楽天証券の手数料は高い?実際どうなのか他社と比較してわかりやすく解説
(画像=ZUU online編集部)

楽天証券の手数料は、主要ネット証券の中でも最低水準です。そのため、同じ金融商品に投資をする場合、他の証券会社よりも有利な価格で取引できる可能性があります。

そこで本記事では、楽天証券で投資をするときに投資家が負担する手数料について、どのような場合にどのくらい負担するのかを、他の証券会社と比較しながら紹介します。

目次

  1. 目次
  2. 手数料一覧
  3. 楽天証券の株式投資でかかる手数料
  4. 楽天証券で投資信託に投資する場合の手数料
  5. 楽天証券でETFに投資する場合の手数料
  6. 他に発生する手数料
  7. まとめ
ZUU online編集部
ZUU online編集部
この記事の著者

ZUU onlineは、 お金や時間をコントロールでき、個人が夢や目標を持ち、それに全力でチャレンジしている人を増やすために記事を制作・配信しています。ユーザーの皆様にとって有益なお金に関する記事、信頼性の高い記事を配信するため、編集・制作を担当するZUU online編集部員のほか、税理士や行政書士、司法書士、ファイナンシャルプランナー、元金融機関職員などの専門家の方々にも記事の執筆や監修として関わっていただいています。充実した編集体制の構築により、ユーザーの皆様に価値ある情報を提供しております。

プロフィールへ 編集方針

目次

  1. 手数料一覧
  2. 楽天証券の株式投資でかかる手数料
    1. 楽天証券で国内株を取引する場合
    2. 楽天証券で米国株を取引する場合
    3. その他外国株の取引の場合
  3. 楽天証券で投資信託に投資する場合の手数料
    1. 普通に買付する場合の手数料
    2. クレカ積立ならお得に投資できる
    3. つみたてNISAの場合は信託報酬のみ
    4. iDeCoの場合は国民年金基金連合会の手数料がかかる
  4. 楽天証券でETFに投資する場合の手数料
  5. 他に発生する手数料
    1. 入金手数料
    2. 出金手数料
  6. まとめ

手数料一覧

楽天証券 手数料
(画像=MonsterZtudio/stock.adobe.com)

楽天証券で取引できる金融商品について、手数料を一覧表にまとめました。

■楽天証券で取引できる金融商品の手数料一覧表

金融商品手数料・費用
国内株 現物取引【超割コース】
1回の取引金額に応じて55~1,070円(税込)
【いちにち定額コース】
1日の取引金額に応じて0~3,300円(税込)
※100万円以下無料
国内株 信用取引【超割コース】
1回の取引金額に応じて99~385円(税込)
【いちにち定額コース】
1日の取引金額に応じて0~3,300円(税込)
※100万円以下無料
※いちにち信用はコース選定にかかわらず無料
※その他諸費用あり
IPO(新規上場株)無料
米国株 現物取引1回の取引金額×0.495%(税込)
※0~22米ドル(税込)
米国株 信用取引1回の取引金額×0.33%(税込)
※0~16.5米ドル(税込)
※その他諸費用あり
中国株 現物取引1回の取引金額×0.275%(税込)
※550~5,500円(税込)
アセアン株式 現物取引約定代金の1.1%
※最低手数料550円(税込)
投資信託買付手数料は無料
ロボアドバイザー・ラップサービス【固定報酬型】
年0.550~0.715%(税込)
【成功報酬併用型】
年0.440~0.605%(税込)
※いずれも投資顧問料と運用管理手数料の合計
債券無料
※外貨建債券は為替スプレッドあり
先物・オプション【株価指数先物】
日経225先物:1枚275円(税込)
日経225ミニ:1枚38.5円(税込)
マザーズ先物:1枚41.8円(税込)
【株価指数オプション】
日経225オプション、日経225 Weeklyオプション:売買代金の0.198%(税込)
※最低手数料198円(税込)
【商品先物】
標準銘柄:1枚275円(税込)
商品ミニ・スポット銘柄:1枚77円(税込)
【海外先物】
株価指数:米ドル建は1枚4.95米ドル(税込)
エネルギー・金属・農産物:米ドル建ラージタイプ1枚6.6米ドル、ミニタイプ1枚4.95米ドル、マイクロタイプ1枚2.75米ドル(税込)
FX取引手数料:無料
ドル円スプレッド:0.2銭
※楽天FXにおいて、原則固定(例外あり)
CFD取引手数料:無料
※別途スプレッドあり
バイナリーオプション無料
金・プラチナ買付:1.65%(税込)
売付:無料
参照:楽天証券|手数料

