ジュニアNISAのおすすめ口座比較!始めるならどこがいいの?

この記事では、
ジュニアNISA 証券口座選びのポイント 取扱商品の豊富さ、取引手数料の安さ、IPOに対応しているか、単元未満株の取り扱いがあるかをもとに、ジュニアNISAにおすすめのネット証券を紹介していきます。
選び方を詳しく見る

ZUU onlineでは、編集・制作を担当するZUU online編集部員のほか、税理士や行政書士、司法書士、ファイナンシャルプランナー、元金融機関職員などの専門家の方々にも記事の執筆や監修として関わっていただいています。
編集方針
ランキング根拠(2023年最新版)
※投資信託の本数は2023/11/27時点のもの

  • 1位SBI証券
    SBI証券

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

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    総合評価点

    ※ ZUU調べ

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    4.80

    • 投資対象
      国内株 / 外国株式(9カ国:米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア) / 投資信託
    • 対象の投資信託本数
      2590銘柄
    • IPOに投資
      可能
    • 単元未満株に投資
      可能

    こんな人におすすめ

    ・初期投資や手数料は少額から始めたい初心者の方
    ・Tポイント,dポイント、Pontaポイントのいずれかを貯めたい方

    ZUUの評価概要

    SBI証券のジュニアNISAは国内株式に加え、外国株式や投資信託、IPO銘柄に投資ができることが特徴です。競合となる楽天証券が国内株式と投資信託のみであるのと比べると、幅広い投資対象があるといえるでしょう。さまざまな投資対象があることにより、分散投資の幅が広がり、リスク分散にもつながります。
    投資リスクとは、一般的に価格変動リスクを指します。これは株価やその他金融商品は価格が上下するため、損失が発生する可能性が常にあることがリスクと呼ばれる理由です。
    投資リスクを避けるために、同じ値動きをしない複数の金融商品に投資しようというのが、上記に述べた分散投資です。
    SBI証券はジュニアNISAにおいて、分散投資の対象となる金融商品が多いため、他の証券会社と比較しても優位性があるといえます。

    メリット
    • ジュニアNISAで単元未満株やIPOに投資できる
    • 42の銀行から手数料無料で入金できる
    • 業界トップのIPO取扱数、独自の抽選方法で平等性を重視している
    デメリット
    • 国内株式と外国株式を取引するには、別のアプリが必要

    専門家のレビュー

    個人投資家

    たぱぞう氏のコメント

    たぱぞう

    SBI証券はSBIホールディングス傘下の主要なネット証券会社です。顧客預かり資産残高が20兆円を超え、ネット証券ではトップの額となるなど、日本国内トップクラスのネット証券会社です。
    国内株式は業界内大手最安水準、投資信託取扱数2705本、外国株式は9か国に投資可能であり、その他にも、債券、FX、先物、CFD、金銀プラチナ、NISA口座、iDeCoなどなど、様々なサービスを展開する総合証券会社です。
    つみたてNISAではクレジットカード決済の積立投資でポイントを得ることができます。iDeCoのセレクトプランは国内最安値水準のインデックスファンドに投資が可能です。
    米国株式は最低取引手数料0円~と業界内最安水準です。また、住信SBIネット銀行では外貨購入の為替手数料が6銭、外貨積立では3銭の低コストであり、さらにSBI証券との外貨入出金が0円で可能です。米国株の取扱銘柄も多く、米国投資をする上では有力な候補となりうる証券会社です。
    総合的にサービスの水準が高く、これから投資を始める人はまず最初に口座開設を検討したい証券会社の一つです。

  • 2位楽天証券
    楽天証券

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

    3.49

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

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    • 投資対象
      国内株 / 投資信託
    • 対象の投資信託本数
      2554銘柄
    • IPOに投資
      -
    • 単元未満株に投資
      可能

    こんな人におすすめ

    ・楽天ポイントがたまりやすくなるため、楽天経済圏を使用している人
    ・手数料が比較的安く投資信託の種類が充実しているため、つみたてNISAを始めたい初心者

    ZUUの評価概要

    楽天証券のジュニアNISAは、投資信託と国内株式などの幅広い銘柄への投資を行えるのが魅力です。また、投資信託や国内株式への投資をジュニアNISA口座で行うと取引手数料が無料になります。ただし、ジュニアNISA口座での外国株式(国内未上場)やIPO銘柄への投資ができないため、より幅広い投資を楽しみたい人はSBI証券も検討してみましょう。
    なお、楽天証券には、楽天銀行や楽天市場などの楽天グループサービスを利用することで、ポイントを効率的に貯められるメリットがあります。楽天銀行と連携すると、入出金が自動的に行われ、普通預金に優遇金利が適用されるのも魅力です。
    楽天証券は、楽天サービスの特典を受けながら投資を始めたい人におすすめの証券会社です。

