ETF運用はポートフォリオの組み方が重要
【第1回】では、ETFは分散投資であるため低リスクで運用できること、保有コストが少ないため長期投資に向いていることなどを伝えた。ETFには連動する指数に応じて国内外さまざまな種類があるが、複数の銘柄を組み合わせることで、投資効果を高めると同時にリスクヘッジを図ることができる。
そこで今回は、30代の年収700万円の男性を想定した具体的なポートフォリオの組み方を紹介したい。
ETFのメリットをおさらい
ETF(上場投資信託)は、銀行や証券会社が扱う一般的な投資信託が進化した投資商品である。株式のように証券取引所に上場され、取引時間中はリアルタイムに価格が変動し、自由に売買できる利便性の高さが特長だ。さらに大きなメリットとして取引・保有コストが一般の投資信託よりも大幅に安い点も挙げられる。ここでは30代の独身サラリーマンを想定し、ETFを活用したポートフォリオについて考えてみよう。