(画像=ZUU online編集部)

SBI証券と楽天証券は、特に人気があるネット証券会社です。非課税で投資できる積立NISAを始めるときに、どちらを選択すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、楽天証券とSBI証券それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。各社のサービスを比較して、自分にはどちらが合っているのか見ていきましょう。併せて、それぞれでおすすめの投資信託もご紹介します。

この記事でわかること
  • 楽天証券とSBI証券の共通点・相違点
  • それぞれの証券会社のメリットとデメリット
  • どっちの証券会社が向いているか
10項目以上で徹底比較した記事はこちら

楽天証券とSBI証券のつみたてNISAの違いは?

つみたてNISAは老後の資産形成手段として金融庁が推進する、少額投資非課税制度です。楽天証券とSBI証券では、つみたてNISAのサービス内容にどのような違いがあるのでしょうか。まずは、共通点と相違点を確認します。

楽天証券とSBI証券のつみたてNISAの共通点
  • 業界最多水準の口座開設数
  • 取扱ファンド数が充実
  • グループ内の銀行との連携サービスがある
  • クレジットカード積立に対応している
証券総合口座開設数 714万口座 801万口座
つみたてNISA開設数 199万口座 97万口座(※)
つみたてNISA対象銘柄 181 183
銀行の連携サービス 楽天銀行
「マネーブリッジ」
住信SBIネット銀行
「ハイブリッド預金」
クレカ積立 楽天カード 三井住友カード
タカシマヤカード
TOKYUカード
公式サイト 口座開設をする 口座開設をする
※投信積立口座数

楽天証券およびSBI証券は、どちらも業界最多水準の口座開設数を誇るネット証券です。取扱ファンドが充実している点や、クレジットカード積立ができる点など、投資スタイルに合った資産運用ができる証券会社として人気です。

一方で、両社のつみたてNISAの相違点・違いは以下のようになっています。

楽天証券とSBI証券のつみたてNISAの相違点
  • 取り扱っているファンドが違う
  • 銀行との連携サービスの詳細
  • クレジットカード積立のポイント還元率
対象銘柄 「らくらく投資専用」の商品は楽天のみで積立可能 「SBI・Vシリーズ」はSBIのみで積立可能
銀行の連携サービスの詳細 マネーブリッジで金利が100倍に ハイブリッド預金で
クレカ積立におすすめ 楽天カード 三井住友カード(NL)
クレカ積立の還元率 1%
9月から一部変更
0.5%
公式サイト 口座開設をする 口座開設をする

楽天証券とSBI証券はどちらも、つみたてNISA対象ファンドの取扱数が業界最多水準です。ただし、実際に取り扱う商品の種類には違いがあります。

また、グループ内の銀行と連携するサービス内容にも差があります。投資開始後に後悔しないためには、サービス内容の相違点も事前にしっかりと確認することが重要なポイントとなるでしょう。

手数料で比較

次に、楽天証券とSBI証券におけるつみたてNISAの手数料の違いを確認します。なお、 つみたてNISAでは、口座開設手数料や口座維持費はかかりません。ここでは、投資信託の運用で必要な手数料を中心に解説します。

投資信託の運用に必要な手数料を確認

投資信託への投資で必要なおもな手数料は、以下の4つです。

投資信託への投資で必要なおもな手数料
  1. 購入時手数料
  2. 信託報酬
  3. 信託財産留保額
  4. 解約手数料

購入時手数料および解約手数料は、売買に際し取引する金融機関に支払う手数料です。資金効率がよい資産形成を目指すつみたてNISAでは、ノーロードファンドが対象となっているため、購入時手数料および解約手数料はかかりません。

ファンド保有中にかかる信託報酬および、売却時にファンドに支払う信託財産留保額はファンドごとに決まっています。そのため、取引をする金融機関が違っても手数料額は同じです。よって、楽天証券とSBI証券のどちらでつみたてNISAを行っても、手数料額に違いが出ることはなさそうです。

品揃えで比較

つみたてNISAの投資対象は、金融庁が長期での積立投資による資産形成に適していると認めた214本(2022年7月29日時点)の投資信託です。

しかし実際に投資ができるのは、つみたてNISA口座を開設した金融機関で取り扱いがあるファンドのみです。そのため、より多くの選択肢から投資ファンドを選びたいなら、取扱商品数が多い金融機関を選ぶことがポイントとなるでしょう。