また、取引に必要な資金を証券口座に入金したり、投資して得た利益を出金したりするときにかかる入出金手数料は次のとおりです。

■楽天証券の総合取引口座からの入金手数料一覧表

マネーブリッジらくらく入金リアルタイム入金通常振込入金
対応銀行楽天銀行楽天銀行
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行
PayPay銀行
セブン銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
関西みらい銀行
住信SBIネット銀行
イオン銀行
広島銀行
ほぼすべての金融機関
手数料無料
※楽天証券が負担
無料
※楽天証券が負担
金融機関所定の振込手数料
インターネットバンキングでの手続き不要必要インターネットバンキングから振込をする場合は必要
入金反映即時原則として即時毎営業日9:00~15:00の時間内に反映

■楽天証券の総合取引口座からの出金手数料一覧表

マネーブリッジらくらく出金振込出金
対応銀行楽天銀行ほぼすべての銀行
手数料無料
※楽天証券が負担
無料
※楽天証券が負担
出金反映即時0:00~15:30までの受け付けで翌営業日に出金処理
参照:楽天証券|入出金

楽天証券を口座開設する

楽天証券の株式投資でかかる手数料

楽天証券で株式投資をする場合の手数料について、主要ネット証券で比較しつつ確認してみましょう。

なお、株式投資といっても国内株式の現物取引や信用取引の場合と、外国株式の現物取引や信用取引の場合では手数料体系が異なるため、それぞれ分けて紹介していきます。

楽天証券で国内株を取引する場合

まずは国内株を取引する場合の手数料を紹介していきます。

現物

国内株の現物取引をする場合の手数料を、主要ネット証券で比較したものが下表です。

■国内株の現物取引手数料

手数料コース約定代金楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券
1回ごと5万円以下55円55円55円55円
10万円以下99円99円99円99円
20万円以下115円115円115円115円
50万円以下275円275円275円275円
100万円以下535円535円535円535円
150万円以下640円640円640円0.099%+99円(上限4,059円)
3,000万円以下1,013円1,013円1,013円
3,000万円超1,070円1,070円1,070円
1日ごと50万円以下0円0円550円0円0円
100万円以下0円0円550円0円1,100円
200万円以下2,200円1,238円2,750円2,200円2,200円
300万円以下3,300円1,691円2,750円3,300円3,300円
以降100万円増加ごとに+1,100円100万円増加ごとに+295円300万円増加ごとに+2,750円100万円増加ごとに+1,100円100万円増加ごとに+1,100円
※手数料の上限額や割引などがある場合もあるため、手数料の詳細は各社公式ページでご確認ください
参照:楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

1回の取引ごとに手数料を計算するコースは、主要ネット証券で差はありません。一方、1日の合計取引金額で手数料を計算するコースでは、楽天証券はSBI証券に次いで安い水準といえそうです。

仮にソフトバンクグループ <9984> の株価が5,400円のときに200株購入するとして、楽天証券とSBI証券、マネックス証券の手数料の違いを見てみましょう(約定代金108万円)。

■楽天証券、SBI証券、マネックス証券の手数料の違い(国内株式 現物)

1回ごとコース1日ごとコース
楽天証券640円2,200円
SBI証券640円1,238円
マネックス証券640円2,750円
※金額はすべて税込

1日ごとに手数料が計算されるコースは、1日の取引金額が100万円を超えた場合、楽天証券よりSBI証券のほうが手数料を抑えられます

なお、楽天証券において1回ごとコース(超割コース)と1日ごとコース(いちにち定額コース)のどちらを選ぶべきかについては、自分の取引スタイルに応じて決めると良いでしょう。

