保険は複雑で中身を理解することが難しいと感じる方も多いだろう。今回は、プロが選ぶ保険ランキングで上位になることが多いオリックス生命の新キュアについて、その特徴を詳しく解説する。

オリックス生命の医療保険は4種類

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(画像=PIXTA)

2019年現在、オリックス生命の医療保険には4つのラインナップがある。「医療保険 新キュア」「医療保険 新キュア・レディ」「医療保険 新キュア・サポート」「死亡保障付医療保険リリーフ・ダブル」だ。中でも、保険料が安く人気があるのが「医療保険 新キュア」である。

オリックス生命 新キュアの特徴4つ

まずは、他の医療保険と比較し、オリックス生命の医療保険 新キュアの強みと考えられる点を4つ紹介しよう。

七大生活習慣病に特に手厚い

一般的な病気やケガの支払い限度日数は1入院60日だが、新キュアは入院日数が長くなる七大生活習慣病への支払限度日数が1入院120日となっている。

七大生活習慣病は三大疾病のがん、心疾患、脳血管疾患に糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全を加えた7つの病気のことを指す。特に入院が長期化する三大疾病は支払い日数が無制限なのも嬉しい。

生活習慣病の平均在院日数は脳血管疾患が78.2日、高血圧性疾患が33.7日、糖尿病が33.3日のため、三大疾病の支払い日数無制限、七大生活習慣病も120日であることは手厚い保障と言える。

約1,000種類の手術を保障

新キュアは、支払い対象になる手術数も多い。他社の医療保険は適用対象外だが、新キュアなら保険金が下りる場合があるということだ。対象としては、公的医療保険制度の給付対象となる手術・放射線治療・骨髄移植、先進医療、骨髄幹細胞の採取術などがある。

入院中に受けた場合には主契約の入院給付金日額の20倍、外来で受けた場合には主契約の入院給付金日額の5倍の手術給付金を、それぞれ何度でも受けることが可能だ。 また、保険会社によっては支払い限度数が定められている場合もあるが、新キュアは何度でも給付が受けられ安心だ。

先進医療への保障も充実

先進医療は公的医療保険制度の対象にならないため、技術料は全額自己負担となってしまう。例えば、陽子線治療であれば、約271万円と高額になる。この自己負担分を補えるのがこの保障である。他の医療保険では基本特約で付与することが多いが、新キュアでは基本の契約についている。通算2,000万円までではあるが大事な保障内容だ。

新キュアであれば、さらに交通費、宿泊費の支払いもしてくれるのも注目すべきポイントである。実は先進医療ができる施設は身近にない場合が多く、例えば、治療内容によっては鹿児島にある施設に行く必要がある。このような場合でも、交通費等を手術費の10%相当額(50万円を限度)として支給される。他の医療保険では付与されていない場合があるため、加入する際のポイントにするべきだ。

もし現在加入している保険があるなら、この特約がついているかどうかも確認してみよう。

お手頃な保険料で病気・ケガによる入院・手術を一生涯保障

新キュアは解約返戻金がない分、割安な値段で加入することができる。また更新がないため、保険料は加入時から上がらない。保険を比較する場合に、毎月の保険料はなるべく安く済ませたいと考えるのは普通だろう。その点、新キュアは保障の割に保険料が割安と言われており、保障も一生涯付いているのも素晴らしい。

新キュアの基本保障内容

新キュアに加入すると、万が一のときの給付金はいくらもらえるのだろうか。まずは基本プランについて確認しよう。新キュアには、日額1万円コースと日額5,000円コースがあり、ここでは、加入率の高い5,000円コースで説明する。1万円コースは単純に2倍にして計算してほしい。

疾病入院給付金・災害入院給付金

病気・ケガでの入院は、1日につき5,000円の給付金が受け取れる。日帰り入院から保障対象となる。昔は入院5日目から給付のものが多かったが、日帰り入院から保障があることはメリットだ。ただ、日帰り入院であっても5日分を支払うという保険(アフラック等)もあるため、この点において新キュアは劣っていると言える。

三大疾病は無制限、七大生活習慣病は1入院120日まで、それ以外は1入院60日までの保障となる。

手術給付金

所定の手術を受けたとき、入院中の場合は1回につき10万円、外来の場合でも2万5,000円が保障される。

保障金額自体は他の保険と比べて遜色ないが、特徴にも記載したように何度でも適用される点、約1,000種類の手術に適用される点がポイントになる。

先進医療給付金・先進医療一時金

こちらも上述したように2,000万円の保障は一般的な内容だが、特約ではなく主契約に組み込まれている点、交通費や宿泊費に充当できる一時金が給付される点が他の保険に比べて優れていると言えるだろう。

新キュアの選べる特約

特約は基本プランに上乗せして付与することができる。付与するごとに保険料は上がっていくため、どれだけ付けるかはよく検討する必要がある。

重度三疾病一時金特約

支給条件は次の通りである。

がん一時金
初回:初めてがんと診断確定されたとき
2回目以降:がんの治療を目的として入院を開始したとき
支払回数無制限(ただし、1年に1回を限度)