    メリット
    • ジュニアNISAで投資信託や国内株式などの幅広い銘柄に手数料無料で投資できる
    • 楽天銀行と連携すると入出金が自動的に行われ、普通預金に優遇金利が適用される
    • インターネットバンキングを利用すれば、13の銀行から手数料無料で即時入金が可能
    • 単元未満株への投資が可能に
    デメリット
    • ジュニアNISAで外国株式(国内未上場)やIPO銘柄への投資ができない
    • ポイント制度が複雑

    専門家のレビュー

    経済アナリスト/日本金融経済研究所 代表理事

    馬渕磨理子氏のコメント

    馬渕磨理子

    楽天証券の魅力は何といっても「楽天経済圏」を活用できる点です。
    楽天市場や楽天カードなどで溜まったポイントを楽天証券の投資に回すことができる「ポイント投資」。投資初心者の方で、手元資金で投資を始めるには一歩踏み出せないものの、ポイント投資ならばやってみたいという人が多いです。
    つまり、投資初心者におすすめです。手数料も安く、オンラインの「優等生」ですので、自分の投資スタイルがまだ決まっていない投資初心者であれば、ひとまず楽天証券を選んでおけば間違いないです。

  • 3位auカブコム証券
    auカブコム証券

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

    3.42

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

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    • 投資対象
      国内株 / 投資信託
    • 対象の投資信託本数
      1591銘柄
    • IPOに投資
      可能
    • 単元未満株に投資
      可能

    こんな人におすすめ

    auカブコム証券でのジュニアNISAがおすすめな人は、auカブコム証券で一般NISAの非課税投資枠を使い切っており、ジュニアNISAの最大80万円(年間)の非課税投資枠を利用したい人です。auカブコム証券の一般NISAとジュニアNISAは取扱商品や手数料体系などが同様であるため、同社内で両口座を開設した方が効率的でしょう。2024年以降は払出し制限が改善するため、ジュニアNISAの払出し制限を理由に投資に踏み切れなかった人にもおすすめです。

    ZUUの評価概要

    ジュニアNISAは未成年の長期にわたる資産形成のための制度です。
    ジュニアNISAの大きな特徴として、注意したいのが、資産の引出しです。ジュニアNISAは、口座開設者が18歳(3月31日で18歳である年の前年12月31日)になるまでは払出しができません。同じNISAの一般NISAやつみたてNISAは自由に払い出しが可能ですが、ジュニアNISAは途中で払出しをした場合は、原則として過去に非課税とされていた利益に課税されます。子どもや孫の将来に向けた資産形成を主な目的としているためです。
    この払出し制限が、ジュニアNISAの普及しなかった一因とも言われています。そして、2023年をもってジュニアNISAの制度は終了することが発表されました。
    2024年以降は、保有している株式、投資信託等および金銭の全額について、年齢にかかわらず、非課税での払出しが可能になります。払出し制限が改善することを受けて、制度終了が発表されたにもかかわらず、ジュニアNISAの口座数が増加しています。一般NISAまたはつみたてNISAの非課税投資枠を使い切っており、ジュニアNISAの最大80万円(年間)の非課税投資枠を利用したい人は検討してみると良いでしょう。2022年を含め、2年間利用でき、最大160万円まで投資が可能です。
    auカブコム証券のジュニアNISAでは、日本の各取引所上場銘柄(株式、ETF、ETNおよびREITなど)ならびに、auカブコム証券が選定した投資信託およびプチ株(単元未満株)を扱っています。ジュニアNISA口座における取引のすべての取引手数料を無料としている証券会社に比べると、auカブコム証券は一部の取引手数料を無料としており、分かりにくいと感じるかもしれません。
    ジュニアNISAは一般NISAと異なり、au PAY カード決済による積立投資に対応していないため、注意が必要です。

    メリット
    • 2024年以降、払出し制限が改善
    • 一般NISAと同様の豊富な商品ラインナップ
    • 一部の取引手数料が無料
    デメリット
    • 2023年に終了予定の制度
    • 金融機関の変更不可能
    • 2023年まで18歳前の引き出しは課税対象