両社は、どちらも業界内で最多水準のファンドを取り扱っています。楽天証券およびSBI証券のつみたてNISA対象ファンド取扱数(2022年8月4日時点)は以下の通りです。

取扱ファンド数 181本 183本

いずれかでしか積立できない投資信託とは

楽天証券およびSBI証券における取扱ファンド数の差は2本ですが、内訳を見るとそれぞれ取り扱っている商品に違いがあります。目当てのファンドがあるなら、楽天証券およびSBI証券でそれぞれ取り扱う商品を確認しておくことが重要です。

ファンド名 運用会社 信託報酬(税込/年) 信託財産留保額(税込)
【らくらく投資専用】楽天・資産づくりファンド(のんびりコース) 楽天投信 0.40% なし
【らくらく投資専用】楽天・資産づくりファンド(じっくりコース) 0.40% なし
【らくらく投資専用】楽天・資産づくりファンド(なかなかコース) 0.40% なし
【らくらく投資専用】楽天・資産づくりファンド(しっかりコース) 0.40% なし
【らくらく投資専用】楽天・資産づくりファンド(がっちりコース) 0.40% なし
キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用) キャピタル・インターナショナル 1.078% なし
LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(LOSA 投資の王道) PayPayアセットマネジメント 0.5335% なし

楽天証券でのみ取扱があるのは、「らくらく投信」専用ファンドです。らくらく投信とは、初心者でもスマホで簡単に資産形成が目指せる、楽天証券提供のサービスです。らくらく投信の利用を希望するなら、楽天証券を選択しましょう。

ファンド名 運用会社 信託報酬(税込/年) 信託財産留保額(税込)
フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2065(将来設計(ベーシック) フィデリティ投信 0.36~0.39%程度 なし
フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2070(将来設計(ベーシック) 0.36~0.39% なし
三井住友TAM-SBI資産設計オープン(つみたてNISA対応型) (愛称:スゴ6) 三井住友トラスト・アセットマネジメント 0.55% 0.1%
Smart-i Select 全世界株式インデックス りそなアセットマネジメント 0.1144% なし
Smart-i Select 全世界株式インデックス(除く日本) 0.1144% なし
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全世界株式) SBIアセットマネジメント 0.1338%程度 なし
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・全米株式) 0.0938%程度 なし
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500) 0.0938%程度 なし
PayPay-PayPay投信 日経225インデックス PayPayアセットマネジメント 0.143% なし

SBI証券でのみ取扱があるのは、9ファンドです。中でもSBIアセットマネジメントが提供するSBI・Vシリーズは手数料が低く、SBI証券の投資信託販売ランキングで上位に入る人気のファンドとなっています。SBI・Vシリーズへの投資を希望するなら、SBI証券を選択しましょう。

積立方法で比較

つみたてNISAでの資産運用を成功させるには、長期で無理なく続けられる積立方法を選択できるかも重要です。ここでは、楽天証券およびSBI証券の積立方法を比較します。

最低投資額 100円 100円
設定できる積立頻度 ・毎日
・毎月
・毎日
・毎週
・毎月
決済方法 ・現金(※)
・クレジットカード
・電子マネー(楽天キャッシュ)
・現金(※)
・クレジットカード
対象クレカ 楽天カード 三井住友カード
タカシマヤカード
TOKYUカード
投信残高へのポイントの付与 あり あり
ポイント投資 不可
※現金決済とは、あらかじめ証券総合口座に入金された資金での決済のことです

引落しに対応している銀行

つみたてNISAで現金決済をするなら、あらかじめ証券総合口座に入金しておく必要があります。入金忘れによる購入代金不足を防ぐには、提携する金融機関で設定できる自動引落サービスを利用しましょう。楽天証券およびSBI証券における自動引落サービスの概要および提携金融機関は、以下のとおりです。

引落日 毎月14日または27日 毎月14日または27日
引落手数料 無料 無料
引落請求日 10営業日前 10営業日前
提携金融機関 ・都市銀行5行
・ゆうちょ銀行
・地方銀行
・信用金庫
・都市銀行5行
・ゆうちょ銀行
・地方銀行
・信用金庫

