読者のみなさんは、保険金や給付金を受け取った経験はありますか？ もちろん、そのような事態が起こらないに越したことはありません。ただ、巷では生命保険の選び方や契約する上での注意点といった「入口」の情報は豊富なのですが、保険金・給付金の請求など「出口」に関する情報は意外と少ないように見受けられます。
そもそも保険というものは「もしもの時」に保険金や給付金を受け取って初めて役に立つ商品です。「入口」はもちろんのこと、「出口」についてもしっかりと理解しておきたいものです。
今回は生命保険の「出口」について解説したいと思います。
医療保険の給付金はいつ振り込まれるの？
(画像=vladwel / shutterstock, ZUU online)
医療保険に加入している人が入院した場合、入院日数や手術等に応じて給付金が支払われます。では、保険会社に給付金を請求するには、どういう手続きが必要なのでしょうか？
通常、保険の証券番号が分かる書類を準備して、保険会社や担当者に電話等で連絡をします。そして給付金の請求書を郵送してもらいます。届いた請求の書類に必要事項を記入し、病院の診断書等の所定の書類を同封して返送します。書類の返送後に審査がありますが、問題がなければ5営業日後くらいに給付金が入金されます。
上記の場合、書類が郵送になるので到着にはどうしても時間がかかります。書類の郵送に要する往復時間に前述の審査から入金までの日数（5営業日）を加味すると、およそ10日から2週間は見ておく必要があるでしょう。添付した書類等に不備があった場合は、さらに時間がかかる可能性が高くなります。
