昨今の急激な物価高で、資産運用の必要性を痛感した方も多いことだろう。デフレの続いていたこれまでは、資産を預貯金として持っている限り少なくとも損はしなかったが、市況が長期的なインフレ傾向に転じるなら預貯金の価値は相対的に下がり続けることになる。とはいえ今から資産運用を始めようとしても、専門家が難解なグラフとにらめっこするような「投資」のイメージに気圧されて、なかなか一歩を踏み出せない、という読者もいるかもしれない。本稿では、ZUU onlineのアーカイブの中から、資産運用について基礎から学べる記事を紹介する。
投資信託について学ぶ5選
「信じて託す」という文字が示す通り、預けた資産を専門の会社が運用する投資商品が投資信託だ。適切な商品を選べば、世界経済の成長に追いつくように資産を増やして「インフレから資産を守る」ことも可能だが、証券会社が勧めてくるものの中には、そういった需要には到底適さないハイリスクなファンドもしばしば見受けられる。投資信託の基礎について学んでおけば、そういった不幸な取引を避け、自分に合ったペースで資産を増やせる投信に出会える確率が高まる。
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株式について学ぶ5選
運用経験のない人が漠然と投資についてイメージする際、まず念頭に置いているのが株式投資ではないだろうか。企業が発行する株式を購入することで、配当と呼ばれるお金を受け取ったり、値上がり時の売却で差益を得たりできることは誰しもご存知だろう。では、そもそも企業はなぜ株式を発行するのか、そしてなぜ株式は(無配当であっても)値上がりするのか? 以下に挙げる記事などで基礎を学んでおかなければ、いくら株を買ってみたところでただのギャンブルにしかならないだろう。
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「インフレに強い株」の特徴とは? 条件にあてはまる12銘柄と「インフレと株価」の関係を解説
インフレの株価への影響は? 良いインフレと悪いインフレ、注目したいバリュー株7選を解説
債券について学ぶ5選
ある程度資産のある投資家が、株式と同等かそれ以上に注目しているのが債券だ。読者の中にも、銀行や郵便局で「個人向け国債」について聞いたことがあるのではないだろうか。持っているだけで定期的に金利が受け取れて、満期には購入した分の金額が帰ってくる、と聞くと先に挙げた株式と同じように見えるが、発行される仕組みは大きく異なる。さらに株式とは逆の値動きをするという特徴さえあるため、債券について詳しく知ることは、株式投資のリスクを回避することにも繋がるのだ。
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保険/年金について学ぶ5選
資産運用を始めるなら、投資について知るだけでなく保険や年金の見直しが必要だ。保険は人生の何らかのリスクに備えて契約するものであり、契約時と現在で生活状況が変わっていれば、不要になる保険や新たに必要になる保険もあるはずだ。また年金についても、老後2,000万円問題が叫ばれる昨今、さまざまな制度を活用して少しでも経済的な不安を軽減しておくべきだろう。以下の記事から、保険や年金の基礎についておさらいしてほしい。
医療保険は「掛け捨て型」にすべき?人気の「貯蓄型」との違いとは
資産のバランスについて学ぶ3選
「卵を1つのカゴに盛るな」という格言があるように、資産を特定の商品にだけつぎ込んでいると、値下がりによって大きな不利益を被ることになる。そのため、ここまで紹介した商品については「どれを買えばいいか」と考えるのではなく「どのように組み合わせるか」を検討すべきなのだ。また場合によっては、ここまでの話と矛盾するようだが「一部を現金のまま持つ」ことさえ正解になりうる。安定した運用のために商品をどう組み合わせればいいか、以下の記事で確認しておこう。
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5,000万円を運用するなら何に投資する? 年齢に応じたおすすめ資産配分も紹介
資産運用における現金の比率はどうすべきか? 高すぎると思わぬ問題も
富裕層の資産運用について知る3選
一般的に、資産が増えれば増えるほど、その資産を守るための選択肢も増えていく。もしあなたに自分の老後だけでなく子や孫の自立までカバーできるほどの資産があるなら、それ相応の資産運用についても知見を深めておくべきだ。また、いわゆる富裕層に当てはまらない人にとっても、これまで長くお金を守り、増やしてきた富裕層の考え方を知れば、自分に合った範囲でそれを取り入れることができるだろう。
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[ZA]富裕層たちの資産相談(4)純資産2億円のパワーカップル 「収益不動産の現金購入」に意味はあるのか
資産運用の相談先について知る5選
ここまで紹介した通り、安定した投資を行うためには各商品の特性を詳しく知る必要があるうえ、何をどの程度買うべきかは、各人の経済状況や、思い描く投資のゴールによっても異なる。管理すべき資産が膨大である場合や、本業が忙しい場合などは、専門家にアドバイスを受けることも検討すべきだろう。ここでは、証券会社の方針に影響を受けない独立系の資産アドバイザーであるIFAを例にとり、その概要や選び方を紹介する。
資産運用アドバイザーを探す10のコツ。信頼できるプロを見つけるためには?
海外プライベートバンクの十八番は個別債券投資 担当者を見極める3つのポイントとは
IFAとは? 相談するメリットとデメリット、信頼できるIFA選びのポイントを解説
情報過多な時代に個人投資家から求められるIFAの役割とは? ―― ZUU Wealth Management(前編)
現役IFAが教えるIFA選びのポイントは「当事者経験の有無」―― ZUU Wealth Management(後編)
ゴールを見据えた資産運用を
投資が難しいのは、各商品について詳しく理解しておく必要があるばかりでなく、自分が目指すゴールに合わせて適切に方針を決定しなければならないためだ。本業に追われているときや、相続などで突如大きな資産を手にした場合などは、資産管理を通じて人生まで見直すなんて手に余る、と感じてしまう方も多いかもしれない。しかし、人生に余裕をもち、時間の自由が生じる老後に経済的な自由を得るためにも、「ゴールベース」でのプランニングや、基礎的な資産運用の知識は欠かせない。自分のペースで学び、時には専門家のサポートを受けながら、後悔のない資産運用に乗り出してほしい。
ZUU onlineでは、資産運用/資産管理に不安を抱える投資家に向けて、無料で資産アドバイザーを紹介するサービスを提供しているので、一度問い合わせてみてはいかがだろうか。
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