自動引落は、楽天証券とSBI証券でサービス内容に差はありません。自動引落による積立を考えているなら、どちらの証券会社を選んでも違いはなさそうです。

マネーブリッジとハイブリッド預金を比較

楽天証券とSBI証券は、それぞれグループ内の楽天銀行および住信SBIネット銀行と連携した自動入出金サービスを行っています。この自動入出金サービスを活用すれば、よりスムーズに積立投資ができそうです。

楽天証券と楽天銀行が行う自動入出金サービス名は「マネーブリッジ」、SBI証券と住信SBIネット銀行が行うサービス名は「SBIハイブリッド預金」です。マネーブリッジおよびSBIハイブリッド預金のサービス概要は、以下のとおりです。

マネーブリッジおよびSBIハイブリッド預金のサービス内容
  • 銀行口座残高が買付余力となり、金融商品買付時に自動で証券口座に入金される
  • 設定金額以上の証券口座残高がある場合、自動で銀行口座に出金される
  • 普通預金金利の優遇が受けられる

自動入金サービスを活用することで、金融商品購入時の入金の手間を軽減できます。また、出金サービスにより資金が自動的に銀行に戻ることで優遇金利を無駄なく活用できるのも、自動入出金サービスの魅力だといえるでしょう。

マネーブリッジとハイブリッド預金の優遇金利を比較

前項で紹介した通り、マネーブリッジおよびハイブリッド預金では、それぞれ銀行口座の普通預金に優遇金利が適用されます。楽天銀行および住信SBIネット銀行の優遇金利は、以下のとおりです。

マネーブリッジおよびSBIハイブリッド預金のサービス内容
  • 銀行口座残高が買付余力となり、金融商品買付時に自動で証券口座に入金される
  • 設定金額以上の証券口座残高がある場合、自動で銀行口座に出金される
  • 普通預金金利の優遇が受けられる
提携銀行楽天銀行住信SBIネット銀行
連携サービス名マネーブリッジSBIハイブリッド預金
優遇金利普通預金金利が最大年0.1%にアップ
(ただし普通預金残高300万円を超えた分は年率0.04%)
普通預金金利が年0.01%にアップ
自動入出金サービス買付時に楽天銀行から楽天証券に自動入金される買付時に住信SBIネット銀行からSBI証券に自動入金される
その他サービスハッピープログラムへのエントリーで楽天証券での取引内容に応じた楽天ポイントが付与されるアグリゲーションサービスへの申し込みで、住信SBIネット銀行でSBI証券の株式等の資産残高の把握ができる

楽天銀行と住信SBIネット銀行では、優遇金利に10倍の違いがあります。資産運用の1つとして優遇金利も活用したいなら、楽天証券を検討した方がよさそうです。

クレジットカード積立で比較

楽天証券、SBI証券ともに、つみたてNISA口座でのクレジットカード積立ができます。クレジットカード積立とは、提携するクレジットカードを投信積立の決済に利用することです。買付額に対し提携ポイントが付与されるため、お得に投資できるとして人気が高い投資方法となっています。

楽天証券およびSBI証券のクレジットカード積立の概要を、以下で確認しましょう。

利用できるクレジットカード 楽天カード 三井住友カード
積立可能額 毎月100円~5万円 毎月100円~5万円
付与されるポイント 楽天ポイント Vポイント
ポイント付与率 買付額の1%
※2022年9月以降は以下に変更
・買付額の1%
信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率税込0.4%以上のファンド
・買付額の0.2%
信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率税込0.4%未満のファンド
0.5%
※カードのランクごとに異なる(最大2.0%)

2022年8月までの買付では、利用する三井住友カードの種類によって楽天証券とSBI証券のどちらが付与率が高いかが変わります。

2022年9月以降の買付については、楽天証券のポイント付与率が0.2%もしくは1%に変更されます。そのため、投資ファンドによってはSBI証券の方が付与率が高くなるケースも増えそうです。

楽天証券は電子マネーの楽天キャッシュでも決済可能

楽天証券ではクレジットカードのほか、電子マネーの楽天キャッシュでもつみたてNISAの決済が可能です。ちなみに、SBI証券では電子マネーを利用した決済はできません。

