松井証券のiDeCoはここが違う！評判や他の証券会社との比較

iDeCoの金融機関選び、迷いますよね。1人1口座しか持てないので、よく考えて選びたいところです。選択肢の1つとして松井証券を検討している方に向けて、その特徴や投資先として選べる商品について解説します。

松井証券とは？どんな証券会社？

松井証券は、大手のインターネット専業証券会社です。インターネット専業の会社というと最新のイメージがあるかもしれませんが、松井証券の創業は1918年、創業から100年以上続く老舗証券会社です。

また、証券会社は一般的に銀行など他の金融関係企業のグループ会社であることが多いのですが、松井証券は系列会社を持たない独立した会社です。革新的なサービス展開や手数料の安さなどに定評があります。

松井証券のiDeCoサービスの概要と特徴

特徴1．手数料の安さ

松井証券では、運営管理手数料が誰でも無料です。運用の成果が同じなら手数料は少しでも安い方が手元に残るお金が多くなりますので、これは重要なポイントです。月数百円ほどの差でも、数十年と運用を続ければ10万円単位で変わってきます。

ちなみに、iDeCoでは運営管理手数料以外にもコストがかかります。加入時の初期費用：2,829円（税込）、毎月掛金を拠出しているときの費用：月額171円（税込）、老後に受け取るときの給付手数料：月額440円（税込）は、松井証券に限らずほかのどの金融機関でも共通してかかる費用です。

特徴2．取扱商品数

松井証券でiDeCoに取り組んだとき、かつては投資先として選べる銘柄の数が12本と、大手ネット証券の中では少なめ、よく言えば選びやすい数でした。

ただ、2020年10月18日から「12本→40本」に一気に拡大し、業界最多レベルの数になりました。

低コストで人気の高い「eMAXIS Slim」シリーズなどが追加され、多くの選択肢から選びたい方にとっては朗報でしょう。

特徴3．老舗の安心感

松井証券は「大切なお金を預けるのだから、実績や安心感も重要」と考える方からの支持が厚いです。インターネット専業の証券会社の中では特に50歳以上のユーザーも多く、シニア世代や次期シニア世代向けの情報発信も盛んです。

FPが選ぶ松井証券取り扱いiDeCo商品ベスト5＋α

松井証券のiDeCoで投資できる商品について確認しておきましょう。株式／債券、国内／海外、バランス型、元本保証型など各種投資商品が、低コストで済むものを中心にバランスよく選ばれています。その中でも、特に5本を選ぶなら以下のとおりです。

1．eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

2．eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）

3．One DC 国内株式インデックスファンド

4．三菱UFJ 国内債券インデックスファンド（確定拠出年金）

5．ひふみ年金

10月18日より増えた銘柄をチェック！

2020年10月18日以降に新たに投資できるようになった銘柄についても見てみましょう。以下のような近年人気の銘柄が選べるようになります。

・楽天・全米株式インデックス・ファンド (楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド (楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))

・eMAXIS Slim 米国株式(S＆P500)
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

また、新たにターゲットイヤー型と呼ばれるタイプも導入されました。特定の年に向けて中身のバランスが変わっていく商品です。年齢を重ねるごとに低リスク商品の比重が高くなります。

・三菱UFJターゲット・イヤー・ファンド（2030～2060年）
・セレブライフ・ストーリー（2025年～2055年）

タイプ別！松井証券で選ぶiDeCoの投資先の例

銘柄リストを見ても、どれがいいのかよくわからないという方もいるでしょう。iDeCoの投資先をどうするべきかは、その人のお金の価値観や家計の状況、運用できる年数や投資経験なども影響します。ここでは、例として3パターンご紹介します。

「お金はあまり増えなくていいから、減らしたくない……」なら

「国債中心の投資信託」と「元本保証の定期預金」の組み合わせなら、低リターンですが低リスクです。まだ運用するのは怖い、今まで増やしてきた分を受け取る時期が近い、といった方にも。

・三菱UFJ 国内債券インデックスファンド（確定拠出年金）
・みずほDC定期預金1年定期

「せっかくだから積極的にお金を増やしたい！」なら

債券よりも株式、国内よりも海外の方が一般的に高リスク高リターンの傾向があります。

・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド (楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド (楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
・ひふみ年金

「正直よくわからないからお任せしたい……」なら

バランス型は自分で組み合わせを考えなくても、単体でさまざまな国や資産への分散投資を実現できます。選ぶのが面倒、考える時間がない、初めての投資なのでまずは様子見したいといった方にも便利です。

・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

松井証券のiDeCoの評判

実際に松井証券の「iDeCo」を利用している方からの口コミを紹介します。口座開設をする際の参考にしてましょう。

【30代　男性】　ラインナップが豊富
運営管理手数料0円であることは嬉しいです。これであれば、投資さえしておけば後は何もしなくてもいいということになります。 そして資産分配をする際の、商品のラインナップが低コスト商品を中心に40種類もあることはありがたいです。他社はたいてい30種類くらいの印象なんで選択肢が多いことはメリットです。

【30代　男性】　松井証券のiDeCoで低コストのラインナップに満足
私が、松井証券のiDeCoで満足できた内容としましては、個人型拠出年金と言うことで、年金の少ない時代が到来する前に、確実に、今の内から年金を充実させなければならないと思っておりました際に、松井証券のiDeCoと出会うことができました。松井証券のiDeCoでは、運営管理手数料が０円で安心して利用できること。また、創業１００年の株等の運営実績がありましたので、そう言った面でも信頼できました。

【30代　女性】　初心者にも扱い安い商品
業界最安値の手数料なので月々の支払いを気にしなくてもいいので安心。コストを捻出するのが嫌だったので国内株式のインデックスを選びました。老後資金を長期で貯めたいという目的のため 口座管理費用が無料などコストの負荷がかからなく、バランスが良いので選んで良かったです。

松井証券と他のネット証券を比較

ネット証券は、基本的に店舗があるタイプの証券会社よりも家賃や人件費が抑えられる分、手数料が安めに設定されていることが多いです。iDeCoの金融機関を選ぶなら、松井証券のみならず他のネット証券の情報も確認しておきましょう。

松井証券のiDeCoは2020年10月からパワーアップ！有力な選択肢の1つに

松井証券のiDeCoは「老舗の安心感」と「インターネット専業ならではの手数料の安さ」の両方を求める方におすすめです。10月18日からは選べる商品数も大幅に拡充されましたので、できるだけ多くの選択肢から自分に合ったものを選びたいという方にも注目されそうです。

iDeCo口座は1人1つだけで、途中で変更するにはお金も手間もかかります。他の金融機関とも比較して、最初から納得のいく会社を選びたいですね。

文・馬場愛梨（ばばえりFP事務所　代表）
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強！銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。

fuelle

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