超割コースといちにち定額コースのどちらを選ぶべきか
・デイトレードをする人は「いちにち定額コース」(デイトレード割引がある)
・1日の約定代金が100万円を超えることがない少額・積立投資をする人は「いちにち定額コース」
・値がさ株など1日100万円超えの取引をする人は「超割コース」

ちなみに、楽天証券で取引できる国内株の約98.8%は100万円以下で購入できます(2022年7月19日確認時点)。

信用

信用取引の手数料も主要ネット証券で比較してみましょう。

■国内株の信用取引手数料

手数料コース約定代金楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券
1回ごと10万円以下99円99円99円99円
20万円以下148円148円148円148円
50万円以下198円198円198円198円
50万円超385円385円385円385円
1日ごと50万円以下0円0円550円0円0円
100万円以下0円0円550円0円1,100円
200万円以下2,200円880円2,750円2,200円2,200円
300万円以下3,300円1,320円2,750円3,300円3,300円
以降100万円増加ごとに+1,100円100万円増加ごとに+440円300万円増加ごとに+2,750円100万円増加ごとに+1,100円100万円増加ごとに+1,100円
※手数料の上限額や割引などがある場合もあるため、手数料の詳細は各社公式ページでご確認ください
参照:楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

1回の取引ごとに手数料が計算されるコースでは、約定代金10万円超え20万円以下の範囲を除いて、現物取引よりも信用取引のほうが手数料は安めです。松井証券を除く主要ネット証券では手数料に差はありません。

また、1日の合計取引金額で手数料が計算されるコースは、SBI証券を除いて現物取引と合算されて計算されます。

なお、信用取引は証券会社から資金を借りたり、株を借りたりして取引するため、それぞれ金利や貸株料(レンタル料)といった諸費用を負担します。信用取引の諸費用についても主要ネット証券で比較してみましょう。

■国内株 信用取引の諸費用

制度信用一般信用無期限一般信用短期一般信用1日
金利貸株料金利貸株料金利貸株料金利貸株料
楽天証券年2.80%年1.10%年2.80%年1.10%年3.90%無料無料
SBI証券年2.80%年1.10%年2.80%年1.10%年3.90%無料無料
マネックス証券年2.80%年1.15%年3.47%年1.10%年3.90%年1.80%年1.80%
※約定代金100万円以上で無料
auカブコム証券年2.98%年1.15%年2.79%年1.50%年1.80%
※約定代金100万円以上で無料
年1.80%
※約定代金100万円以上で無料
松井証券年3.10%年1.15%年4.10%年2.00%銘柄によって異なる年1.80%
※約定代金100万円以上で無料
年1.80%
※約定代金100万円以上で無料
※2022年7月26日確認時点

楽天証券の信用取引にかかる諸費用は、主要ネット証券の中でSBI証券と並んで低コストです。

例えば一般信用(無期限)で100万円分の買建をした場合、楽天証券の金利は年2.80%なので、1日あたり約76.7円(約定代金100万円×金利年2.80%/365日)のコストとなります。

一方、マネックス証券は金利が年3.47%なので、1日あたり約95.1円(約定代金100万円×金利年3.47%/365日)です。

楽天証券を口座開設する

楽天証券で米国株を取引する場合

楽天証券では、国内株だけでなく米国株の取引も可能です。そこで米国株取引における手数料も紹介していきます。

現物

楽天証券で米国株の現物を取引する際の手数料を、主要ネット証券と比較してみましょう。なお、日本円をもとに米国株を取引するうえで必要になる為替コスト(為替スプレッド)もあわせて比較しています。

■米国株の取引手数料と為替スプレッドの比較

取引手数料為替スプレッド(米ドル円)
楽天証券約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
25銭
※2022年9月30日まではキャンペーンエントリーで実質3銭
SBI証券約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
25銭
※住信SBIネット銀行の外貨預金から入金する場合は普通・定期6銭、積立3銭
マネックス証券約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
買付時:無料
売却時:25銭
※次回2022年9月に見直し予定
auカブコム証券約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
20銭
松井証券約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
25銭
※2022年7月26日確認時点
参照:楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

