最大限に活かすことができる投資だからです。
「株式投資をしたいから融資してください」 「外貨預金のための資金を貸してください」
と銀行にいってもお金を借りることはできません。
それなのに、不動産投資だけは、物件そのものに価値があるため融資を受けて投資をすることができます。
投資用不動産の場合、銀行は物件の収益性に加え、購入希望者の経済的、そして社会的背景を重視します。
ドクターは、あらゆる職業の中でもダントツに信用度が高いため、有利な条件で融資を受けることができるのです。
サラリーマンの場合、自宅を購入するときでも、ローンの金額は年収の5倍程度が限度だといわれています。
しかし医師は、住宅ローンで年収のおよそ8倍、投資用不動産の場合は12倍程度まで融資を受けることができます。
年収が1500万円なら1億8000万円。
2000万円なら2億4000万円を借りて、投資をすることができます。
「借金してまで、投資するべきなの?」
と考える方もいるかもしれません。
でも、お金を借りて投資をするのは「時間を買える」ということです。
たとえば5000万円の物件を「お金を貯めてから買おう!」としたら、果たして何年かかるでしょうか。
年間で500万円貯金するとしても、10年かかります。
1年で500万円貯めるとしたら、毎月40万円以上貯金しなければなりません。
いくら高額所得者のドクターでも、これはなかなか難しいですよね。
現在、30歳であれば40歳になるまで待たなくても、また、40歳であれば50歳になるまで必死で節約して貯金しなくても、今すぐ投資を始めて収益を得られるのです。
近年は、歴史的にまれにみる、超低金利時代が続いています。
物件や頭金のあるなしなどの条件により異なりますが、不動産投資を行う場合、年利が1.8〜2.8%程度で融資を受けるのが一般的です。
私たちが主に提案する、都市圏の新築マンションであれば、3.5〜4.0%が平均です。
融資を受けて投資を始めたとしても十分、収益を得ることができるでしょう。
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