(本記事は、横山 光昭の著書『キャッシュレス貧乏にならないお金の整理術』クロスメディア・パブリッシングの中から一部を抜粋・編集しています)

お金が貯まる人がやっている財布の整理術

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(画像=PIXTA)

財布を新調して整理したとしても、片づいた状態が長続きするかは別の問題です。

本人の意識が財布やお金に向いていないと、時間がたつにつれて“小さいブタ財布”になってしまう可能性は否めません。

その点、お金が貯まる人はこんな片づけ方を習慣化して、財布をすっきりした状態に保っています。

・1日の終わりに財布の片づけタイムをつくる
・お札は金額順に上下、裏表を揃えて並べる。すると、財布にいくら入っているかがひと目でわかる
・財布に入り切らない小銭は貯金箱へ

・片付けタイムに、レシートを取り出す
・取り出したレシートは写真に撮って、ゴミ箱へ
・3か月に1回、クレジットカード、ポイントカードの必要/不必要をチェックする
・3か月の間に1度も使わなかったカード類は、財布から“退場”させる

普段から財布を整理しておくと、自分のお金の使い方のリズムを把握することができます。なぜなら、財布は「日々出ていくお金を管理する場所」だからです。

ここがうまく管理できないと、お金はどんどん出ていき、なかなか貯まりません。

1日の終わりにお札や小銭を整理し、レシートを取り出しながら、生活のためにどのくらいのお金が財布から出ていっているかを再認識しましょう。

急な出費に備えるために“非常用財布”を用意しよう

財布の秘密,藤川太

また、日々の生活では突発的に出費が発生することがあります。

子どもが急に、学校で集金があると言ってきたり、ペットの具合が悪くなり、治療費がかかるとか、家族が代引きで注文した品物が急に届いた......等々。

そのとき、小さな財布に入れている現金では対応できないこともあるでしょう。

そこで、私は万が一に備える「非常用財布」(サブ財布)を家庭に常備することも勧めています。横山家では使っていなかった大きめの財布に家計の予備費(数万円)を入れ、リビングの引き出しに入れてあります。

予備費の額は、あなたの家庭で予想できる突発的な出費額に合わせて調整しましょう。万が一に備えた非常用財布があることで、日常的に使う小さな財布に余計なお金を入れずに済むようになります。

「小さな財布」と「非常用財布」。この財布管理術は、1人暮らしでも、ご夫婦、ご家族でもやり方は変わりません。財布に役割を持たせることで、お金の流れが整います。

ぜひ、あなたも今夜から財布の片づけを始めてみてください。

1日の終わりに、財布を整理する習慣を ! お金の流れが整います

キャッシュレス貧乏にならないお金の整理術
横山 光昭(よこやま・みつあき)

株式会社マイエフピー代表、家計再生コンサルタント。
お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の問題の抜本的解決、確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。
これまでの相談件数は2万3000件を突破。各種メディアへの執筆講演も多数。
著書は60万部突破の『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は120冊、累計330万部となる。
個人のお金の悩みを解決したいと奔走するファイナンシャルプランナー。

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