取引手数料は端数処理によって細かい違いはあるものの、主要ネット証券で大きな差はありません。一方、日本円を米ドルにするときに負担する為替スプレッドは、各社で違いがあります。

仮に、米国NASDAQ市場に上場している電気自動車大手のテスラ<TSLA>を、株価726.2米ドルで1株買うとしましょう。

このときの約定代金は726.2米ドルなので、手数料は0.495%を乗じた約3.59米ドルです。約定代金726.2米ドルと手数料を合わせた額は729.79米ドルとなり、これを1米ドル138.20円のレートで日本円に換算すると約10万857円となります。

しかし、この計算では為替スプレッドを考慮していないため、為替スプレッドが1米ドル20銭(auカブコム証券)のときと1米ドル25銭(楽天証券など)のときで日本円換算額を比較してみましょう。

■為替スプレッドによる日本円換算額の違い

(1米ドル138.20円基準での729.79米ドル)

為替スプレッドレート日本円換算額
0銭(0.00米ドル)1米ドル138.20円約10万857円
20銭(0.20米ドル)
※auカブコム証券
1米ドル138.40円約10万1,003円
25銭(0.25米ドル)
※楽天証券など
1米ドル138.45円約10万1,039円
※各社が参考とする為替レート(仲値)が同一であるとは限りません

上記のとおり、取引手数料や取引金額(約定代金)が米ドルベースで同じでも、為替スプレッドなどにより日本円換算額の負担は異なることに注意しておきましょう。

なお、楽天証券は2022年9月30日まではキャンペーンエントリーで為替スプレッドが実質3銭となります。

※計算例は目安です。端数処理の違いなどにより実際と異なる場合があります。
※実際に注文時に拘束される資金は、為替掛目などが適用される影響によりもう少し高くなります。

信用

楽天証券では、国内株だけでなく米国株の信用取引が可能です。

SBI証券(2022年7月開始予定)やマネックス証券(2022年内に提供開始予定)、auカブコム証券(2023年冬に開始予定)も米国株の信用取引に対応する予定を発表しています。ここでは取引条件が公表されている楽天証券とSBI証券の2社を比較してみましょう。

■米国株信用取引の比較表

楽天証券SBI証券
取引手数料約定代金の0.33%
(最低0~上限16.5米ドル)(税込)
約定代金の0.33%
(最低0~上限16.5米ドル)(税込)
金利(年率)基準金利+3.50%
※2022年7月は年4.50%
4.50%(特別金利)
貸株料(年率)2.00%-(指値の買建のみ可能)
引用元:楽天証券公式サイト , SBI証券公式サイト(2022年7月26日確認時点)

2022年7月26日確認時点では、楽天証券とSBI証券の手数料・コストに大きな差異はありません。ただし今後は金利など条件が変わる可能性があります。

なお、SBI証券は売りから取引を始めること(新規売建)はできませんが、楽天証券なら可能です。

楽天証券を口座開設する

その他外国株の取引の場合

楽天証券では、米国株だけでなく中国株やアセアン株(シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア)も取引できます。

そこで、外国株の取引手数料を主要ネット証券で比較してみました。

■外国株の取引手数料比較

楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券
米国株約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
約定代金の0.495%(税込)
※最低0~上限22米ドル(税込)
中国株約定代金の0.275%(税込)
※最低550~上限5,500円(税込)
約定代金の0.286%
※最低51.7~上限517香港ドル(税込)
約定代金の0.275%(税込)
※最低49.5~上限495香港ドル(税込)
シンガポール株約定代金の1.1%(税込)
※最低550円(税込)
約定代金の1.1%(税込)
※最低30.8シンガポールドル(税込)
タイ株約定代金の1.1%(税込)
※最低550円(税込)
約定代金の1.1%(税込)
※最低837.1タイバーツ(税込)
マレーシア株約定代金の1.1%(税込)
※最低550円(税込)
約定代金の1.1%(税込)
※最低83.6マレーシアリンギット(税込)
インドネシア株約定代金の1.1%(税込)
※最低550円(税込)
約定代金の1.1%(税込)
※最低261,800インドネシアルピア(税込)
韓国株約定代金の0.99%(税込)
※最低9,900韓国ウォン(税込)
ロシア株約定代金の1.32%(税込)
※最低550ロシアルーブル(税込)
ベトナム株約定代金の2.2%(税込)
※最低1,320,000ベトナムドン(税込)
※2022年7月26日確認時点

