(本記事は、西田 悠二の著書『「億」稼ぐ人の深層思考法』秀和システム2019年9月18日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

4種類の感情コントロールで人生が上手くいく

マインドフルネス,方法,効果
(画像=Evgeny Atamanenko/Shutterstock.com)

前提として、お金を稼いだり、あるいは人生をコントロールしたりするためには、「感情」について理解することが大切です。テクニックやノウハウも大事ですが、まず何よりも「感情」が重要だということを認識するようにしてください。

あらゆるジャンルの成功法則系の書籍には、必ずと言っていいほど「ワクワクすること」の重要性にふれています。そしてこのワクワクとは、その人の「本能から喜んでしまうような感情」のことを指します。

たとえば野球が好きな人は、野球をプレイしているときはもちろん、野球の話題について話しているときもワクワクすることでしょうし、それが子どもであれば、自分が将来、プロ野球選手になったところをイメージしてワクワクするはずです。

あるいは旅行が好きな人の場合なら、旅行先での出会いや発見がワクワクにつながるかもしれませんし、次の旅行について計画しているときや、旅行先のガイドブックを眺めているときもワクワクしているでしょう。

なかには、自分が携わっている仕事が好きな人もいます。そのような人は、仕事のことを考えるとワクワクします。仕事をしている最中もワクワクが止まらず、夢中になって何時間でも仕事をします。疲れも忘れて、没頭してしまうこともあるでしょう。

このように、人によってワクワクの源はさまざまです。いずれにしても、このワクワクの感情をコントロールすることは、成功するために欠かせません

なぜワクワクをベースにした感情が成功に欠かせないのか。そこには「脳波」が関係しています。私たちが抱く感情は、周波数で表される脳波、つまり波動として外部に発せられています

この波動は、「㎐(ヘルツ)」という単位で強弱が表現されています。また、強弱だけでなく、感情の状態(精神状態)によって波形も異なっており、分類としては「デルタ波」「シータ波」「アルファ波」「ベータ波」などがよく知られています。

「感情」を大きく分類すると、「うれしい」「幸福」「喜び」「満足」などの”快”と、「警戒」「恐れ」「怒り」「悩み」などの、”不快”があり、さらにそれらは”覚醒”状態なのか”眠気”の状態なのかによって分類されます。

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(画像=「億」稼ぐ人の深層思考法)
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(画像=「億」稼ぐ人の深層思考法)

人の抱く感情は、脳波に影響しています。「どのような感情を抱いているのか」によって、発している脳の波形が変わるということです。そして、発する脳波が、他人に影響したり、物事を引き寄せたりしています

たとえば、怒っている人が近くにいると、こちらまでイライラしてきます。それは、怒っている人が発している脳波が、他人の脳波に干渉しているためです。また、寝ている人がそばにいると、こちらまで眠くなってくることもその一例です。

このように感情と脳波、あるいは感情と出来事というのは、密接に関連しています

端的に表現すると、ポジティブな感情の人にはポジティブな反応や出来事が、ネガティブな感情の人にはネガティブな反応や出来事が引き寄せられるようになるのです。

「億」稼ぐ人の深層思考法
西田 悠二(にしだ・ゆうじ)
1985年生まれ。立命館大学情報理工学部卒業。オムロン株式会社(法人営業)を経て、数多くの企業で高い営業実績を重ね、現在は営業支援と金融・投資の専門会社ペリポプランニング代表取締役。1000冊超の『成功法則』関連書を読み解き、脳科学などに基づく人生コントロール法を体系化し、経営や仕事で実践しながらその普及活動にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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