    専門家のレビュー

    株式トレーダー

    むらやん氏のコメント

    むらやん

    auカブコム証券さんを使っていて思うのは、まずはとにかく多彩な注文方法。
    逆指値注文はもちろんのこと、W指値注文、±指値注文、リレー注文、Uターン注文、トレーリングストップ注文、時間指定注文、バスケット注文、IOC注文とかなり多くの注文方法があり、指定していれば自動的に発注をしてくれるので、モニターの前に1日中張り付けない環境の方や、兼業でトレードしたい方にもオススメです。
    また、発注基盤システムにRAIDEN™️を採用しており、板乗り・約定スピードもミリ秒単位での発注、約定処理を達成しており、ネット証券さまの中でもとても早いシステム処理速度になっています。トレードツールの「kabuステーション」はリアルタイム株価予測や、特殊な条件で絞り込めるランキング表示機能もあり、全体のインターフェイスも使い勝手の良い仕様になっています。
    少し残念なのが、スマホのトレードアプリはなれるまで使い勝手が少し悪いかな?と、思いましたが、慣れたら大丈夫かと思われます。手数料については、25歳以下であれば手数料は現物取引、信用取引ともに無料となっており、25歳以上でも信用取引は手数料無料ですので嬉しいサービスです。
    いろんな注文方法があるので、設定さえ最初にしておけば自動的に発注してくれますので、投資以外に多忙な方には特にオススメです。

  • 4位マネックス証券
    マネックス証券

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

    3.39

    総合評価点

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    • 投資対象
      国内株 / 投資信託
    • 対象の投資信託本数
      1266銘柄
    • IPOに投資
      可能
    • 単元未満株に投資
      可能

    こんな人におすすめ

    ・投資に興味があり少額からチャレンジしてみたい方
    ・投資への知識に自信がなく日々サポートを受けたい方
    ・投資の経験があり、これから米国株や中国株への投資を検討している方

    ZUUの評価概要

    日本株、投資信託をはじめとし、iDeCo、NISA、IPO、米国株、金・プラチナまで幅広い金融サービスを提供しているオンライン証券会社です。
    マネックス証券が選ばれる理由として、米国株の取引のしやすさがあります。取扱銘柄数が5,000銘柄以上と豊富である上に、買付時の為替手数料が無料になること、取引手数料も主要ネット証券会社の最低水準であることなどが強みとしてあげられます。

    メリット
    • クレカ積立のポイント還元率が1.1%と最高水準
    • 取引手数料は業界最低水準
    • 米国株の取扱銘柄が豊富である上に、買付時の為替手数料が無料
    • 高機能ツール「銘柄スカウター」が利用できる
    デメリット
    • 投資できる外国株は米国株と中国株のみ
    • ポイント投資ができない

    専門家のレビュー

    経済アナリスト/日本金融経済研究所 代表理事

    馬渕磨理子氏のコメント

    馬渕磨理子

    マネックス証券の魅力は「分析力」と「米国株」です。
    マネックス証券に口座開設すると「銘柄スカウター」という分析ツールを利用できます。売上高や営業利益などの重要な業績過去10期以上に渡りグラフ表示することができます。
    銘柄を絞り込む「スクリーニング機能」が充実しているため、魅力的な銘柄を手軽に絞り込むことができます。
    そして、日本株だけでなく米国株の分析ツールや情報も充実しているため、米国株投資を考えている方や分析を自分で行いたい投資家はマネックス証券がおすすめです。

  • 5位松井証券
    松井証券

    総合評価点

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    3.12

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

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    3.12

    • 投資対象
      国内株 / 投資信託
    • 対象の投資信託本数
      1637銘柄
    • IPOに投資
      可能
    • 単元未満株に投資
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    こんな人におすすめ

    松井証券のジュニアNISAは、対象となる商品や取引の選択肢が多い証券会社を探していて、ネット経由で手数料を抑えながら取引ができる方におすすめといえるでしょう。一方で、ジュニアNISAでIPO投資を始めたい方や、電話で取引をしたい方には不向きなため、他の証券会社も検討することをおすすめします。

