近年、米国・英国を中心に「ターゲットデートファンド」が注目されている。退職時というターゲットデートに向けて積極運用の割合を引き下げるため、退職時まで継続運用をするiDeCo(個人型確定拠出年金)などに適していると言われている。

ターゲットデートファンドの仕組みと特徴は

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(写真=PIXTA)

英語では「Target Date Fund」(TDF)と表記するこの商品は、バランスファンドの一種だ。別名「ターゲットイヤーファンド」・「ライフサイクルファンド」とも呼ばれている。いわゆる長期投資商品の一種で、退職年やその他のライフイベントなどあらかじめ目標のタイミングを設定した上で、その目標期日に向けて低リスクに資産形成する。

その名のとおり、ターゲットデート=「資金を必要とする時」を決め、そこまでに段階的にリスク資産を減らしていき、最終的にはリスク資産をゼロにする。

当初は、ターゲット時期まで時間がある。このため主に株式といったリスク・リターンが大きめの商品で投資する。その後、株式を減らして債券などのリスクの割合が小さい・より安全性の高い投資へと切り替えていくことになる。

日本ではまだまだ浸透しているとは言いがたいが、米国では高く支持されているようで、確定拠出型年金でターゲットデート型商品が提供されている場合、加入者のおよそ3分の2はターゲットデート型ファンドに投資を行っているそうだ。

ターゲット到達後に生じる注意点

日本の金融機関でも投資できる商品は意外とあり、たとえばDCニッセイターゲットデートファンド2055、フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド、アライアンス・バーンスタイン・財産設計、野村ターゲットデートファンド2016、三井住友・DCターゲットイヤーファンドといったものがある。iDeCoではSBI証券、楽天証券、りそな銀行などで採用されている。

ターゲットデート(イヤー)に達すると、完全な安全運用(主に定期預金)に切り替わるこの商品には、使い方によっては課題も生じる。たとえば定年退職をターゲットとした場合、その後も年金を受け取りながら運用を続けなければいけない。またターゲット到達後の運用では、定期預金での運用であっても信託報酬がとられてしまう。中には到達後も定期預金だけの運用ではなく、選べる商品もあるようなので、しっかりと商品選びをしたい。(ZUU online 編集部)

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