楽天キャッシュ決済の上限額は毎月5万円で、取引に応じて楽天ポイントが付与されます。楽天キャッシュで付与されるポイントを、以下で確認しましょう。

▽楽天キャッシュによる積立投資で付与されるポイント ・楽天カードから楽天キャッシュにチャージした場合:チャージ額の0.5% ・楽天キャッシュで投信の買付を行った場合:買付額の0.5%(2022年12月買付分まで)

楽天キャッシュでは、クレジットカードからのチャージ額に対し0.5%のポイントが付与されます。また、2022年12月買付分までは、キャンペーン適用のため買付額の0.5%のポイントも貯まります。楽天証券のクレジットカード積立と楽天キャッシュを上手に使い分ければ、SBI証券よりお得にポイントを獲得できるチャンスもありそうです。

アプリ・ツールで比較

つみたてNISAを成功させるには、長期で投資を継続することが何よりも重要です。そのためには、収入やライフステージの変化などに合わせて、積立額や積立頻度を定期的に見直す必要があります。

つみたてNISAのメンテナンスをスムーズに行うには、使いやすい取引ツールが用意されていることもポイントとなります。そこでここでは、楽天証券とSBI証券の取引ツールについて見ていきましょう。

スクリーニングツール

スクリーニングツールとは、投資家が設定した運用方針や手数料といった条件をもとに、取扱銘柄をふるいにかける機能です。スクリーニングツールを活用することで、投資方針やリスク許容度に合ったファンド選びが可能になります。

楽天証券およびSBI証券では、つみたてNISA投資対象ファンドをスクリーニングできる以下のツールを用意しています。

ツール名 ・投信スーパーサーチ ・投資信託パワーサーチ
・ファンドロボ

投信スーパーサーチおよび投資信託パワーサーチでは、ファンドの分類や投資地域、手数料、ファンドスコア(レーティング)といった項目を選択することで、商品の絞り込みができます。ファンドを選びに迷ったら、ぜひ活用したいサービスの1つです。

またSBI証券では、「ファンドロボ」というスクリーニングおよびファンド提案サービスも提供しています。ファンドロボでは、インターネット上で年齢や投資経験、リスク許容度等簡単な質問に答えるだけで、モーニングスター社の最新評価データを元に1~3本のファンドを選定してくれます。そもそもファンドをどのように選ぶべきかがわからないと感じるなら、まずはファンドロボで投資家に合った1本を探してみるのもよいでしょう。

つみたてNISAのトレーディングツールで比較

つみたてNISAの取引や設定の変更は、楽天証券SBI証券ともにPCやスマートフォンのWebサイトから可能です。またSBI証券なら、専用アプリでの取引もできます。

PCの場合

PCでつみたてNISAを取引できるトレーディングツールおよびアプリは、楽天証券、SBI証券ともにありません。PCで取引をするなら、Webサイトから行いましょう。

スマホの場合

楽天証券には、つみたてNISAの取引ができるスマホ用取引ツールおよびアプリはありません。スマホから取引をするには、スマートフォン専用サイトを利用するしかなさそうです。

SBI証券ではスマートフォン専用サイトのほか、「かんたん積立アプリ」を用意しています。かんたん積立アプリは、以下の機能を搭載しています。

SBI証券かんたん積立アプリの機能
  • 積立投資の設定(クレジットカード積立にも対応)
  • 投資ファンドの運用状況確認
  • 積立スタイル診断およびファンド提案
  • 投資残高確認と管理(Webサイト取引分も含む)

かんたん積立アプリは、投資初心者でも使いやすく取引をしやすい機能が魅力のトレーディングツールです。取引のたびにWebサイトにアクセスする必要がなく、すき間時間を活用した運用状況の確認や設定変更が可能になります。

トレーディングツールおよびアプリの面では、スマホ用アプリを提供するSBI証券の方が楽天証券よりもサービスが充実しているといえそうです。

口座開設数で比較

楽天証券およびSBI証券は、どちらもネット証券最多水準の口座開設数を誇る証券会社です。2021年12月末時点のそれぞれの口座開設数(2021年12月末時点)を、以下で確認しましょう。