    ZUUの評価概要

    松井証券のジュニアNISAは、上場株式をはじめETF(上場投資信託)やETN(上場投資証券)、REIT(不動産投資信託)などの商品にも対応しており、対象となる取引も幅広く設定されています。現物取引では上場しているすべての銘柄から選べる上、対象商品も国内外の多岐にわたるため分散投資が可能です。
    さらに、松井証券のジュニアNISA口座では、IPO株式の購入申込もできます。ただし、松井証券のIPO投資は取扱銘柄数、主幹事数ともに少ない傾向であるため、ジュニアNISAで新規公開株を狙いたいのであれば、他の証券会社も検討する必要があるでしょう。
    また、松井証券では1,600銘柄以上の投資信託を取り扱っており、ジュニアNISAでも投資信託の取引が可能です。ただし、ジュニアNISAで投資信託の取引をするには、払出しの制限が解除された後のジュニアNISA口座である必要がある点には注意しましょう。
    ジュニアNISAは、インターネット経由で取引した場合に株式の買付時と売却時の手数料が無料となる点も魅力です。

    メリット
    • 上場しているすべての銘柄で取引可能
    • ETF(上場投資信託)や ETN(上場投資証券)、REIT(不動産投資信託)への投資もできる
    • ジュニアNISA口座でIPO株式の買付を行った場合は売却時の手数料が無料
    • インターネット経由の場合は株式の買付時と売却時の手数料が無料
    デメリット
    • 払出制限のあるジュニアNISA口座では投資信託の取引ができない
    • IPO投資は取扱銘柄数、主幹事数ともに少なめ
    • 電話で取引した場合は1約定ごとに手数料がかかる

    専門家のレビュー

    株式トレーダー

    むらやん氏のコメント

    むらやん

    松井証券さんを使っていて思う事は、これから株を始めてみたい!という方に嬉しい、現物取引・信用取引ともに購入金額が50万円以下であれば手数料が無料になるところです。さらに嬉しいのは25歳以下の方であれば、購入金額に関係なくすべての手数料が無料になります。手数料の負担は結構大きいので嬉しい配慮です。
    トレードツールも、パソコンであればネットストック・ハイスピード、スマートフォンであれば株Touchというアプリがあり、どちらも無料で使うことができます。信用取引では、通常は空売りできない銘柄でも空売りができる「プレミアム空売り」というサービスは数多くのトレーダーが重宝している素敵なサービスです。
    1日信用取引であれば誰でも手数料無料で、金利のみの負担でトレードできるのも魅力で多くのデイトレーダーが活用している証券会社になります。50万円以下の約定代金の場合、手数料が無料であるのは、株をはじめてみたい!コストを抑えて取引をしたい!という株式投資にチャレンジしたい初心者の方が入門するのにはとても良いと思う証券会社です。

  • 6位SBIネオトレード証券
    SBIネオトレード証券

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

    1.82

    総合評価点

    ※ ZUU調べ

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    • 投資対象
      国内株 / 投資信託
    • 対象の投資信託本数
      10銘柄
    • IPOに投資
      可能
    • 単元未満株に投資
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    こんな人におすすめ

    SBIネオトレード証券でのジュニアNISAがおすすめな人は、SBIネオトレード証券で一般NISAもしくはつみたてNISAの非課税投資枠を使い切っており、ジュニアNISAの最大80万円(年間)の非課税投資枠を利用したい人です。SBIネオトレード証券の一般NISAとジュニアNISAは、取扱商品が同様であるため、同社内で両口座を開設した方が効率的でしょう。2024年以降は払出し制限が改善するため、ジュニアNISAの払出し制限を理由に投資に踏み切れなかった人にもおすすめです。

    ZUUの評価概要

    ジュニアNISAは未成年の長期にわたる資産形成のための制度です。ジュニアNISAの大きな特徴として、注意したいのが、資産の引出しです。ジュニアNISAは、口座開設者が18歳(3月31日で18歳である年の前年12月31日)になるまでは払出しができません。同じNISAの一般NISAやつみたてNISAは自由に払出しが可能ですが、ジュニアNISAは途中で払出しをした場合は、原則として過去に非課税とされていた利益に課税されます。子どもや孫の将来に向けた資産形成を主な目的としているためです。
    この払出し制限が、ジュニアNISAの普及しなかった一因とも言われています。そして、2023年をもってジュニアNISAの制度は終了することが発表されました。
    2024年以降は、保有している株式、投資信託等および金銭の全額について、年齢にかかわらず、非課税での払出しが可能になります。払出し制限が改善することを受けて、制度終了が発表されたにもかかわらず、ジュニアNISAの口座数が増加しています。一般NISAまたはつみたてNISAの非課税投資枠を使い切っており、ジュニアNISAの最大80万円(年間)の非課税投資枠を利用したい人は検討してみると良いでしょう。2022年を含め、2年間利用でき、最大160万円まで投資が可能です。
    SBIネオトレード証券のジュニアNISAでは、東京証券取引所上場銘柄(株式、ETF、ETNおよびREITなど)ならびに厳選された10本の投資信託に投資ができます。なお、国内株式にはIPOおよびPOを含みます。ジュニアNISA口座で取引する場合、通常の取引と同様の取引手数料がかかります。

