生命保険「三大疾病特約」の落とし穴 脳卒中と脳血管疾患の「違い」分かりますか?
(画像=ZUU online)

がんを公表する芸能人が相次いでいます。堀ちえみさんは自身のブログで舌がんであることを告白したほか、梅宮辰夫さんは今年1月に尿管がんの手術を受けていたことを公表しました。また、野口五郎さんは食道がん、八千草薫さんは今年に入って肝臓付近にがんが発見されたことを明らかにしています。その影響でしょうか。私のFP事務所にも「もしも」に備えた保険の相談が増えています。

ちなみに、厚生労働省の『人口動態統計(2017)』によると日本人の死亡原因の1位は悪性新生物(がん)で 27.9%、2位は心疾患で15.3%、3位は脳血管疾患8.2%と続きます。この3つの病気がいわゆる「三大疾病」と呼ばれ、日本人の死亡原因の過半数を占めているのです。

三大疾病への備えとしては「三大疾病保険」をイメージする人も多いかもしれませんね。生命保険各社では医療保険や死亡保険に付ける「特定疾病保障特約」「三大疾病特約」等のほか、単独の保険商品も販売しています。しかし、中にはすべての心疾患や脳血管疾患に対応していない保険(特約)もあり注意が必要です。

今回は三大疾病への備えと注意すべき「落とし穴」についてお届けしましょう。