  楽天証券 SBI証券
証券総合口座開設数 714万口座 801万口座
つみたてNISA開設数 199万口座 97万口座(※)
※投信積立口座数

証券総合口座の開設数はSBI証券の方が多く、つみたてNISAの口座開設数は楽天証券の方が多いことがわかりました。

なお、日本証券業協会が発表した2021年12月時点の証券総合口座開設数は2,900万口座です。また、金融庁が発表した2021年12月時点のつみたてNISA口座開設数は302万口座となっています。楽天証券およびSBI証券はいずれの口座でもシェアが高く、どちらも多くの投資家から選ばれている証券会社だといえるでしょう。

iDecoならSBI証券がおすすめ

  • 手数料は両社とも同じ
  • 取り扱う商品数が違う

iDeCoでは、SBI証券の方が取扱商品数が6本多いです。できるだけ多くの選択肢の中から投資先を決めたいなら、SBI証券の方が良いでしょう。一方で、手数料においては両社に差はありません。

国民年金基金連合会 2,829円(初回) 2,829円(初回
証券会社へ支払う開設費用 0円 0円
国民年金基金連合会 105円/月 105円/月
事務委託先金融機関 66円/月 66円/月
証券会社に支払う管理費用 0円/月 0円/月
取扱商品数 【投資信託】
31本
【元本確保型(定期預金)】
1本
【投資信託】
37本
【元本確保型(定期預金)】
1本
特徴・証券総合口座の投資資産とiDeCoの資産を同一IDで一元管理できる
・無料セミナーなどサポートが充実
・10年以上の運営実績がある
・加入者数第1位(2022年3月時点)

つみたてNISAの金融機関を変更する方法

つみたてNISA口座を他の金融機関に変更する場合、以下の手続きが必要です。なお、つみたてNISAの口座変更手続きは、金融機関によって大きな違いはありません。

つみたてNISAの変更に必要な手続き
  • つみたてNISA口座がある金融機関に、金融機関変更を申し出る
    現在NISA口座を開設している金融機関に、金融機関の変更を申し出ると「金融商品取引業者等変更届出書」と「非課税管理勘定廃止通知書(非課税口座廃止通知書)」が送られます。受け取り後に必要事項を記入し、「金融商品取引業者等変更届出書」を返送しましょう。
  • 新しくつみたてNISA口座を開設する証券会社に「非課税管理勘定廃止通知書(非課税口座廃止通知書)」と「開設書類」を提出する
    変更先の金融機関から開設書類(非課税口座開設届出書)を受け取り、手順1の勘定廃止通知書、本人確認書類、マイナンバー書類とともに変更先金融機関へ提出しましょう。

口座の変更手続きには、1ヵ月~2ヵ月程度かかります。手続き中はつみたてNISAでの取引ができなくなるため、値動きや相場の状況を見て手続きを進めることが肝心です。

なお、NISA口座の変更は1年に1回しかできません。また、現在の証券会社で買付を行うと、当年の変更ができなくなる点には注意が必要です。そのほか、変更前金融機関のつみたてNISA口座で保有するETFや株式投資信託を、変更後の金融機関のつみたてNISA口座に移すことができないことも知っておきましょう。

SBI証券のつみたてNISAを選ぶメリット5つ

まずは、SBI証券で積立NISAを行うメリットを見ていきましょう。

1.バンガード・S&P500を積立できるのはSBIだけ

積立投資で特に人気の高い「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」などの商品は、SBI証券でしか購入することができません。

「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」は、アメリカの代表的な株価指数の「S&P500指数(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すファンドです。「S&P500指数」は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQ市場などに上場する企業のうち、代表的な500銘柄を時価総額比率の加重平均方式で計算し、指数化しています。

つまり、SBI・バンガード・S&P500に投資すると、約500社のアメリカの主要企業にまとめて投資ができることになります。アメリカの有名企業に分散投資ができて、かつ低コストで運用できるため、積立NISAでも人気です。

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2.好きなポイントを貯められる

SBI証券の積立NISAでは、三井住友カードのVポイントをはじめ、TポイントやPontaポイント、dポイントから好きなポイントを選んで貯められます。

3.選んだポイントで積立できる

SBI証券の積立NISAへの投資で貯めたポイントは、投資信託の取引に利用することもできます。使いたいポイントを登録し、購入する投資信託の銘柄を選んで利用ポイント数を入力するだけなので、利用方法も簡単です。

