コロナ以降先行きの見えない世相を反映してか、低リスク資産としての債券が富裕層からの注目を集めている。一般的に「安全資産」の1種とみなされることも多く、株式のように大きな値動きがないとされる債券だが、昨今トラブルの多い「仕組債」と呼ばれる商品をはじめ、イメージに反して大きなリスクをはらむ商品も少なくない。また、もし株式投資のリスクヘッジ先として債券を検討しているなら、債券価格が株価と逆相関する仕組みや、企業の資金調達手段としての債券と株式の違いなどを知っておくべきだろう。本稿ではZUU onlineアーカイブの中から、債券投資に必要な知識が得られる記事をまとめた。

債券の基礎を学び直す5選

【保存版】インフレから資産を守る。債券投資の基本を学ぶ記事21選
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債券を買うと定期的にお金が受け取れて、5年後や10年後に元本が帰ってくる、という程度のことについては、すでにご存知の方も多いだろう。しかし、似た仕組みを持つ株式とはどう違うのか、と聞かれると、すぐに答えられない人も多いのが現状だ。以下のページで債券に関する基礎的な知識をおさらいしておくことは、投資経験のある人にとっても無駄にはならないだろう。

知らないと損 株よりリスクの低い債券の仕組み

債券と利回りの基本 利率と利回りの違いや計算方法を解説

金利上昇が債券に与える影響とは? 株式とは異なる債券価格の仕組みを解説

債券に投資をするなら知っておきたい経過利子。仕組みや計算方法を徹底解説

海外プライベートバンクの十八番は個別債券投資 担当者を見極める3つのポイントとは

柔軟な投資のために。仕組債/特殊な債券について学ぶ5選

日常会話では、単に債券と言ったときはほとんどが個人向けの日本国債を指すが、実際は発行体が企業や外国政府であるものなど多くの種類が存在する。また債券に特殊な仕組みを取り入れてリスク・リターンを調整した「仕組債」と呼ばれる商品もあり、その仕様を理解するためには「デリバティブ」と呼ばれる高度な金融商品への理解が必要だ。以下のページで債券のバリエーションについて学んでおけば、証券会社でニーズに合わない商品を買わされるようなトラブルを回避できるだろう。

【入門編】仕組債とは? 特徴と関連用語を詳しく解説

劣後債とは? 普通社債との違いやメリット・デメリットを徹底解説

外債(外国債券)とは? メリット/デメリットと併せて、代表的な商品を3つ紹介

ハイイールド債とは? どのような投資方法がある? 投資方法別の特徴とリスクも解説

富裕層が今こぞって投資する「CoCo債」の魅力 ※会員限定

必ずしも安全ではない。債券のリスクについて知る3選

先に挙げた仕組債については、トラブルの多い商品だとしてメディアで言及されることも多いため、もとより警戒していた読者の方もいることだろう。しかし、仕組債に限らず債券にはそもそもリスクがあることを忘れてはいけない。発行体の破綻はまず考えられない、とされている日本国債でさえ、リスクを把握せずに取引すれば思わぬ損に見舞われることがあるのだ。取引にあたっては、以下の記事を参考に、リスクについても十分検討しておくべきだ。

債券のリスクとは? 一般的な債券から外国債券、仕組債まで徹底解説

販売停止が相次ぐ仕組債、何が問題なのか?

投資家として知っておきたい「安全資産」とは。種類と特徴、リスクが小さいその理由を解説

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メリットを活かし、リスクを回避する。債券とポートフォリオについて学ぶ3選

「卵を1つのカゴに盛るな」という格言があるように、資産を債券にだけつぎ込むのは賢明な投資とはいえない。債券のリスクをヘッジするために有効な商品は何か、そもそも資産全体における金融商品のバランスをどのように設定すべきかなど、投資における債券の役割について以下の記事で確認しよう。

超富裕層のポートフォリオ構築例おすすめ3選 バランス型ファンド/個別債券/マンデート

手堅い資産運用を目指す人におすすめ! 金融商品、仕組み、相談先はこれが基本

5,000万円を運用するなら何に投資する? 年齢に応じたおすすめ資産配分も紹介

債券投資の相談先について知る5選

郵便局などでも購入できる個人向け国債と違い、外貨建て社債など一部の債券は、購入先や購入機会が大きく限られる。そうした人気のある債券の紹介を受けるため、また各債権のリスクを適切に評価するためにも、債券投資にあたっては資産アドバイザーに相談を行うべきだろう。IFAと呼ばれる独立系の事業者を中心に、債券投資の相談先に関する情報をまとめた。

資産運用アドバイザーを探す10のコツ。信頼できるプロを見つけるためには?

海外プライベートバンクの十八番は個別債券投資 担当者を見極める3つのポイントとは

IFAとは? 相談するメリットとデメリット、信頼できるIFA選びのポイントを解説

情報過多な時代に個人投資家から求められるIFAの役割とは? ―― ZUU Wealth Management(前編)

現役IFAが教えるIFA選びのポイントは「当事者経験の有無」―― ZUU Wealth Management(後編)

債券の特徴を生かした資産運用を

債券は一般に低リスクとされ、とくに個人向け国債などは定期預金の延長のようなかたちで利用されることも多いが、インフレや地政学リスクから資産を守るために債券を活用したいなら、基礎的な知識はぜひとも身に着けておくべきだ。昨今富裕層から注目を集める外国債券や、適切に利用しなければ思わぬ損失を被りかねない仕組債などについても知ることで、より柔軟かつ目的に合った資産運用を行えるだろう。

なおZUU onlineでは、資産運用/資産管理に不安を抱える投資家に向けて、無料で資産アドバイザーを紹介するサービスを提供している。もちろん債券投資に関する相談も受け付けているので、一度問い合わせてみてはいかがだろうか。

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