※「-」は当該外国株の取り扱いがないことを示しています

auカブコム証券と松井証券は、米国株以外の外国株を取り扱っていません。

楽天証券の外国株取引手数料は、主要ネット証券と比較すると最低水準です。特に中国株の取引手数料については、2022年7月1日(現地約定日)から従来の0.550%から0.275%(税込)に引き下げられました。

さらに楽天証券は日本円ベースで手数料の上限や下限が決まっているところ、SBI証券では外貨ベースとなっています。実際に下限額と上限額が日本円ベースでいくらになるかについて、2022年7月20日時点の為替相場をもとに比較したものが下表です。

楽天証券SBI証券
中国株最低550~上限5,500円(税込)
※為替スプレッドは香港株15銭、上海A株20銭
最低917~上限9,172円(税込)
※為替スプレッドは香港株15銭、上海A株20銭
シンガポール株最低550円(税込)
※為替スプレッドは83銭
最低3,084円(税込)
※為替スプレッドは83銭
タイ株最低550円(税込)
※為替スプレッドは8銭
最低3,223円(税込)
※為替スプレッドは8銭
マレーシア株最低550円(税込)
※為替スプレッドは43銭
最低2,632円(税込)
※為替スプレッドは43銭
インドネシア株最低550円(税込)
※為替スプレッドは0.03銭
最低2,487円(税込)
※為替スプレッドは0.03銭

仮に1シンガポールドル100円として、株価10シンガポールドルの株を100株購入したとします。約定代金は1,000シンガポールドルであるため、手数料率1.1%を乗じると手数料は11シンガポールドル(税込)です。

楽天証券は11シンガポールドルを日本円に換算した1,100円(税込)が手数料となりますが、SBI証券は手数料が最低30.8シンガポールドル(税込)であるため、日本円に換算すると3,080円(税込)となってしまうのです(上表は1シンガポールドル100.12円で計算しているため3,084円)。

楽天証券を口座開設する

楽天証券で投資信託に投資する場合の手数料

続いて、楽天証券で投資信託に投資する場合の手数料を紹介していきます。

普通に買付する場合の手数料

楽天証券で投資信託を買うときの手数料(買付手数料)は無料です。

■投資信託の買付手数料(申込手数料・購入時手数料)

楽天証券無料
SBI証券無料
マネックス証券無料
auカブコム証券無料
松井証券無料

その他、投資信託では次のようなコストを負担することがあるため、投資前に目論見書などで確認しておきましょう。

■投資信託で投資家が負担する費用(コスト)

費用(コスト)負担する時期負担方法
運用管理費用(信託報酬)保有中信託財産から間接的に負担する
監査報酬保有中信託財産から間接的に負担する
売買委託手数料保有中信託財産から間接的に負担する
信託財産留保額換金時(売却時)換金額から差し引かれる(直接)
※運用管理費用や監査報酬は日々計上されて基準価格に反映されますが、実際に支払われるのは決算時や償還時などです。

例えば、楽天証券で人気のある投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」では、運用管理費用(信託報酬)が年率0.0968%以下(税込)で、信託財産留保額はありません。

仮に上記投資信託の基準価額が1万8,000円であれば、1日あたり約0.0477円(基準価額1万8,000円×年0.0968%/365日)を間接的に負担することになります。なお、基準価額は日々変動しその都度運用管理費用も計算されるため、あくまでも概算です。

投資信託における実際の経費が分かるのは、交付運用報告書という書類です。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の第4期交付運用報告書(2021年4月27日~2022年4月25日)によると、1万口当たりの費用明細は次のとおりでした。

・信託報酬:期間17円
・売買委託手数料:年間1円
・その他費用:年間2円
・合計:年間20円(期中平均基準価額は17,542円)