4.お得にクレジットカード積立できる

SBI証券の積立NISAでは、クレジットカード積立をすることもできます。特におすすめなのは、積立額に応じてVポイントが貯まる三井住友カードを利用した積立です。積立NISAの引き落としに三井住友カードを利用すると、カードの種類に応じたVポイントが還元されます。

例えば、ポイント還元率が0.5%の通常カードで40万円投資すれば、1年間で2,000ポイント獲得できることになります。

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5.SBIハイブリッド預金でお得に

SBI証券と住信SBIネット銀行の口座を連携させると、「SBIハイブリッド預金」というサービスを利用できるようになります。このSBIハイブリッド預金を積立NISAに利用することで、取引時の入出金をスムーズにできるほか、普通預金の金利がアップしたり手数料優遇制度の条件のひとつをクリアできたりして、さまざまなメリットがあるためここでご紹介します。

株式、投資信託、債券などの取引時の入出金がスムーズになる

SBIハイブリッド預金に預けたお金は、SBI 証券の口座の買付余力として反映されます。預金は株式や投資信託、債券などの取引に使うことが可能です。株式などを売却した際の精算代金は、金融商品と現金を交換した受渡日に、SBI 証券の口座からSBIハイブリッド預金へと自動的に振り替えられます。

なお、資金は事前に住信SBI銀行の代表口座から振り替えておく必要がありますが、タイミングや金額を設定して、自動振替にすることもできます。

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普通預金の金利が10倍になる

SBIハイブリッド預金に預け入れたお金は、優遇金利が適用されます。通常、住信SBIネット銀行の普通預金の金利は年0.001%ですが、SBIハイブリッド預金はその10倍の年0.010%となります(2022年6月3日 現在)。なお、利息は毎月第三土曜日に計算し、その翌日に入金されます。

手数料優遇制度の達成条件のひとつをクリアできる

SBIハイブリッド預金に月末残高がある状態にすることで、住信SBIネット銀行の手数料優遇制度の「スマートプログラム」の「ランク3」の達成条件のひとつをクリアできます。

スマートプログラムのランクは取引実績に応じて決まり、ATM利用手数料が無料となる回数と、他行宛の振込手数料が無料となる回数が増える仕組みです。「ランク3」なら、ATM利用手数料と他行宛振込手数料がそれぞれ月10回まで無料となります。

ATMを頻繁に利用する方や他行宛の振込が多い方は、SBIハイブリッド預金を利用することでよりお得に利用できるかもしれません。

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SBI証券のつみたてNISAを選ぶ2つのデメリット

SBI証券の積立NISAには、メリットがある一方でデメリットとして次のような点が挙げられます。

1.メンテナンスが多い

SBI証券は、土日の夜間にメンテナンスが行われることが多いです。メンテナンス中は、口座残高や資産状況の確認、取引の予約といった機能やサービスが使えなくなるため、メンテナンスの予定をこまめに確認する必要があります。特に平日は忙しく、週末の夜間に投資活動をしたい方にとっては、注意したいデメリットといえるでしょう。

メンテナンスの予定は、事前に公式サイトで告知されます。できるだけ、深夜の取引や確認作業を避けて利用することがポイントです。

2.アプリが多くて初心者にはわかりづらい

SBI証券は、スマートフォンのサイトやアプリを使って取引することができますが、その種類が多いため初心者にはわかりづらい可能性があります。スマートフォンのサイトやアプリは商品ごとに分かれており、購入する商品に対応したサイトにアクセスしたり、アプリをダウンロードしたりしなければなりません。

一方、楽天証券は「iSpeed」というアプリひとつで全ての取引を管理できるため、スマートフォンでの取引のしやすさにおいては楽天証券の方がおすすめといえるでしょう。

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楽天証券のつみたてNISAを選ぶメリット5つ

続いて、楽天証券で積立NISAを行うメリットを見ていきましょう。

1.楽天カードクレジット決済で楽天ポイントが貯まる

楽天カードをお持ちの方は、積立NISAを楽天カードで決済することで、積立額100円につき1ポイント(通常ポイント)を獲得できます。

例えば、積立NISAで年間上限額の40万円まで(1ヵ月あたりの上限33,333円)積み立てた場合、1年間で3,996ポイント(月間333ポイント×12ヵ月)が貯まります。カード決済にするだけで1年間で約4000ポイント獲得できるため、効率的にポイントを貯めたい方におすすめです。