    メリット
    • 2024年以降、払出し制限が改善
    • 一般NISAと同様の商品ラインナップ
    デメリット
    • 2023年に終了予定の制度
    • 金融機関の変更不可能
    • 2023年まで18歳前の引出しは課税対象

    専門家のレビュー

    個人投資家

    たぱぞう氏のコメント

    たぱぞう

    旧ライブスター証券であるSBIネオトレード証券は、2020年にSBIグループに入り、2021年1月1日に現在の名前に変更されました。取り扱いは国内の現物株式のほか、信用取引や先物取引も可能です。
    ネオトレード証券は取引手数料の安さが売りです。
    定額プランでは、1日の約定代金100万円までは無料です。100~150万円までは880円、150~200万円までは1100円と続きます。一律プランでは、1注文ごとの約定代金が5万円以下では50円、5~10万円までは88円と続きます。定額プラン、一律プラン共に、業界最安値水準の手数料体系となっています。
    ツールも通常版、スマホ版、高機能DL版があり、それぞれのニーズに応じて選ぶことができます。取り扱っている投資信託は10銘柄のみで、つみたてNISA対象投資信託は1本のみです。NISA口座を開きたい方は注意が必要です。
    国内株式取引に関しては国内最安水準で取引できます。ちなみに、SBI証券とは違うシステムで運用されていますので、片方の通信障害などが起きたときも、もう片方の口座で取引が可能です。いわば、国内株式に特化した証券口座といえますので、頻繁に取引したい方や、SBI証券のサブとして運用したい人にはうってつけの証券口座です。

ジュニアNISAにおすすめの証券会社の選び方

ジュニアNISAを検討している方が、証券会社を選ぶ際に注目したいポイントは以下の3点です。

  1. 取扱商品の豊富さ
  2. 取引手数料の安さ
  3. IPOに対応しているか
  4. 単元未満株の取り扱いがあるか

1.取扱商品の豊富さ

証券会社によって、取扱商品は異なります。「投資信託の種類の豊富さ」と「外国株式を扱っているか」に注目しましょう。

投資信託の種類の豊富さ

ジュニアNISAでは、投資信託が人気です。主要ネット証券で、最も投資信託の取り扱いが多いSBI証券では約2600本の投資信託を扱っていますが、SBIネオトレード証券ではわずか10本しか投資信託を扱っていません。

外国株式を扱っているか

外国株式をジュニアNISAで購入できるのはSBI証券のみです。他の主要ネット証券では、外国株式や外国ETFの購入ができません。当社がジュニアNISAを利用する人に行ったアンケートで「ジュニアNISAを始める際に証券会社を選んだポイント」の、1位は「取扱商品数の豊富さ」、2位は「投資できる外国株の豊富さ」でした。

2.取引手数料の安さ

ジュニアNISAで取引できる投資信託は、すべて取引手数料が無料です。一方で、国内株式の取引手数料は証券会社によって異なります。10万円の国内株式を購入した場合、楽天証券やマネックス証券では取引手数料が無料ですが、SBIネオトレード証券は88円の取引手数料が発生します。

3.IPOに対応しているか

ジュニアNISAは利益が非課税になるお得な制度ですが、裏を返すと、損したら非課税のメリットを受けられません。そのため、大きな利益を得やすいIPO投資は、ジュニアNISAと相性がいいです。

主要ネット証券では、楽天証券がジュニアNISAでのIPO投資に対応していません。

4.単元未満株の取り扱いがあるか

通常、国内株式は100株などの単元で購入します。ジュニアNISAは年間非課税枠が80万円のため、1株5,000円の企業の株を100株購入すると50万円の非課税枠を使ってしまい、残りの非課税枠は30万円のみになります。

一方で、単元未満株(1株)からの購入ができれば、1つの企業の株を少額で購入できるため、様々な企業の株式に投資可能です。

ジュニアNISAに関するアンケート結果

Q1. ジュニアNISAを使用している証券会社は?