楽天証券では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のほかにも、低コストで運用されている投資信託に投資することが可能です。

楽天証券を口座開設する

クレカ積立ならお得に投資できる

楽天証券では、投資信託に積立投資するときの買付代金をクレジットカード(楽天カード)で決済することができます。

楽天証券
引用:楽天証券|楽天カードクレジット決済

楽天カードで決済した場合でも買付手数料は無料です。そのうえで、楽天カードの利用額(積立額)100円につき1ポイント(還元率1.0%)、または500円につき1ポイント(還元率0.2%)の楽天ポイントがもらえるのでお得です。

なお、2022年8月買付分(2022年7月12日の積立設定に基づく買付)まではすべて還元率1.0%でしたが、2022年9月買付分(2022年8月12日の積立設定に基づく買付)から、楽天証券が受け取る信託報酬(代行手数料)が年0.4%未満の投資信託は0.2%還元となっています。

もし積立投資したい投資信託が0.2%還元の投資信託であれば、楽天カード決済ではなく楽天キャッシュ決済を検討してみましょう。2022年12月買付分(2022年11月12日時点の積立設定に基づく買付)までは1.0%還元、その後は0.5%還元です。

つみたてNISAの場合は信託報酬のみ

つみたてNISAとは、長期、積立、分散投資に適した一定の投資信託やETFを年間40万円まで購入(投資)できます。購入(投資)した年から20年間に得た分配金(インカムゲイン)や値上がり益(キャピタルゲイン)に対して税金がかからない制度です。

投資信託の買付手数料は無料と紹介しましたが、つみたてNISAの対象となる投資信託やETFも買付手数料が無料(ノーロード)と決められています。

楽天証券で投資できるつみたてNISA対象銘柄のうち、特に人気のある投資信託は次のとおりです。

■楽天証券 NISA積立設定件数ランキング(2022年6月1日から2022年6月30日)

順位ファンド名騰落率信託報酬
1位eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)6ヵ月:-0.58%
1年:11.22%
3年:19.39%
年0.0968%
2位eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)6ヵ月:-5.43%
1年:4.83%
3年:14.84%
年0.1144%
3位楽天・全米株式インデックス・ファンド6ヵ月:-3.44%
1年:7.5%
3年:18.3%
年0.1620%

直近6ヵ月は3ファンドともに騰落率はマイナスですが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が最もマイナス幅を抑えています。さらに、3年間騰落率ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が最も良いパフォーマンスを出しています。

iDeCoの場合は国民年金基金連合会の手数料がかかる

楽天証券はiDeCo(個人型確定拠出年金)の運用関連運営管理機関としてiDeCoを取り扱っており、業界最低水準の手数料でiDeCoを利用することができます。

■iDeCoに関する手数料

楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券
新規加入・移換時手数料2,829円(国民年金基金連合会)
口座管理手数料月額171円(国民年金基金連合会105円、事務委託先金融機関66円)
※掛金を拠出しない場合は月額66円
給付手数料440円(事務委託先金融機関)
移換時手数料4,400円(楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auアセットマネジメント、松井証券)
※金額はすべて税込
※2022年7月27日確認時点
参照:楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

具体的には、iDeCoに申し込んだ後に初回だけ2,829円(税込)を負担し、毎月の掛金から171円(税込)負担します。また、60歳以降に運用資産を受け取るときなど、1回につき440円(税込)が差し引かれて支払われます。

楽天証券が設定しているのは、例えば楽天証券からSBI証券に金融機関を変更する場合にかかる4,400円(税込)のみです。

なお、主要ネット証券が受け付けているiDeCoについて、手数料設定に差はありません。

楽天証券を口座開設する

楽天証券でETFに投資する場合の手数料

楽天証券では、株式と同じように取引できる上場投資信託(ETF)にも投資できます。国内取引所に上場している国内ETFだけでなく、海外の取引所に上場している海外ETFにも投資可能です。