なお、楽天カードを持っていない方も、積立NISAの口座開設時に楽天カード会員へ同時に申込むことができます。

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2.楽天ポイントは積立できる

楽天証券なら、楽天グループで貯めた楽天ポイントを使い、投資信託や国内株式などのさまざまな商品に投資することができます。例えば、楽天トラベルで貯めた楽天ポイントを、楽天証券の投資信託の積立に使うことも可能です。

投資をしてみたいけれど現金を使うのは不安、という場合も楽天ポイントで投資できるため、投資初心者の方も気軽にスタートすることができます。

3.SPUでさらにお得に

楽天証券では、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」が用意されており、楽天グループのサービスを利用するとどんどんポイントが貯まります。普段から楽天サービスをよく利用する方には、特に楽天証券が向いているといえるでしょう。

4.楽天カードでクレジットカード積立できる

「楽天カードクレジット決済で楽天ポイントが貯まる」でも触れたように、楽天証券では投資信託の積立に楽天カードを使えます。毎月100円から5万円までの範囲で積立ができるため、まずは少額から積立NISAを始めたいという方にもうってつけです。楽天カードで積立して貯めた楽天ポイントは、そのまま投資信託の積立投資にも使用できます。

5.楽天銀行との連携でお得に

楽天銀行には「ハッピープログラム」というサービスが用意されており、楽天証券での投資信託取引と連携することでポイントが付与されます。なお、ハッピープログラムを利用するには、楽天銀行の口座と、「マネーブリッジ」という楽天証券との口座連携サービスへの申し込み、ハッピープログラムへのエントリーが必要です。

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楽天証券のつみたてNISAを選ぶ3つのデメリット

楽天証券の積立NISAのデメリットとしては、2022年4月以降にポイント還元率が変更されたということが挙げられます。楽天グループのサービスでは、ポイント制度がしばしば変更されることがある点には注意が必要です。変更になったポイント還元率に関する3つのデメリットについて解説します。

1.投資信託残高への毎月のポイント付与がなくなる

2022年3月まで、楽天証券では楽天銀行のハッピープログラムを利用すると、投資信託残高に応じたポイントが毎月還元されていました。しかし、2022年4月以降は毎月のポイント還元がなくなり、ポイントが付与されるのは、投資信託残高が初めて一定額に達した際のみとなります。

2.投資信託購入時のポイント還元率が低くなる

楽天証券では、楽天カードで投資信託を積立することで、購入額の1.0%がポイント還元されていました。

しかし、2022年9月買付分からは、一部を除いて還元率が1.0%から0.2%に下がります。従来通り1.0%が還元されるのは、信託報酬のうち楽天証券の受け取る代行手数料が0.4%以上の銘柄です。低コストで取引できる銘柄は獲得できるポイントが少なくなるため、この制度変更もデメリットといえるでしょう。

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3.楽天証券のSPU条件が変更

楽天関連のサービスを利用するとポイント還元率がアップするSPU(スーパーポイントアップ)は、2022年3月までは投資信託利用時に+1倍のポイントを還元されていました。しかし、2022年4月以降は条件が変更されており、投資信託と米国株式の2つの投資で条件を達成することで還元率が最大+1倍となります。

これら2つの条件は併用できますが、条件が変更される前と同じポイント倍率を維持するには、合計6万円以上の投資が必要です。米国株式への新しい投資には為替手数料や売買手数料が発生するケースもあるため、ポイント還元率がアップしても、手数料が高くなるリスクもあります。

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まとめ

楽天証券とSBI証券は、業界最多水準の口座開設数を誇る大手ネット証券です。取扱ファンドが多い点や、グループ内の銀行と連携したサービスがある点、クレジットカード積立が可能な点などが好感され、つみたてNISAの取引先として多くの投資家に選ばれてきました。

楽天証券とSBI証券が提供するサービス内容は似ている点も多くありますが、取扱ファンドやクレジットカード積立のサービス内容など、細かい点では相違点もあります。

それぞれのサービスの違いをしっかりと確認し、自身の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことで、よりお得で納得がいくつみたてNISAをスタートしましょう。