ジュニアNISA、証券会社
実査機関:クロス・マーケティング
ジュニアNISAを利用している証券会社
回答数
SBI証券 13 59.09%
楽天証券 6 27.27%
大和証券 2 9.09%
その他 1 4.55%

Q2. ジュニアNISAの証券会社を選んだ理由は?

ジュニアNISA、証券会社
実査機関:クロス・マーケティング
ジュニアNISAの証券会社を選んだ理由(複数回答)
回答数
取扱商品数の豊富さ 12 18.46%
投資できる外国株の豊富さ 10 15.38%
買付手数料の安さ 9 13.85%
取り扱う投資信託の多さ 8 12.31%
投資できる米国株の数の多さ 7 10.77%
IPO対応している 7 10.77%
口座開設キャンペーン 6 9.23%
単元未満株の取り扱いがあるか 5 7.69%
その他 1 1.54%

Q3. ジュニアNISAの各証券会社の満足度は?

ジュニアNISA、証券会社
実査機関:クロス・マーケティング
NISAの各社満足度(5段階評価)
満足度
SBI証券 4.15
楽天証券 4.17
大和証券 5.00
その他 3.00

ジュニアNISAに関するよくある質問

ジュニアNISAでおすすめの配当金受け取り方法は?

ジュニアNISA口座で買い付けた上場株式の配当金や、上場株式投資信託(ETF)および不動産投資信託(REIT)の分配金は、「証券会社で受け取る方式(株式数比例配分方式)」を選択することで非課税の適用を受けることができるのでおすすめです。株式投資信託からの普通分配金は、受け取り方法を問わず非課税のため、手続きは不要です。

積立NISAは子供名義で始められる?

つみたてNISAは子供名義では始められません。NISA口座を子ども(未成年者)の名義で始められるのはジュニアNISAだけです。実際に資金を拠出し運用管理するのは親あるいは祖父母などになりますが、入金する資金は口座名義人本人(つまり子ども)のものである必要がある点に注意してください。

子供のために積み立てるならどんな投資信託がおすすめ?

つみたてNISAやiDeCoの対象商品にもなっているような、長期の積立および分散投資を前提とした投資信託商品がおすすめです。資産運用の経験が少ない人は、「信託報酬」と呼ばれる投資信託の運用や管理にかかる費用が安いインデックスファンドを選ぶといいでしょう。ジュニアNISAは、子ども名義の資産を育てているという視点が大事であり、リスクの高い商品はあまり推奨しません。

2023年にジュニアNISAが廃止されるまで、どうするのがおすすめ?

ジュニアNISAの口座開設および商品の新規購入は2023年までしかできませんが、2024年以降に当初の非課税期間(5年)を迎えても、18歳まで引き続き、非課税で保有できます。また、本来は、18歳になるまでは原則資産を引き出せませんが、2024年以降は、いつでも資産を引き出せます。ジュニアNISA口座の廃止に伴うこれらの措置を活かして、2023年に、買い付け可能額の上限である80万円を、長期的に値上がりが期待される銘柄や、配当利回りの高い銘柄、株主優待が手厚い銘柄などに投資をすることは、1つの有力な選択肢かもしれません。

ジュニアNISAを始めるには子供名義の銀行口座が必要?

ジュニアNISA口座で投資を行う資金は、口座名義人本人(つまり子ども名義)の銀行口座が必要です。例えば、資金源が祖父母の場合、毎年80万円の資金を子どもに予め贈与(暦年贈与)しておくことで、子ども名義の銀行口座から引き落とすことができます。ジュニアNISAの非課税投資枠は年間80万円であるのに対して、年間110万円までの贈与には贈与税がかからないため税金の面は心配ありません。なお、贈与の際には、贈与契約書の作成および、贈与を行ったことが分かる記録を残しておく必要があります。

苛原寛
苛原 寛
著者

慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、フリーランスとして保険や投資、税金などのお金に関する記事の執筆や個別相談・ライフプランニングの作成・実行支援を行っている。

その他の執筆記事・プロフィール一覧へ
神中智博
神中 智博
著者

関西学院大学で会計修士(専門職)を取得後、2016年から2019年までNTT西日本グループの財務部門で決算や内部統制、DXに従事。マレーシアでの留学経験を経て、2022年10月FP事務所ライフホーカーを開業し、現在に至る。NISAや確定拠出年金(企業型・個人型)を活用した資産形成を中心にコンサルティング、記事執筆、講演等を展開中。
保有資格に、1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ジェネラルCFO(日本CFO協会認定)など多数。その他の執筆記事・プロフィール一覧へ

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