ETFに投資する場合の手数料は、基本的に株式と同じ手数料体系が適用されます。ただし、次の場合にはETFの取引手数料が優遇されています。

楽天証券でETF取引手数料が優遇される場合
・対象164銘柄(2022年7月27日時点)の国内・海外ETFの売買手数料(現物・信用)が無料
・国内ETFの信用取引手数料が無料
・米国ETF15銘柄(2022年7月27日時点)の買付手数料が無料
・一般NISA口座は海外ETFの買付手数料が実質無料(全額キャッシュバック)
※2022年7月27日確認時点

楽天証券を口座開設する

他に発生する手数料

これまで紹介してきた金融商品の取引にかかる手数料以外にも、次のような手数料が発生することがあります。

  • 入金手数料
  • 出金手数料

    入金手数料

    入金手数料とは、取引するために銀行口座などから証券口座に資金を移動するためにかかる手数料のことです。

    楽天証券では、取引をするために買付余力が必要となっています。つまり、取引金額相当額を事前に証券口座に入金することが必要です。

    楽天証券の証券口座に入金する方法と手数料は次のとおりです。リアルタイム入金に対応している金融機関に口座があれば、手数料無料で即時に入金できます。

    auじぶん銀行やソニー銀行、みんなの銀行、GMOあおぞらネット銀行、その他の地方銀行には対応していません。これらの銀行から入金する場合は「振込入金」で入金しますが、各銀行所定の振込手数料は自己負担となるので注意しておきましょう。

    ■楽天証券の総合取引口座からの入金手数料一覧表

    マネーブリッジらくらく入金リアルタイム入金通常振込入金
    対応銀行楽天銀行楽天銀行
    三井住友銀行
    三菱UFJ銀行
    みずほ銀行
    ゆうちょ銀行
    PayPay銀行
    セブン銀行
    りそな銀行
    埼玉りそな銀行
    関西みらい銀行
    住信SBIネット銀行
    イオン銀行
    広島銀行
    ほぼすべての金融機関
    手数料無料
    ※楽天証券が負担
    無料
    ※楽天証券が負担
    金融機関所定の振込手数料
    インターネットバンキングでの手続き不要必要インターネットバンキングから振込をする場合は必要
    入金反映即時原則として即時毎営業日9:00~15:00の時間内に反映
    ※2022年7月27日確認時点
    参照:楽天証券|入出金

出金手数料

株式の売却代金などは、証券口座に反映されます。そのお金を銀行口座に出金する場合は以下2つの方法がありますが、いずれも手数料はかかりません(楽天証券が負担)。

■楽天証券の総合取引口座からの出金手数料一覧表

マネーブリッジらくらく出金振込出金
対応銀行楽天銀行出金先指定口座として、あらかじめご登録いただいた金融機関
手数料無料
※楽天証券が負担
無料
※楽天証券が負担
出金反映即時0:00~15:30までの受け付けで翌営業日に出金処理
※2022年7月27日確認時点
参照:楽天証券|入出金

なお、出金は15時30分までの受け付けで最短翌営業日に出金されます。楽天銀行と連携している場合は即時に出金可能です。

楽天証券を口座開設する

まとめ

楽天証券の手数料は、主要ネット証券と比較して業界最低水準です。ただし、1日の合計取引金額で手数料を計算する国内株式の手数料コースでは、SBI証券のほうが手数料を抑えられます。

一方、アセアン株の最低手数料はSBI証券より楽天証券のほうが低めに設定されているため、楽天証券のほうが低コストに取引できそうです(日本円ベース)。

楽天証券を口座開設する

ZUU online編集部
ZUU online編集部
この記事の著者

ZUU onlineは、 お金や時間をコントロールでき、個人が夢や目標を持ち、それに全力でチャレンジしている人を増やすために記事を制作・配信しています。ユーザーの皆様にとって有益なお金に関する記事、信頼性の高い記事を配信するため、編集・制作を担当するZUU online編集部員のほか、税理士や行政書士、司法書士、ファイナンシャルプランナー、元金融機関職員などの専門家の方々にも記事の執筆や監修として関わっていただいています。充実した編集体制の構築により、ユーザーの皆様に価値ある情報を提供しております。

プロフィールへ 編集方針