急性心筋梗塞一時金
急性心筋梗塞の治療を目的として入院を開始したとき
支払回数無制限(ただし、1年に1回を限度)

脳卒中一時金
脳卒中の治療を目的として入院を開始したとき
支払回数無制限(ただし、1年に1回を限度)

重度三疾病一時金特約は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中になった場合に一時金として払われる保障だ。支払い限度は無制限だが、一年に一回が限度となる点に注意が必要である。がんに関しては二回目以降の場合、入院の開始が条件となる。また、がん以外は一回目から入院を開始した時が条件となっている。保障額は1万円コースで100万円(200万に変更可能)、5,000円コースで50万円(100万円に変更可能)だ。

がん一時金特約

上記の重度三疾病一時金特約のがんだけを取り出したものである。脳卒中等が必要でない場合はこちらでことが足りるだろう。保障額は1万円コースで100万円(200万に変更可能)、5,000円コースで50万円(100万円に変更可能)となっている。支給の条件は重度三疾病一時金特約のがん一時金と同様で、さらに、がんの治療のための通院でも給付金が受けられる。

がん通院特約

がんの治療を目的として以下の通院をしたときに支払われる特約である。最近は通院治療が増えているため、こちらの特約を付与する方が増えてきているようだ。保障額は1万円コースで1日1万円、5,000円コースで1日5,000円となっている。

ただし、がん通院特約は単独で付与することができず、がん一時金特約か重度三疾病一時金特約とセットで申し込まなければならない。

支給の条件は次の通りである。

がんにより入院給付金の支払事由に該当する入院をし、その退院後の1年(通院治療期間)以内の通院…A
約款所定の手術、放射線照射、温熱療法、抗がん剤治療(腫瘍用薬のみとし、経口投与を除く)のための通院…B

Aの場合は通院治療期間あたり60日を限度
Bの場合は支払日数無制限

通院治療支援特約(退院時一時金給付型)

主契約の疾病入院給付金または災害入院給付金が支払われる入院後に、生存して退院したときに給付金が支払われるものである。1万円コース、5,000円コースの両方ともが1回3万円(10万円まで変更可能)を通算50回を限度に給付を受けられる。

ただし、退院日翌日から180日以内に入院をした場合は1回とカウントされる点に注意が必要だ。

入院一時金特約

主契約の疾病入院給付金または災害入院給付金が支払われる入院をしたとき1万円コース、5,000円コースの両方ともが1回3万円(10万円まで変更可能)を通算50回を限度に給付を受けられる。

ただし、退院日翌日から180日以内に入院をした場合は1回とカウントされる点に注意が必要だ。

オリックス生命の医療保険にお得に加入するには

年払いでお得に

保険の払い方には大きく3つある。「年払い」、「半年払い」、「月払い」の3つである まとめて払うと割引が適用されるため、年払いにする方が少し得になる。新キュアであれば、度の払い方も選択可能だ。まとめて払う余裕がある方には「年払い」をおすすめする。

クレジットカード払いでお得に

保険の払込方法は大きく2つある。口座振替とクレジットカード払いである。最近は基本的にどの保険会社もクレジットカード払いができるようになっているが、可能であればポイントがつくクレジットカードにすべきだ。

ただ、注意する点があり、クレジットカードが更新になった場合や、結婚をしてカードの名義を変えた場合など、保険会社に登録しているカードも更新する必要がある。これを失念すると、保険料の払い込みができていないことになり、強制解約になる場合があるので気をつけよう。

60歳払済にしてお得に

新キュアの場合、保険料をいつまで払うかについても選択することができる。契約年齢が55歳までなら60歳払済を、60歳までなら65歳払済を、80歳までなら終身払を選択可能だ。

要するに、0歳〜55歳の方は60歳払済、65歳払済、終身払のどれでも選ぶことができる。早く払い終える方が保険料の総額は安く済むので、余裕のある人は60歳払済にすると得する可能性が高い。

一方で、早く払い終えるプランにすると月の負担額は大きくなるため、今現在の出費を抑えたい方は終身払を選ぶべきだ。実際、新キュアの契約の中で最も選ばれているのは終身払になっている。

保険料を安く抑えたい人におすすめできる医療保険

新キュアは七大生活習慣病への保障が手厚い保険だ。また先進医療に関しても主契約についているため、お得に感じるだろう。しかも手厚い一方で保険料は安く抑えられており、少しでも保険料を下げたいと考えている方にとっては魅力的に映るはずだ。

一方で入院の短期化等も進んでおりそこまで支払限度日数を長くする必要もなくなってはきている。日帰りでも5日分の給付が受けられる保険もあるため、そちらとも比較をし、加入を検討してはいかがだろうか。