こんにちは。毎週木曜日に「富裕層のための保険講座」を連載しているNADです。
普段はFP法人を経営し、主に富裕層の方達向けのコンサルティングを行っています。

今回は、日本の年金制度の課題についてと、その課題に個人として対応するための、保険を活用した様々な個人年金制度のメリットや仕組み、そしてポイント等をお届けしたいと思います。

参考: 加入して満足していませんか?変額個人年金のリスク再検証!

【富裕層のための保険講座】

富裕層のための保険講座vol1『3大オーナーの生命保険と税金』
富裕層のための保険講座vol2『主な生命保険とその特徴』
富裕層のための保険講座vol3『法人における保険加入の方法とメリット』
富裕層のための保険講座vol4『事業と家族を守るために富裕層の加入すべき保険の考え方』
富裕層のための保険講座vol5『3大オーナーの一角、ドクター保険の世界』


◎国の年金制度の「今」


現在、日本の年金制度は大きな岐路に立たされています。それといいますのも、年金制度は世代間扶養というシステムをとっていますから少子高齢化が進んでいる現在においては今後も益々厳しくなっていくでしょう。政府が現在の年金制度を機能させようとすれば、年金受給年齢を遅らせるか、年金額を減らすか、年金保険料を引き上げるしかありません。
まず、今後、国民にとって厳しいものになっていくだろうことは容易に想像できます。

では、1人1人の国民はどうすればよいのでしょうか。まず、自助努力により老後の資金を準備していかなければなりません。
今や、国の年金制度か民間の年金商品かということではなく、「民間の年金商品をどのように選択するか?」ということの方が大きな課題なのではないかと思います。

いずれにしても自助努力でもって、この低金利時代の中、老後の生活資金を殖していく必要があるといえるでしょう。